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≪人妻ユイの不倫文化論≫不倫なのに“超束縛”な男性との付き合い

  • 2016年04月27日  仮屋園 ユイ   



    既婚者にとっての不倫とは、今ある生活を壊さない程度に足りないものを埋めるような関わり合いのツールです。でも、最近出会った男性の中に、不倫関係なのに超束縛をしてくる人がいたんです。久々に、独身時代に付き合っていたころのモヤモヤ感を味わうことになりました。今回は、そんな不倫関係なのに束縛の激しい男性についてお話をしていきたいと思います。

     

    【不倫だって恋愛!本気で…という姿勢の男性】

    恋愛をしているとき、自分を知ってもらいたくて一生懸命に話をしたり、自分の自由な時間を削ってまでも相手との時間を作ったりとしますよね。不倫も確かに恋愛の一つのカタチかもしれません。彼との出会いは、友達と宅飲みしていた夜。友達の友達、というよく聞くパターンです。既婚者だということは友達から聞いていました。けれど、そこの家庭はお子さんがまだいないとかでそれぞれに自由に夜は飲み歩いたり友達と会ったり遊んだり…としているかなり自由な夫婦だということはその夜初めて知りました。夫婦にもいろいろなカタチがあるんだな…とそのときは思ったんです。

    そして、その夜友達が飲み過ぎて眠ってしまい、その彼が終電を逃していたことからわたしはサシで飲むことに。なんでこんなことに…と思っていましたが、彼と話してみると、とっても面白い。女心をわかっているような、そんな感じでつい連絡先を交換してしまったのです。

     

    【どこでなにしてるの?本命ばりの束縛具合】

    連絡先を交換してかたというものの、はじめのうちは“友達の友達”らしく当たり障りのない会話と、冗談とで楽しくLINEをしていました。3日に1度くらいの連絡が、段々とダラダラ毎日続くようになって、気付いたら恋人同士のような頻度でやり取りが日常化していました。その感覚がなんとなく独身の頃の恋愛のようで、くすぐったかったのを覚えています。

    お互いに既婚者、連絡を取るくらいならまだお咎めなしかもしれませんが、会ってなにかをしたらアウトなのはもちろんわかっているつもりでした。ただ、彼の場合は“連絡を取る”頻度と内容がかなり束縛気味だったのです。「今なにしてるの?」に始まって、返事が遅れたら「なにかあったの?誰といるの?」それでもLINEを返さずにいると電話がかかってくるのですわたしが用事のあるときは彼のアカウントをブロックしておかないと、スマホが着信画面で大変なことになるくらいだったんです。これって、本命相手くらいの束縛感だよなぁ…なんてしみじみ思いながら、これ本命にやっちゃうと重い男って絶対に嫌われるタイプだなぁと分析していました。

     

    【スマホチェックをされて、問い詰められて…】

    それでも彼との関係を切らなかったのは、なんとなく会話の波長が彼とは合うからでした。話をしていると楽しいし、趣味も好みも合いました。束縛過剰なところを除けば、不倫相手として申し分ないくらいの顔面スペックだし背も高い。お茶をするときだって“友達の友達”という根底があるせいか、友人に見られたとしても「友達とお茶してたの!」なんて堂々としていられました。

    そして彼とついに肉体関係をもってしまったのです。飲んだ夜にラブホに入り、ついつい彼の見たことのない姿を見てみたいという好奇心にわたしは負けてしまった。そして、激しく求められて果てて眠りについたとき、彼はわたしのスマホのチェックをしていたんです。途中で起こされて、「これは誰?」とLINEの履歴を一人ひとり聞いてくる。俺以外にもこういう相手いるの?と悲しそうな顔をして聞いてくる。愛おしいというよりも、恐怖さえ感じるようなまなざしでまっすぐにわたしを見て、着信履歴やLINEの友達などをチェックしていきました。

     

    【心地いい束縛と、苦しい束縛がある】

    お付き合いをしている彼に、束縛をされる…それはなんだか小気持ち良かったりしませんか?わたしは、少し束縛されるくらいがとても好きです。愛しているからこそ、自分だけを見ていてほしいという気持ちがまっすぐで、不器用で…そんな束縛が大好きです。でも、彼からの束縛はそれとは少し違いました。自分の枠に相手を押し込むような束縛。それはとても苦しく、気持ち良いとは到底思えないものでした。まっすぐに誰かを愛すること…既婚者はその相手がパートナーでなければなりません。彼はきっと、パートナーにその気持ちを注ぐことは出来なかったのでしょう。そして筆者も同じく、パートナーだけにその気持ちを注ぐことが出来ない人種です。でも、彼とわたしの決定的な違いは“束縛の仕方”でしょう。

    相手を求めるということは、相手の気持ちにもある程度応えるということ。恋人の純愛が無償の愛、与える愛なのだとしたら、不倫関係の愛は“ギブアンドテイク”。与えられた分、与え返す…そんな感覚で接することで深入りし過ぎず、心地よく愛し愛されることが出来るのでは?と思います。彼は、不倫には向かない体質なのでしょう。友達には申し訳ないけれど、その彼とはもう二度と会うことはないでしょう。久々に、完全に関係を切るぞと覚悟を決めることになった男性でした。