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《おばあちゃんの恋愛説教部屋》LINEで恋は無理なのよ!

  • 2016年01月05日  吉井 綾乃  



    あらたまの春を寿ぎ、謹んでお慶びを申し上げます。
    「今年は」か「今年も」か「今年こそ」か、は各々違っていたとしても兎にも角にも年の始めはめでたきもの…。
    皆々様にとって幸多い一年でありますようにと願いつつ、新春の初お目見えにございます。
     
     
    さてさて、めでたくも年が代わりましたことでもあり、今回からは《おばあちゃんの恋袋》は《おばあちゃんの恋愛説教部屋》として、新しくスタートを切ることとあいなりました。
     
    今年はね、独断と偏見でもってお若い方々のお悩みをバッタバッタと切り刻んで行くつもり。以後、お見知りおきのほどお願いするわね。
    勿論、お節介は百も承知の助だけど、これからは、言いたい放題の意地悪ばあさんを地で行くわよ!
    でもね、亀の甲より年の功とも言うわよね。もしかしたら、万に一つぐらいはお若い方の琴線に触れるや、も…。マ、ものは試しよ。どうぞ、最後までお付き合いくださいませ、な。
     
    付き合って2年半の彼がいます。
    付き合ってケンカなどしたことなく穏やかに付き合えています。
    でも付き合っていく打ちに彼の気持ちや私への気持ち想いに真剣なのか悩んでいます。
    私が処方箋薬物依存でも変わらずいてくれていますが、入院中は遠距離恋愛をしていたため、結果一度も来てくれることはなく、連休なども実家へ帰省などで正直寂しかったです。
    東京へ戻ってから一週間経ちますが、彼の仕事の忙しさからまだ会えておらず、LINEばかりの連絡です。
    寂しいです。
    とりあえず毎日彼から連絡はもらえるため、彼の気持ちはあるのか不安になりました。
    皆さんの声聞かせて頂けるとありがたいです。
    よろしくお願い致します。m(__)m
    ♀ヒミツ 40代前半 東京
    さて、記念すべきお節介第一号は40代の東京にお住いの女性のお悩みよ。
    そうよね、恋する乙女としてはお相手の気持ちが知りたいのは当たり前だわ。
    これは神代の昔から恋する乙女の宿命みたいなものよね。おばあちゃんにだって
    そんな時代はあったのですもの、良くわかるわよ。でもね、
    『付き合って2年半の彼がいます。付き合ってケンカなどしたことなく穏やかに付き合えています』
    これって、どうなの。幸せよ、ってことなのかしらんと、とても不思議に思ってしまうのよ。
    だって、たった2年半のお付き合いで、長年連れ添ったご夫婦のセリフでもあるまい、に…。穏やかである必要がおありかしら?
    ご投稿者の情熱がまるで感じられないのですもの、少しばかり歯がゆいわよねぇ。
    おばあちゃんだって未だに、穏やかになんて過ごせてはいないのよ。波乱万丈、人生は長いわ。恋せよ乙女と大きな声で叫びたいぐらいなのにね。
     
    それよりなにより、一番気になったのが
    『彼の仕事の忙しさからまだ会えておらず、LINEばかりの連絡です』
    ここよ!これって、どういうことかしらん? 
    おばあちゃんは、未だにガラケーの愛用者だし未経験だけれどLINEの存在は知っているわ。
    瞬時に相手とコンタクトが取れる携帯電話の出現にも驚かされたけれど、大勢の人たちとコミュニケーションが取れ、未読、既読までわかるなんて何とも早や、便利な世の中になったものだと感心していたけれど、感心ばかりもしていられないようね。
     
    おばあちゃんが年齢のせいでLINEに情緒のなさを感じるのは別問題としても、よ。
    LINEだけの連絡で恋は成就しやしないわ。まず、間違いなく無理ね。
    そりゃぁ、昔々には恋文や文通で恋を成就したお話はごまんとあるわよ。でもそれはね、想いが相手に届くまでの時間や距離がお互いの思いを徐々に募らせそして、想いの丈を心に込めて綴る作業などが重なり合って、初めて成り立つ仕儀。
    そうそう簡単には人間様の思念は相手に届かないものよ。
    ねぇ、匿名希望のヒミツさん。毎日、LINEで連絡があるから彼は私を想っていてくれる、そう思いたいのはやまやまでしょうがおばあちゃんから言わせれば、まず、彼に脈はないわね。
    彼がヒミツさんに毎日どんなLINEを送っていたのかは書かれていないけれど、ヒミツさんが不安に思っている事実がほぼ、この恋の答えだわ。残念だけど、彼の気持ちはヒミツさんのものではないと思うわよ。
    『処方箋薬物依存でも変わらずいてくれていますが、入院中は遠距離恋愛をしていたため、結果一度も来てくれることはなく、連休なども実家へ帰省…』
    ほら、ここにも彼の気持ちの所在は書かれているでしょう?
    おばあちゃんの独断と偏見によれば、処方箋薬物依存でも変わらずいてくれるのではなく、ヒミツさんを気にも留めていないから処方箋薬物依存など案ずることもない、が正解なのよ。だから、入院中も一度もお見舞いにも来なかった理由はけして、遠距離恋愛のせいじゃないと思うわね。
    それに、連休中も帰省してうんぬん。これもアウトの兆候だわ。
    自慢じゃないけれど、おばあちゃんが若いころは帰省中のおばあちゃんのもとへ仕事の合間を縫って徹夜で車を走らせてきた殿方もいたほどですもの、どんなに仕事が忙しい時でもお付き合いしている恋人同士だというなら時間をやり繰りする努力はするものよ。
    ヒミツさんを置いて帰省する彼も彼なら、黙って行かせてしまうヒミツさんにも情熱が感じられないわ。じれったいほどよ。
     
    処方箋薬物依存をお持ちだと言うからには情緒的にも不安定な時も多いことでしょうね。
    ただ、寂しいと嘆いてばかりで、会いたいなら会いたいと伝えていないのならヒミツさんにも責任はあるかもしれないけれど、ヒミツさんを守ろう、会おうとしていないように見える彼。悪いことは言わないわ。そんな男早くポイ捨てして次の恋にお進みなさいな。
    何度、失敗してもいいじゃない。まだまだ、お若いのだから。
    今度は楽しく喧嘩が出来るお相手に出合えるかもしれないわよ。
     
    「待つは無駄 恋のスタンプ 届かない」