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≪人妻ユイの不倫文化論≫簡単に「好き」と言える異性との仲とは

  • 2015年09月16日  仮屋園 ユイ   



    大好きな人に「好き」と自分の気持ちを伝えるのって、恥ずかしいですよね。相手のことが好きであればあるほど、その一言が言えなかったりします。でも、この世には簡単に「好き」と言えてしまう異性との仲があるようにわたしは感じているんです…そう、それは不倫。なぜ不倫関係だと簡単に好きと言えてしまうのでしょうか。

     

    【好きだという機会が多いのが、不倫!】

    どちらか、若しくは両方がパートナーのいる状態で芽生える恋愛感情が不倫ですよね。もうすでに一つの恋愛が成立しているなかでのダメ押し的な位置にある不倫では、言葉というツールを駆使しないとお互いの気持ちが続きません。その理由は、普通の恋よりもツラいことが多いから…我慢しなきゃならないこと、秘密にしておかなきゃならないこと…「制約の多い関係」だからこそ、言葉でしっかりと自分の気持ちを相手に伝える必要があるように感じるんです。

    普通の恋愛なら「目と目で通じ合う」とか「言葉が無くても通じ合える」とか言いますよね。でも、不倫でそれをやってしまうと早々に終わりが来ます。ジッと相手の目を見つめたところで別れを切り出すつもりか心配になりますし、言葉が無ければ気持ちが見えずに不安になるだけ。だから結婚したパートナーには照れくさくて中々言えない「好き」という言葉や「愛してる」という詩を不倫相手には簡単に言えてしまうんです。というか、必要に駆られて好きと言う機会が多いんだと思います。

     

    【不倫だからこそ言える「好き」もあります】

    結婚生活に不満を抱いている人に多いのが、婚外恋愛をしたくて不倫をするということです。恋愛中はいちゃいちゃラブラブで楽しかった…なのに結婚したら思い描いた生活と違う…いつのまにかセックスレスにまでなってしまった…なんていう悲しい結婚生活に不満を抱いている人に限って、不倫相手に真実の愛を求める傾向があるようにわたしは感じています。そういう人の言う「好き」という言葉を言われた側としては、申し訳ないのですがとっても重いな〜と感じるんです。

    不倫人妻であるわたしにも、過去にお付き合いした男性でそういう方がいましたから経験済みです。好きと言われてイヤだと思うことって中々ないと思うんですけど、こういう人からの好きって言葉は粘着性があるというか…執着が強くて重いですしちょっと怖かったりもします。自分の叶えられなかった理想を追い求めて不倫をしているので、そういった人は自分の理想の恋愛の枠から外れることを極端に嫌います。ですから必死で愛の言葉を囁きます。自分の気持ちはこんなにあるぞ、と言わんばかりに「好き」のシャワーを浴びせてくるんです。あまりに好き好き言われすぎると、案外気持ちが良くなかったりします。個人的に、不倫をするにしてもこういうタイプの方は執着心が強いので少々キケンだな〜と感じたほど。お互いの気持ちを確かめるための「好き」は不倫に必要不可欠ですが、自分の欲求を通すために好きを連射するのはいかがなものかと思うワケです。

     

    【言葉が無いと関係が続かないのも一因】

    結婚しているパートナーがいるということは、多少波風が立つことがあっても本当に籍を抜くとなるとそれはそれは相当な体力が必要ですから今後完全にフリーになるということは考えにくいですよね。不倫関係を持つということ自体がリスキーであるにも関わらず、関係を続けるには両者になんらかの深い理由があるんです。寂しさを埋めてくれる存在だったり、理解してくれる存在だったり…時に誰よりも味方となって守ってくれることもあるでしょう。たとえそれが許されない関係だとしても、そんな相手を失うのは失恋のようにツラく悲しいものです。ですので関係が破綻しないように一生懸命に愛を伝えるのが不倫だと思ってくださいね。

    秘密の恋愛に酔っているわけではないんです。あくまでも普通の恋愛と同じで、相手のことを120パーセント信じるということが不倫でも難しいんです。お互い好きだよね、大切だよね?と何度確認したって不安になるときもあります…それが恋。普通のカップルなら不安になったときは一緒に過ごすとか、不安にさせないように記念日にお祝いをしたりプレゼントをするとか出来ますが、不倫はそうはいきません。会いたいときに会えないし、渡したいものも簡単には渡せません。なので、気持ちを繋ぎとめるツールが言葉しかないんです。

     

    【簡単に好きと言うこと…できれば避けたい!】

    それでも、出来ることなら自分の口から発せられる「好き」という言葉が安くなってしまうことは避けたいですよね。不倫妻であるわたしでさえそう思います。なのでわたしは、不倫相手には好き、と言わずに違った表現で気持ちを伝えています。大切だよ、とか信じているよ、とか…頼りになるね、優しいね、といったところでしょうか。簡単に好きと言えてしまう不倫関係をたくさん見てきているからこそ、「好き」という言葉の神聖さや純潔さを守りたいのかもしれません。