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《ヒモノ図書館員の恋愛強化書》パリジェンヌ直伝!美しく『女』を生きる

  • 2015年12月11日  猫元 わかば  



    オシャレでかっこいいアコガレの存在・パリジェンヌ。今回はフランスで生まれ日仏の架け橋として活躍する作者が上手な年の取り方、恋人との付き合い方などパリジェンヌ流「女の生き方」を教えてくれる1冊をご紹介します。
     
     
    今回ご紹介するのはドラ・トーザンさんの『フランス人は年をとるほど美しい』です。
    ドラさんはフランスと日本を行き来し、執筆や講演を通じて2つの国の架け橋をしている方。
     
    ドラさんが日本に来てビックリしたことの1つが、すぐに年齢を聞かれること。
    職場でも、パーティーでも、何かにつけて「おいくつですか?」と質問される。新聞や雑誌の取材でも年齢を載せられる。
    さらに「(そんな年齢なのに)まだ結婚しないの?」と年齢で物事を決めつけられたり、自分に「もう歳だから」とレッテルを張ってしまう人までいる。
    ドラさんは年齢にがんじがらめにされている日本が不思議でならなかったそうです。
     
    ドラさんいわく、女性はワインと同じで歳を重ねるごとに「深み」がでるもの。
    本著は、そのタイトルの通り女性は年齢をとるほど美しくなる、年を取ることはネガティブなことではないと日本の女性たちに語りかける1冊です。
    年齢との付き合いかたはもちろん、恋人との関係、自分の生き方…などなど女性として生きるうえで大切なことに気づかせてくれます。
     
     
    ◆「年齢ありき!」が言葉にも表れている
     
    日本はとにかく年齢や自分の役割を気にしすぎ!というドラさん。
    その例として「きょうだい」という言葉を取り上げています。
     
    兄弟を紹介するとき日本では「私の妹です」とか「こちらが兄です」といったように上下をハッキリさせている。
    ところがフランスでは「soeur(姉妹)」「frere(兄弟)」という<きょうだい>を指す言葉があるだけ。
    言われてみれば英語もyounger sister とか elder brotherといったように「兄弟」「姉妹」の前に「若い」や「年上の」という形容詞をつけて弟、妹、兄、姉と表現しますよね。
     
    雑誌も同じように年齢にしばられている様子がうかがえます。
    「20代でも〜」「40代からの〜」から始まりアラサー、アラフォーなどなど…見出しやタイトルに飛び交う年齢・年齢・年齢のカテゴライズ
    うーん、思い当たるふしがありすぎる。
    私もネットで「30代 メイク」とか「アラサー ヘアスタイル」とか検索したことある!
    当然のことのように思っていましたが、ドラさんは「それっておかしいんじゃない?」と疑問を投げかけています。
    年齢なんて気にせず、好きな服を着ればいいし、メイクやヘアスタイルにすればいい。
    大事なのはその中からより自分らしい、自分に似合うものを知っていくこと。
    フランス人は年齢を気にせず着たいものを着て、やりたいことをやるのだそうです。
    そういう姿勢が「パリジェンヌってステキ〜!」という印象を私たちに与えるのかもしれませんね。
     
     
    ◆とにかく「年齢!」「年齢!」な日本
     
    私がこの本を手に取ったのは、とあるドラマがきっかけです。
    ドイツのドラマを日本でリメイクしたもので、事故に巻き込まれ昏睡状態に陥っていた主人公が30年ぶりに目を覚まし、世間とのギャップに戸惑いながらも仲間たちと絆を深めていくといった内容です。
     
    主人公は目覚めてすぐ、自分の妻に会いにいきます。
    そして妻の顔を見るなり「オバサンじゃん!」とショックを受けるのです。
    30年も眠っていた訳ですからね、そりゃあビックリもするでしょう。
    妻から「あなたもオジサンじゃない!」と突っ込まれ、その時は笑いながら見ていたのですが…。
    元となったドイツのドラマを見てみたら、そんなシーンはなかったんです。
    ドイツ版は目覚めて奥さんに会っても「オバサンになってる!」なんてショックを受けることはなく、愛する妻との再会を心から喜んでいました。
    たしかに主人公の一言も分かるんだけど!
    そういえば日本は年齢をギャグとして扱うの好きだよなあ、と何とも言えない気分になったのでした。
     
     
    ◆<言葉にしなくても伝わる>は甘え!?
     
    ドラさんは日本人男性ともお付き合いをしたとき、とにかく「愛をささやかない」ことが気になっていたようです。
    しつこく「私のことが好きなら、ちゃんと言葉で聞きたい」とお願いしたところ、恥ずかしがっていた男性もドラさんがギブアップするぐらいに「愛してる」と言ってくれるようになったのだとか。
     
    またフランスではカップルが名前を呼びあうのは極めてマレなことだそうです。
    代わりに使うのは「わたしの宝石」「わたしのいちごちゃん」「わたしの愛しい人」など恋人専用のニックネーム。
    ドラさんは「こんなこと言われながら抱きしめられたらみるみるキレイになりそうでしょう?」と言っています。
    確かに、大好きな人にそんなこと言ってもらえたら嬉しいし、「もっとキレイになりたい」と思えてきますよね。慣れるまで恥ずかしそうだけど…。
     
    女性のためにと書かれた本ですが、男性にとってもモテるコツを学べる貴重な1冊だと思います。
     
     
    ◆パリジェンヌの「美しさ」を学ぼう!
     
    メイクやファッション、恋人との過ごし方などパリジェンヌが自然と実践している女の生き方が描かれています。
    なぜ海外の女性がキレイに見えるのか、この本を読み終わる頃には理由もハッキリするはず。そして年齢を気にしすぎる日本人女性なら元気をもらえること間違いなし!です。
    意外とすぐ実践できることばかりなので、私もパリジェンヌを真似して自分らしい年のとりかたを研究してみようかな…。
     
    女性が美しくいるために「愛」は必要不可欠とドラさん。
    こればかりは女性1人ではしょうがないので、男性側からの協力もお願いしたいところです。