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≪人妻ユイの不倫文化論≫人肌恋しい季節に散った不倫愛

  • 2014年12月03日  仮屋園 ユイ   



    既婚者だとしても、してしまうことがあるもの…それは“一目惚れ”です。2年前の冬に、実際にわたしは一目惚れをし、そして不倫という恋に落ちました。許されないと知っていても、止められなかったこの気持ち。人の好みって結婚した後でも変わらないんだなぁと思い知った経験でもあります。今回は、その不倫の思い出をご紹介しますね。

     

    【プロフィール画像で、電撃が走りました…】

    出会い系サイトに自分のプロフィール画像をちゃんと載せている人って、少ないですよね。かわいい動物の写真を載せる人とか、芸能人の顔写真を引っ張ってきて載せている人とか…ついつい“リアルで近い人に自分だとバレたらどうしよう”という不安感が拭いきれないせいか、本当の顔写真をアップしている人はごく少数。でも、わたしは見つけてしまったんです。ちょうど自分好みの綺麗なお顔立ちをした同い年の男性を。

    久しぶりに、自分の胸の高まりを感じました。これでもし、良い返事がきたならどれだけ自分が舞い上がってしまうだろう…と、高ぶる気持ちを主人に悟られないように必死だったのを鮮明に覚えています。そして、返事がきました。今度一度食事でも、という紳士的な内容でした。わたしのパートナーは、正直なところ顔はわたしの好みとはかけ離れていました。それにも関わらず惹かれ求めるものがあったから一緒になったのですが、この方の容姿にはもうなにもかも忘れて一緒になりたいくらい、どストライクだったんです。食事に行くのが楽しみで仕方ありませんでした。主人とのちょっとしたケンカだって、なにも気にならなくなりました。

    そしてついに約束の夜です。わたしはその時、まだ相手に自分の顔を教えていませんでしたから、会った時にブスだと思われて逃げられることも覚悟していました。「友達と食事をしてくるね。」と主人に伝え、目印になるようにとワインレッドのショートパンツとニット帽を身につけ、それ以外は全身黒でまとめた闇に紛れるシックなコーディネートで出発しました。待ち合わせ場所に立っていた彼はスタイルも良く、こっちに気が付くと微笑んで手を振ってくれました。既婚者同士が合うとは世間はちっとも思わないような…純粋に恋人同士が待ち合わせをしている、ただそんな風に見えるような出会いでした。

     

    【イルミネーションの隣、手を繋げない2人】

    緊張して会話もままならないわたしに、彼はたくさん話しかけてくれました。少し方言が混ざっているのがまたカッコ良く、彼の横顔に酔いしれながら居酒屋の個室で食事を楽しみました。お酒を飲んだら少しは緊張も緩むんじゃない?とたくさんお酒を勧められましたが、お酒以前に彼に酔っていましたから、お酒の味もなにも覚えていません。そして酔って自分の醜態をさらすワケにはいきませんから、酔いが回らないよう必死でした。なんとなくフィーリングが合って、また後日、今度はドライブに行こうとお約束をし、その日はお別れしました。

    数日後のドライブデートはまさに夢のような時間が過ぎました。黒のセダンに乗って、綺麗な夜景を見に行ったのです。街は暗く、周りの目を気にするほどの人でもいませんでしたが、わたしは彼と手を繋げませんでした。あまりに容姿が整い過ぎていて、なんだか違う世界の人と一緒にいるような気分だったのです。

    イルミネーションを見て気分も盛り上がったので、その日にわたし達は関係を持ち、繋がり体のフィーリングも良いことに気付いてしまったのですが、今の家庭に影響が及びそうなほどその彼が愛おしかったので「これは危険だ」と感じ、わたしは少し会う頻度を下げることを提案しました。けれど、彼はなんでこんな私が良かったのかわかりませんがより頻繁に求めてくれるようになりました。有難い限りなのですが、これは不倫。お互いにパートナーがいるんです。あまりにのめり込むと、大変なことになってしまう…と、自制心との戦いでした。

     

    【“本気”になりすぎると、終わりはあっという間】

    自分が好きになった人に好きになってもらえばもらうほど、不倫はツラく悲しく、そして苦しくなります。この恋は叶わないからです。今の籍を抜き、本当に一緒になるにはたくさんの障害があります。彼のことは本当に好きでしたし、あんなに好みのタイプの男性と楽しい時間をたくさん過ごせたなんて奇跡だと思っています。出来れば長く、関係を続けたかったのですが、終わりはあっという間に来てしまいました。

    「家族に紹介したい。別れて一緒の家庭を築きたい」そう、言われてしまったんです。彼は、家族とうまくいっていなかったようで、不倫の恋を実らせようとしていたんです。次の居場所無しに離婚するのが出来なかったのでしょう。わたしとしては、楽しめる範囲で夢心地を味わいたかったので、正直困惑してしまいました。不倫って、本気で愛さないと楽しくないのに“離婚して結婚しよう”なんて今ある家庭を壊すまで発展してしまっては重すぎて楽しめなくなってしまうんです。足りないものを補うだけで良い…わたしはそう思って不倫をしているので、どんなにイケメンでも楽しくても、相手が“本気”になりすぎてしまったなら、周囲にバレたりする危険が増えますから即刻終わりにするしかありません。

    今でもたまに彼を思い出します。本当に素敵な男性でした。もっと早く出会っていたら…と淡い期待をしてしまうほど、心の底から好きだと感じた人でした。