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■ちぃこの恋愛心理学■あなたの"好き"は"愛"ですか?

  • 2013年04月02日    



     

    辛く苦しいのが恋愛だと思っていませんか?
    いつも恋愛に悩んでいる方は、もしかしたら恋愛依存症かもしれません。
    本当の愛は、試練を乗り越えなくても手に入れることができます。
    本当の愛は、あなた自身の欲求を満たせなくても、愛してしまうものです。
     
     
    今でも時々お話をする30代半ばの女性。
    はじめてお会いしたのは、彼女が20代後半の時でした。
     
    明朗快活で、アクティブなイメージとは裏腹に、彼女はいつも恋愛で悩んでいました。
     
    彼女は"独り身"でいたことがありません。
    いつも彼氏がいます。
    恋人関係がぎくしゃくして上手くいかなくなると、タイミング良く次の男性が現れます。
     
    ハタから見たら「恋多き女性」の彼女。
    「彼氏いない歴×年」なんて言う方にとっては、羨ましい話ですよね?
     
    恋をしていると、女性はキレイになると言われています。
    それは周りからみても、幸せオーラが全開だから。
     
    しかし、恋をしている彼女はいつも悩んでいて、辛く苦しそうでした。
     
    「彼にまた浮気されたんです。辛くてショックで…。」
    「彼が二重にプチ整形しないと別れるって言うんです。」
    「彼が仕事を辞めてしまって今プー太郎なんです。」
     
    いわゆる「ダメ男」に、彼女は振り回されていました。
     
    それでも、彼女はいつも彼を受け入れていました。
     
    「もう二度としないよ」と言った彼は、その後何度も浮気を繰り返し。
    「一重より二重がいい」と言った彼のために、お小遣いをはたき、プチ整形をし。
    「そのうち探すよ」仕事を探す気配のない彼。デート代はもちろん、彼の生活費の一部も彼女が面倒見ていました。
     
    ハタからみたら「なんでそこまでするの?」と思うでしょう。
     
    「彼をわかってあげられるのは私だけだから。
    私が側にいないと彼はダメになっちゃう」
     
    「最終的に彼は私のところに戻ってくれるから」
     
    彼女のいつもの言い分です。
     
    この彼との恋は、その後どうなったかというと…
    彼が別の女性のところに行ってしまい、終わりを告げました。
     
    『彼は私がいないとダメになってしまう』
     
    彼女がダメ男をほうっておけない姿は、見方によっては優しく、面倒見がいい女性だと思うでしょう。
     
    彼女はいつも恋愛に苦しんでいました。
    それでも、彼女が自分から離れることが出来なかったのは、彼に「依存」していたからだと考えられます。
     
    「恋愛依存症」の彼女は、"自分を追い詰める彼"が必要だったのです。
    なぜ?
     
    恋愛依存に陥る人の共通点は『自己評価が低い』こと。
    彼女もそうでした。
     
    「私が何もしないで人から愛されるはずがない」
    「私は愛される価値がない」
     
    自己評価が低いので、耐えて、尽して、我慢して、
    「これだけ愛したのだから、少しは私も愛されていい」
     
    と、そこではじめて思えるのです。
     
    自分を追い詰め、辛さを絶えたら、はじめて人から愛されるご褒美が貰える。
     
    自分が人から愛されるためには、試練が必要だと思っているのです。
     
    「恋愛依存症」の方は、辛く苦しい恋愛をすることで「人から愛される自分」を受け入れることができます。
    恋愛を手放してしまったら、「愛される自分」が消えてしまう。それは「自分の価値」が消えてしまうことと等しい。
    だから恋愛に依存します。
     
    言い換えれば、「恋愛依存症」の方は、愛情を受け取ることが上手ではありません。
     
    自分が試練を超えずに、貰える愛なんてないし、貰ってはいけないと思っているのです。
     
    人が人を「好き」だという気持ちには、大きく分けて3種類あります。
     
     
    1.依存(共依存)
    相手に寄りかかり、相手が倒れたら自分も倒れる。
    自分が出来ることも相手に頼る
    そうすることが"好きならば当然だ"と思っています。
    苦しい。辛い。不安。
    それを耐えることで愛されていると確認したい。
     
    2.執着
    自分のものだから他人には渡したくない。
    見捨てられるのが怖い。
    傷つけられた自尊心を修復したい。
    相手が自分以外の人と幸せになるなんてことは考えられない。
    もしそんなことになるなら、邪魔をする。
     
    3.愛
    お互いが自分の足で歩くとが出来る。
    お互いに相手から頼られても大丈夫。
    お互いが補い会う。
    相手の幸せを願う。
     
    1.2.の依存と執着は、自分の欲求を満たすための見せかけの「好き」です。
     
    愛とは、「相手を大切にしたい」心から生まれます。
    愛は、欲求を満たすことではありません。ただ、愛したいのです。大切にしたいのです。
    だからこそ、お互いを尊重でき、協力し、成長しあえるのです。
     
    冒頭に出て来た彼女の現在ですが、依存してきた恋人と別れ、今は一人で過ごされています。
    あれほど一人を避けていた彼女の笑顔は、今とても輝いています。
     
     
    今好きな人がいるあなたへ
     
    あなたの「好き」は愛ですか?