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≪人妻ユイの不倫文化論≫長年の恋心を不倫で満たす!

  • 2015年06月24日  仮屋園 ユイ   



    「ずっと好きだった」数年ぶりに再会した異性の友人からこんな一言をもらえたのなら、どんなに心を乱されるでしょうか。

    最近、ユイは地元に戻ってきて昔から慕ってくれていた後輩にそんな言葉をかけられました。なんとなく好意があるのは昔から気付いていましたが、まさかもう結婚して子供もいる人妻にこんなことを言うとは思ってもみなかったので、ドキドキが止まりません。

    長年の恋心を不倫で満たす…そんな危険な恋について今回はお話しをしていきます。

     

    【ただの“好意”だけで関係を始められない】

    その後輩とは、部活が一緒でした。小さい頃から一緒に練習をしていて、毎日のように顔をあわせていました。彼は練習熱心だったけれど結果には恵まれず、一方の私は結果に恵まれて…段々と競うレベルが変わってきたこともあって部活の時間同じ空間にはいるものの、会話をすることは自然に減っていったように思います。でも、彼が私を慕ってくれているのは知っていました。いつも応援してくれていましたし、気遣ってくれていたので。でもそれがまさか恋心とは思わず、気のいい後輩とでも言いましょうか…彼はそんなポジションでした。結婚して出産をし家庭の事情で地元に帰ってきたときに、彼から会いたいと言われて、部活の懐かしい友人を数人集めて会いました。久々に会った彼は昔の純朴な姿とはうって変わって今風の男の子になっていて驚いたような、寂しいような気持ちになりました。タバコを吸いに周りの人が席を立ったとき、彼はいきなりまっすぐな目でこういってきたんです。「ずっと好きだった。もう会えないと思っていたから、今日は本当に嬉しい」と。

    とてもありがたい話です。こっちは人妻ですし子供もいます。それなのに、まだわたしを女として見てくれる異性がいるということはとっても嬉しいです。…ですが、彼のことは本当に昔からよく知っていて、わたしが見られたくないところも見られていますし、彼のカッコ悪いところもたくさん見てきています。親同士も面識がありますし、彼を傷つけたくない気持ちでいっぱい。“大切”なんです、一人の友人、一人の後輩として…こんな不倫妻に寄り道して、貴重な人生のうちの時間をここで足踏みしてほしくはないんです。抱いてもらった“好意”で不倫は始まります。けれど、彼からの好意を知ってから、ただの好意だけでは不倫という扉を開けることは出来ないということを知りました。昔からの知り合いとその扉を開くには、普通に知り合った異性との不倫よりも更に覚悟が必要だからです。

     

    【今のパートナーが知らない部分を知っている人だから】

    「あの時、こんなことがあったよね」そんな昔話、パートナーとはできません。今のパートナーはわたしがどんな学生時代を送っていたかなんて知りませんし、部活にどれだけ熱中していたかも知りません。音楽を少し始めてライブハウスに内緒で通ったことも、ライブに出て1日だけいい気になって調子の乗ったことも知りません。若かりし日々の思い出を共有している後輩は、そんな愉快な思い出話をわたしとしてくれるんです。自分のことを知ってくれているというのは、すごく心地が良いんですよね。安心して心を委ねることが出来ます。話していて楽しい、純粋にそんな気持ちになれます。

    パートナーとケンカをした時に、彼と2人でご飯をしに行きました。彼はなにも言わずになんでも聞いてくれました。「俺ならそんなことしないのに。そんな気持ちにさせないのに…」人妻にこんなに優しいのがなぜなのか、不思議なくらいです。献身的な愛を持った人間なのかもしれません。彼は、傷つくことは怖くないと言いました。何もないまま、また会えなくなるよりは、2人だけの秘密をたくさん作りたいと言って寂しそうに笑っていました。

     

    【切りたくない関係だからこそ必ず何かを秘密にしておく】

    深い仲になりすぎると、終わりが近づくとわたしは考えます。相手の底を知ってしまえば、相手への興味も段々と減ってきてしまうんです。恋心を抱いて相手のことを知りたいと思っても、相手を十分に知ってしまえば「あ、こんな人なんだな」とお腹いっぱいになってしまうからです。だから、彼はわたしを“もっと知りたい”という気持ちで今日まで恋心が続いてきたのかもしれません。

    将来一緒になれるはずもない、でも心を一瞬預けてもいいよと彼と半日一緒に過ごして、体を重ねました。昔から知っていた弱気でなんとなく後ろ向きな彼とは違って、とても情熱的に求めてきました。わたしは、彼に激しく抱かれました。でも心が、とても痛みました。わたしの複雑な心境をよそに彼の心はとても満たされたようです。「今日だけで終わりはイヤ」と後輩らしく可愛いワガママを言いましたが、不倫であるにも関わらず2人の時間が楽しく、幸せで仕方ないというのです。長年伝えられなかった気持ちを伝えることが出来た、そして気持ちに応えてもらえたと彼は満ち足りた表情を見せました。

    それから彼とは頻繁には会わずとも、連絡を取り続けています。お互いに今抱いている愚痴を言い、昔の思い出を語り合い、そして体を重ねていろんな欲求を満たし合っているのです。でも、大切な後輩に見限られたくありません。男と女の関係になってしまっても、飽きられたくないし嫌われたくないんです。そんな勝手な女のわたしは、彼に全てを見せることは無くなにか秘密を抱えながら、今日も会いに行くのです。