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≪人妻ユイの不倫文化論≫愛しているから…ズルズル続いて切れない彼

  • 2016年09月08日  仮屋園 ユイ   



    相手のことをいくら大事に思っていても、実際に相手から大切に思ってもらえるかどうかは別の話。一生懸命に愛しても、彼には奥さんがいる…寂しくも悲しい不倫愛から抜け出せない30代女性に心情や状況といった様々なことを伺ってきました。なぜ、不倫であることを知っていながら関係を長く続けてしまっているのでしょうか。そして、その関係に未来はあるのかどうか…ズルズル不倫が続いている今、彼女はなにを思っているのか、リアルな声を伺ってきました。

     

    【優しくて頼りになる。彼は理想の男性だった】

    不倫関係になって5年にもなるという彼との出会いは、職場だったという女性。契約社員として会社に勤める彼女に対し、彼は正社員。契約社員だからといって、風当たりが強かった職場の中で、彼は唯一彼女のことを認め、場を和ませようと努力してくれたといいます。

    「仕事のやり方はもちろん、お茶くみのタイミングも、前の契約社員さんはどんな様子で過ごしていたのかまで細かにレクチャーをしてくれたのが彼。同年代の女性でも、正社員だとプライドがあるのか、契約社員のわたしとはあまり口をきいてくれませんでした。彼は優しくて頼りになる…彼はわたしにとって理想の男性でした」

    彼女の思い描く“理想の男性”にジャストマッチしていたようでした。いつからか女性は、彼の“特別”になりたいと思うようになったといいます。

    「最初はただの正社員と契約社員の関係で満足でした。段々と、プライベートな話をしていくようになったところで“彼にとって特別な存在”になりたいと思うようになったんです」

    現状に満足していたのに…と当時を振り返る女性は、彼の特別になるためにどんどん危険な道に突き進んでいくのです。

     

    【2番目でも愛してほしいと思うように…】

    彼に奥さんがいるということを知ったのは、契約更新がかかった大事な時期。でも、女性の頭の中は契約更新ということよりも“彼は既婚者だった”ということでいっぱいだったといいます。

    「彼が既婚者だとは思っていませんでした。確かに、あんなにカッコ良くて性格も良く、そして仕事も出来る男性が売れ残っているワケがありませんよね。それでもあきらめきれなくて、2番目でいいから愛してほしいと思うようになったんです」

    奥さんの次でいい、彼の隙間を埋めるような存在であってもいいから必要とされたいと思うようになった女性。それからというものの、正社員となにかあったら契約更新は見込めなくなるのを承知で彼に積極的にアピールし、どんどんアクションを起こしていったといいます。彼は段々と正社員と契約社委員という垣根を超えて、一人の女性として接してくれるようになったといいます。会社の飲み会の3次会のあと「2人で飲まないか」と誘われ、そこから2人は不倫関係になったんだとか。長い長い付き合いは、ここから始まったのでした。

     

    【奥さんの元へ帰っていく彼を見て、涙】

    「彼はわたしに対して特別に優しく接してくれるようになりました。無事に契約更新も勝ち取り、晴れてもう2年、彼の傍で仕事が出来るようになりました。すべて順調です、彼とわたしが不倫関係ということ以外は」

    2番目でもいいと思って始まった恋。彼のことを愛しているから2番目でもいいから…と必死ですがりついた恋でもありました。職場でもデートでも、彼はなにもかも女性の味方。職場では段々と周囲から冷やかされることになったそうですが、それも軽く冗談で跳ね除けつつうまくやっていく器用さも持ち合わせていたんだとか。悪いオトコですよね。

    「段々と、わたしの傍で一息ついたあと、奥さんの元に帰っていってしまうのがつらくなって仕方ありませんでした。わかっていたんです、彼には変える場所があるってこと…でも彼と別れて自宅へ一人変えるとき、泣きながら変えることもしょっちゅうです」

    彼は、女性のことを大事だといってくれるものの、奥さんと別れるつもりはないと話しているといいます。奥さんは奥さん、愛人は愛人…ということなのでしょうか。そんな毎日に段々と、ピリオドを打とうかどうしようか…と悩むこともしばしばあると女性は話してくれました。それなのに結局5年もの長い間、彼とはズルズル関係を続けてしまったのです。

     

    【それでも彼を愛し続ける理由】

    「彼以外に夢中になれる相手がいないから…だと思います。わたしにとっての理想の男性が、未だに彼のままで彼以外に存在しないんです。」

    彼女が本当に恋をしたのは、彼だったのですね。関係を切りたくても切れないのは、本当に心の底から彼のことを愛しているから。世間一般的に不倫が許されないことも、不倫愛が実らないことも知っていながら関係を切れない女性。瞳は澄んでいて、街を歩けば大多数の男性は「綺麗な女性だな」と思うような風貌であるにも関わらず、彼女は今日も不倫相手とデートへ繰り出すのでした。

    彼女に、不倫関係の続いている彼ではない“理想の男性”が現れる日はくるのでしょうか。彼との関係に終わりを告げるためには、“自分が好きな人と一緒になる”ことだけを考えるのではなく“自分のことを好きでいてくれる人”と一緒になることも考えていけなければならないのかもしれませんね。