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≪人妻ユイの不倫文化論≫不倫あるある「終わりにしよう」が言えない

  • 2016年02月10日  仮屋園 ユイ   



    2月は去る…とも言われるこの時期、わたしは今日も不倫にふけっております。忙しくてもライフワークの一環として不倫を止められないのです。最早、病気でしょ!と突っ込まれてしまいそうですね。さて、そんな不倫によくあるのが、終わりにするタイミングを逃して泥沼化してしまうこと。「終わりにしよう」が言えないというのが不倫あるあるなんです。なぜ終わりにしようと言えないのか、お話ししていきます。

     

    【そもそも、終わりがないのが不倫という関係】

    通常のお付き合いならば、好きになって付き合って、人生を共にしていきたいと思ったら結婚…という流れになりますよね。でも、不倫ってどちらか若しくはどっちもが結婚というゴールにたどり着いている状態から始まった恋なんです。あったらいいな、な恋で別に無くても生きていける恋であると言えます。本妻よりも愛人が好き…なんて男性の話もたまに聞きますが、それは愛人である女性のことを「アクセサリー」感覚で身に付けているからでしょう。

    高価なアクセサリーであればあるほど、手放すタイミングや付けるのをやめるタイミングを掴めなくなったりしませんか?年齢的に合わなくなってきても、デザインが好みから外れてしまっても、ブランド物だから…と処分するのをためらってしまうことがあるでしょう。不倫という関係って、そんな感じなんです。高いリスクを冒して投資してまで得ている関係です。手放すタイミングを掴むのがとっても難しい。わたし自身、いつこの人と切ろうか…と迷う場面に出くわしたことがたくさんあります。重く感じ始めたとき、もっと好みの男性と出会ったとき、終わりを切り出すチャンスは多々ありますが、それを切り出すのって勇気が要るんですよね。

     

    【悪い部分を知って、また魅力が増えてしまう】

    恋人同士って、相手の悪い部分が見えると引いてしまったりしませんか?あんなに素敵に見えていた男性の体臭がものすごかった…とか、綺麗な女性なのに部屋が汚かった…とか。相手の良くない部分が見えて、ドン引きしてしまった!という経験をしたことがあるという方、結構いると思います。でも、これが不倫関係で起こるとなぜか「もっと好きになる」んです。なぜかというと、「人間味を感じるから」。取り繕った関係であれば、不倫って無理です。倫理に反した行為だから…とか、やってはいけないことだから出来ない…と正論のみで生きられる人同士であれば不倫なんてそもそもしません。では、なぜ不倫をするのか。良い部分も悪い部分も受け入れた上で、自分の汚い部分も晒すことができ、相手の人間らしさを感じられるからです。パートナーが居ながら違う誰かに癒しや愛を求めることがどれほど愚かしいことでしょうか。でも、人間の欲をむき出しにしてお付き合いを始めるのが不倫。相手の悪い部分を知ったところで、別れのキッカケにならないんです。人間らしさをより知ることになり、むしろ愛着がわいてしまうことでしょう。

     

    【自分の弱さを出せる相手がいると、心地よいんです】

    わたしは、パートナーには強がってばかりだけど、不倫相手には甘えたくなる…というタイプです。パートナーには、いつしか「強くてしっかり者で働き者。子供たちの母親」というイメージが刷り込まれてしまいました。本当は「甘えん坊で弱音を吐き、毎日試行錯誤しながら生きている女性」であることを気付いてもらえなくなってしまったのです。自分の弱みを出せる相手がいるというのは、とても心地の良いことです。本当の自分で居られる相手をパートナー以外で見つけてしまうと、その心地よさが病みつきになります。

    一度、そういう心の支えを持ってしまうと、それ無しで生きるのを辛く感じてしまうんです。浮気症の人が、彼氏彼女がいるのに他の異性に手を出すのと同じ感覚でしょうか。「予備」が欲しくなっちゃうんですよね。パートナーはいなくならないだろう…と思いつつ、他の人にも手を出し、みんなの時間と心を少しずつ自分に提供してもらう。大人数の心で生き続けることによって、安心感を得る。この安らぎは他のなににも変えられないので、結局不倫から抜け出すキッカケそのものを掴むことさえままならなくなってしまうんです。

     

    【関係を絶つ時期を間違えると、とんでもないことに…】

    でも正直言うと、関係を絶つ時期を読み間違ってしまうととっても悲惨なことが起こります。パートナーにバレてしまい、密かな純愛だったものが安っぽい色恋に変わってしまうのが一番悲しいこと。不倫相手が他の人に心惹かれていって、自分から段々と自然に離れていくのを感じながら過ごす…とても惨めでやるせない気持ちになります。どんなに愛着が湧いても、好きだと感じても、離婚しない限りは一緒に慣れない関係だということを常日頃から頭に置くことが肝心。自分自身を客観的に見れる人間でないと、器用に不倫を続けるのは難しいですし、終わりにしようを適切なタイミングで言えなくなってしまうでしょう。よくある「別れられない2人」になってしまうのです。