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≪人妻ユイの不倫文化論≫出会いと別れの春…不倫妻の多忙な1日

  • 2017年03月16日  仮屋園 ユイ   



    春と言えば別れの季節ですね。筆者にも、悲しい別れがありました。交際していた男性が離婚してしまうという大きな事件があったのです。また、そんな悲しみを忘れさせてくれるような素敵な出会いにも恵まれました。出会いと別れの季節、不倫妻の忙しい1日についてお話ししていきたいと思います。

     

    【頻繁に会っていた彼が、離婚してしまう】

    筆者は最近頻繁に会っている彼がいました。会社のビルがほんの通りを2本挟んだ先という大変身近な彼でした。勤務形態も似ていて、すぐに連絡をして会えるという手軽さが良かったのです。しかし、その気軽さが災いして少々不倫関係がヒートアップしてしまっていました。彼には嫉妬深い奥様がいるということを聞いていたにも関わらず、結構な頻度で会っていたことから彼は不倫を疑われてしまったのです。

    彼には1歳の息子さんがおり、奥様は育児の真っただ中ということもあって浮気調査で街をうろつくということはなかったといいます。しかし、「旦那が不倫しているのでは…」と疑心暗鬼になり、そして不倫された自分に自暴自棄になってしまったのだとか。家に帰ると奥さんが大量の解熱剤を飲んで、意識が朦朧としていたこともあったそうで…奥様の精神が崩壊してしまったのです。結果、何度も話し合いを重ねるも奥様が彼に対する不倫の疑いは消えず、見ても聞いてもいないようなことまで話すようになり親族の関係まで悪化してしまいました。そしてやむなく、離婚。2年11カ月というわずかな結婚生活だったといいます。

     

    【離婚してしまうと、一気に色褪せる“不倫”】

    彼は奥様のことを大切に思っていました。家庭と浮気は全くの別物。不倫相手がいようがいまいが、一番大切なのはなんだかんだいって家庭です。でも、彼は離婚をしてしまいその家庭を失ってしまいました。家庭を失った彼にとって、わたしのような不倫相手なんてホコリみたいなもの…。不倫って、している最中はあんなに心が熱くなるにも関わらず、離婚してしまうと一気に色褪せてしまうのです。

    彼はなにより。息子さんと離れ離れになってしまったのが悲しくて仕方ないようでした。わたしと会っても「君には子どもがいるだろ」となにも失っていないわたしに嫉妬をしてくるようになってきたのです。人はないものねだり…自分だけ大切なものを失ってしまうと、面白くなくなってしまうのですね。彼とはもう一緒に居ても意味がないし、プラスに影響しないことがすぐわかりました。悲しいことですが、彼とはお別れを選んだのです。

     

    【気落ちして入ったカフェで、出会いが…】

    彼と別れを話し合ってホテルのロビーを出て、外の空気を思い切り吸いました。いくら不倫妻であるわたしでも、1つの別れは寂しいものです。頻繁に会っていた彼が、大切な家庭を失ってしまったこと、その原因が実はわたしにあること…考えただけで胃が痛くなる思いです。そして、そのまま家に帰宅する元気もなかったので行きつけのカフェへ足を運びました。あいにく席がいっぱいで、相席をすることになったのですが、なんとここで出会いが!向かいでパソコンを叩く男性…相席するやいなや「コーヒーでいいですか?ご馳走しますよ」なんて言って微笑んでくれたのです。

    彼はフリーのプログラマー。自宅でだけ仕事をしていると人との関わり合いが無くなってしまうから、こうやって喫茶店などで仕事をすることが多いと話してくれました。わたしも簡単に自己紹介を済ませ、既婚者であることをとっさに隠し、連絡先を交換したのです。いきなり相席した相手にコーヒーをごちそうしてくれる紳士なんて滅多にいません。これはチャンス!と思ったのです。

     

    【捨てる神あれば拾う神あり?】

    頻繁に会っていた彼と別れて1時間も満たないうちに出会った男性。自由な働き方を実現していて、話を聞けば聞くほど素敵だなぁと思うようになりました。彼のように好きな場所で仕事をして、休みたくなったら休んで…と生きられるのならどんなに幸せだろうかと思ったのです。わたしには家庭がありますから、どんなに自由な気でいてもやはり縛りはあります。帰るべき場所があります。求めてくれる家族がいます。彼の自由な生活はわたしにとって本当にまぶしいものでした。

    彼と話しをしていると、なんだか心が洗われるのです。こんな生き方を実現している男性がいるのか…と感心しますし、子どもも将来こういうふうになるべくストレスフリーで仕事をしていってくれたらいいのに!と思うのです。彼からは今後、いけない関係を通じてそういった仕事で生きていく術を教えてもらおうと思います。捨てる神あれば拾う神あり…出会いと別れの春に、まさにそういった出来事が重なった1日でした。そんな日もわたしはいつもの通り自宅に帰ります。今日1日になにがあったか主人は聞いてくることもなく、お疲れ様と労うこともありません。夫婦関係が希薄でも、不倫関係は毎日濃厚…そんな不倫妻の春はこうやって過ぎていくのです。