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≪人妻ユイの不倫文化論≫本性をさらけ出せる…それが不倫

  • 2014年12月10日  仮屋園 ユイ   



    出会い恋していたときには大好きな彼氏や彼女が、結婚し気付いた時には長い人生を共に歩むパートナーになってしまう…これは皆に訪れる必然です。しかし、そんなパートナーに対して本当に“自分の全て”をさらけだせているという人は実はごく少数なのではないかと思います。今回はそんな自分の本性を一番さらけだせるのが不倫だというお話をしていきたいと思います。

     

    【頼れるママ…そんな自分に疲れ果てて】

    「こんなはずじゃなかった。」結婚し子供も生まれたばかりのわたしの幼馴染の友人はこう言いました。彼女は10歳も年上の男性と結婚し、金銭的に苦労せず悠々専業主婦をしています。それなのにいきなりの“満たされていない発言”です。それには深い理由がありました。一回り近くも年上のご主人にも関わらず、全く頼りにならないダメ男だった…というのです。「頼れる歳上男性に引っ張ってもらいたいと思っていた」という彼女ですが、実際に結婚してみると、仕事にだけ熱心で家庭を顧みず、相談しても応えてくれないという全然頼れない男だったそうです。

    本当は、甘えたい。そう思っていた彼女は、そのことを言い出せなかったと言います。彼女のご主人にとっては家のことを任せっきりで安心できる“頼れるママ”になってしまった彼女。こんな立ち位置はイヤ。でも自分が“頼れるママ”を止めてしまったら家庭が崩壊してしまう…そう悩んだ挙句、彼女が選んだのは不倫でした。不倫相手も8歳年上、でもご主人と違って彼女を甘えさせてくれるんだとか。「主人と一緒に居ても、息が詰まる。無理をして背伸びしながら毎日ママをやっているから疲れちゃった。甘やかしてくれて、普段の家事育児を労ってくれる不倫相手は最高のパートナーだよ。」そう話す彼女の顔は、久々にママではなく“女”の表情で少し羨ましく思えました。

     

    【異常性癖?こんなこと、パートナーには言えない】

    どんなに毎日一緒にいても、行為を何回も重ねているとしても、なかなか相手に言い出せないこと…それが“性癖”です。相手の本当の性癖に気付いてあげることって、とても難しいと思います。かといって、自分から「こういう風にしてほしい」とか「こういうことがしたい」なんてリクエストしてしまうのはなんだか味気ないし、つまらない。そんな毎日の行為に満たされない人が、本性を現すことが出来る相手…それが不倫相手です。

    わたし自身も、自分がSなのかMなのかとか、どういう体位が好きだとか、はっきり主人には伝えていません。そういうことって、自然な流れで相手に気付いて欲しいんですよね。でも、結婚して夫婦になった途端、そういう行為は全て娯楽やスポーツではなく、愛情表現とうたいつつも結局はただの“生殖行為”になってしまうワケです。相手がどうしたら喜ぶのか、どういうことが好きなのか…そういう行為に対する探究心が結婚することによって薄れてしまうように感じてならないのです。

    わたしは不倫相手にまず心を求めます。心の渇きが満たされれば、自然と体も潤して欲しくなります。お互いに求め合う関係に成れば、相手の喜ぶようにしてあげたくなるもの。そして不倫には結婚というゴールが無い分、いつまでも快楽への向上心を持って行為に挑めるんです。過去の不倫相手には正直なところ、異常性癖といえる男性もおりました。見事なまでのサディスティック。でも彼は、そんな自分を奥様には見せられず、もちろん奥様に知られてもいないと言っていました。一生を添い遂げる覚悟のパートナーだからこそ、自分の本性をさらけ出すことが出来ない…そういうことが世の中にたくさん存在しているということを、わたしは身をもって体感しました。

     

    【不倫だからこそ、話せる本音があるんです!】

    大切な人だからこそ、言えないことがある。若い頃は「隠し事や秘密は絶対ダメ」なんて思っていましたが、夫婦関係が良好で過ごしていくには多かれ少なかれ嘘や秘密って必要なことなんだなぁって今では考えています。パートナーに全てを見せてしまうことで底を知られてしまうという物寂しさもありますし、全てを見せてしまうことによって惹かれたり、逆に引かれたりすることもあるでしょう。実際に、わたしは主人に「いつまでも女でいたい。結婚しても、恋はしたい。」とは言えていません。大切な生涯のパートナーだし、大事な家族のために本性を言えずに過ごしているんです。

    わたしにとって不倫相手というのは、本当の気持ちを示せる一番穏やかな心の在りか。取り繕うことも着飾ることもせず、一番素の自分でいられる場所です。そして、不倫相手男性にとってもそういう心の拠り所になれたら良いなぁと思ってお付き合いをしています。相手男性が日々社会に揉まれ、家庭で家族の期待に応え…頑張って“善い人間”で居なくてはいけない自分を少しだけお休みして、欲望のまま過ごすことが出来る。わたしはそんな女性になりたいと思っています。