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《ヒモノ図書館員の恋愛強化書》男子とグルメに口説かれる『女くどき飯』

  • 2016年04月01日  猫元 わかば  



    恋愛も好き、食べることも好き。2つの「好き」を同時に叶える<デートしておいしいものを食べながら口説かれる>シチュエーション。そんな何とも羨ましい夢を叶えてしまった漫画家による実録グルメマンガがあるんですよ!
     
     
    今回は「恋愛と同じぐらい食べることが好き!」という女子におすすめしたいコミックエッセイをご紹介します。
    貫地谷しほりさん主演でドラマ化もされた峰なゆかさんの『女くどき飯』。
    なにか面白い本はないかな〜と本屋をぶらぶらしていて見つけた1冊です。
    峰さんが一般人の男性とおいしいご飯を食べながらデートして、あまつさえ<くどいてもらう>という何それ羨ましすぎ!!な企画からうまれた実録グルメマンガなのです。
    個性豊かな男性との出会いを通じて、男性の恋愛や結婚観などが垣間みることができます。
     
     
    ・『女くどき飯』あらすじ
     
    『アラサーちゃん』で知られる元AV女優の漫画家・峰なゆか先生が「一般男性を募集してお食事デートする」模様を赤裸々に描いたコミックエッセイ。
    デートのお相手にはピチピチの社会人1年生、プログラマー、広告代理店勤務、東大院生などなどあらゆる年代・ジャンルの男子(男性)が登場します。
    渋谷や銀座、歌舞伎町などでおいしいものを食べながら、はじける男子との恋愛トーク。
    男子の胸の内から女子あるある、デートで使えるテクやお店、峰さんのファッションのポイントなど役に立つことまちがいなしの情報が満載。
    男子とおいしいものとの出会いを堪能しつつ、するどいツッコミで恋愛を切りまくる濃厚な実録グルメマンガです。
     
     
    ・非モテ萌えに目覚めちゃうかも!?
     
    峰さんは文系男子というか、割と世間で非モテに分類されるイケてない男子がツボなよう。
    読んでいると非モテ男子の魅力や「いかに非モテ男子が萌えるか!」を伝えようとする熱意がビシバシと伝わってきます。
    例えばプログラマーでコミケにも参加するオタクなヒカルくん。
    付き合った女の子は1人のみと一途な男子っぷりが伺えます。
    逆にいえば、女子との出会いの機会がなさすぎて「女に慣れてない感」がだだもれ。それが峰さんのハートをきゅんきゅんさせるのです。
     
    ・峰さんをほめる時、恥ずかしくて顔を両手で隠しつつ、「キッ…キッ…!キレイじゃないですかぁ…!」といっぱいいっぱい。
    ・「会社のリア充たちは、『ネイルかわいいね』とか言ってスッと手を触りに行くんですよ!ぼくは見たんです!」と言いながら、実際峰さんが触りやすいように手をだすと…触れない!(そしてデザートのプリンに逃げる)
    ・お土産に高級ブランドチョコを渡すも、あまり知識がなく「ピエールマル『ゴ』リーニです!」なんて言っちゃう。
    などなど。
    ヒカルくんの何気ない言動に、わかりやすく萌え萌えしている峰さんですが、そんな彼女にヒカルくんはまったく気づきません。
    ここが非モテたるゆえんか…「自分はイケメンじゃないし、好きになってくれる人なんて居ない」という思い込みのせいで、せっかくのチャンスを逃してしまう。
    私もけっこうヒカルくん好きだな…かわいいよね…。私自身も非モテだけどね…。
     
    そして峰さんのリクエストでお食事デートすることになった、アンガールズの田中さん。
    峰さんは田中さんが大好きらしく「スタイルがいい!」「顔もかっこいい!」「知的な雰囲気!」とベタ褒め。
    しかし田中さんは照れるわけでもなく「襟がピヨッてなっちゃうんだよね〜」と自分の衣装を気にするなど天然発言がひょこひょこ飛び出します。
    確かに、顔面偏差値が高かったらすごくモテそうなキャラである。改めて思うと。
    「キモカワイイ」と大人気でしたしね。
    しかし、私は思ったのです。
    もしもアンガールズの田中さんがイケメンだったら…?
    「お前は乙女ゲーの攻略キャラか!」といわんばかりのあざといキャラになってしまうのではないだろうか…?
    田中さんはあのままで良い。むしろ完成されているのかもしれない。
     
    女慣れしてないがゆえの天然さと飾らなさが魅力の非モテ男子。
    もちろん「分かってない」感にイライラしてしまう女子にはおすすめできませんが
    読み終わったころには「非モテな男子もあり!?」と思う女子が続出する…かも…!?
     
     
    ・女子にはあるある、男性にはタメになる知識も満載!
     
    『女くどき飯』のすごいところは、読んで面白いだけではなく、しっかり実践に活かせる知識がつまっていること。
    ナンパしたいなら休みの日に繁華街で何人にも声をかけるより、平日の会社帰りに毎回1人、2人に声をかけるほうがよいとか(カウンセラーの男性談)。
     
    カメコ(コスプレイヤーの写真を撮る人)な四十路オタクのおっさんは、マイナス面である自分の容姿やコミュ力の低さを補うべく接客業につき、女性誌を読み、若い子との出会いも多いため話題について行けるよう最新の音楽もしっかりチェック。
    徹底的に女性の心理を理解することに努めているそう。
    イスを引いたり、コース料理がデザートに差し掛かった時に「僕の分も選んでいいですよ。半分こしましょう」という嬉しい提案がさらっと出てきたりするオタクのもっちゃり系おっさん。
    ギャップにクラっと来てしまう女子がいてもおかしくない。
    実際、若いコからモテモテらしいです!
     
    そんな男性たちの経験則をはじめ、峰さんから見た「化粧品プレゼントうれしい度ランキング」や「初デートで印象の良い店ランキング」など女子のハートを射止めるために使えるテクが盛りだくさんなのです。
    女子なら「そうなのそうなの〜!」と頷きたくなるあるあるネタとして楽しめます。
     
     
    ・笑わずにはいられない!?立ち読みは危険な1冊
     
    峰さんのキレのよいツッコミが面白く、内容も濃いのですごく満足感のある1冊でした。
    本屋でページをめくりながら、声をだして笑いそうになってしまい慌ててレジへ持って行ったいわくつき。
    書店で手に取るときには注意してくださいね。
     
    峰さんもさることながら、デートした男性たちのキャラクターが濃いこと濃いこと!
    彼らが恋愛や結婚について本音で語ってくれたのは、飾らない峰さんのキャラクターのおかげじゃないかな。
    残念ながら取材っきりの出会いになってしまった男子もいるようですが…。
     
    楽しい本と出会えてホクホクです。次の巻、はやく出ないかな…。