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《吾輩はおっさん女子である》カレカノではなくなる瞬間

  • 2016年07月16日  霜降 どいや  



    仲が良くて円満だと思っていた友人カップルが別れた。その別れた理由が意外すぎてビックリしたんだ。どんなに仲良くてカップルの関係を続けていたとしても、そんな理由から別れることもあると知った私は、もうどうすればいいんだよって思ったんだよな。

     

    ・幸せカップルからの意外な知らせ

    もう恋愛なんて全然してねえし、恋愛に全く興味が湧かなくなってしまっている私だけれど、友人の恋愛事情だとかは耳にする。耳にするっていうか、「ちょっと聞いてよ、これどう思う?」って感じで相手が勝手に話し始めるというか。友人だとはいえ、恋愛っていうナイーブな話にはあまり触れない(そもそも私が人のことを言える筋合いはないし)んだけどこの間墓穴を掘ってしまった。

    相手はもうずっと学生の間から仲の良い友人だ。親友と言ってもいい。そんなめちゃくちゃ仲の良い友人である彼女と久しぶりに話をした時に、「彼氏さんは相変わらず元気かよ?」と聞いたら「あ、別れたんだよね」と返ってきたんだ。これにはもうビックリしまくったんだよ。

    だって、彼女とその彼氏さんは、私が恋愛を頑張っていて出会いと別れを繰り返して、その挙句の果てに恋愛が面倒になってしまったっていう長い間、ずっと付き合ってたんだよ。もう何年もの付き合いだよ。安定して幸せそうだったし、交際も長いからいつかはゴールインするのかなと思っていた矢先の話だったから、私にとっては文字通りの「驚愕の事実」だった。

     

    ・長年の交際の末に別れる理由

    そもそも「このカップルは別れなさそう」っていう理由で、彼氏さんの話を振った私が迂闊だった。ナイーブなことに触れてしまったとめちゃくちゃ謝ったよ。でも、彼女は特に気にしていない様子で「あんまり別れたこと言ってないし、知らないのも無理ないよ。てか、気にしてないから大丈夫。今でも仲が良いし、連絡も取り合ってる。この間なんて仕事の相談に乗ってもらったよ」と返した。聞けば聞くほど別れた理由が分からなくなった。

    だってよ、今でも仲が良くて連絡も取り合ってるんだ。よくよく話を聞けば、仲が良いまま別れたみたいだし。ずーっと仲が良いままこれから先もカップルの関係を続けていくと傍から見ていて思っていた私だから、はてなマークが頭の上に乱立したんだよ。そんな私に彼女は「どうして別れたって思ってる?なんていうか、異性として見られなくなったんだよね。長く付き合ったせいかもしれないけど、異性というより家族になっちゃったんだよね」ってにこやかに言ったんだ。

    ずっと付き合ってきてもう異性として見られなくなったから、カレカノの関係を続けられなくなったから別れたって理由に驚きというか、「そんなこともあるのかよ」って思ってしまった。私がこれまでに別れた彼氏(現元カレ兼他人)たちには、別れようって思えるだけの嫌な理由があった。浮気だったり、それまでは分からなかった相手の嫌な部分が見えて幻滅したり。とにかく「もうこの人とは別れよう」って決定打があったんだ。

    だからこそ、彼女が別れを決断した理由が、最初のうちは理解できなかったし、怖くなった。まあ、私が「長く付き合いすぎて、相手のことを異性として見られなくなった」っていうシチュエーションを経験するほど、一人の相手と交際を続けたことがないからかもしれねえけど。

     

    ・おっさん女子、ますます恋愛に戸惑う

    ずっとトラブルなく幸せに恋人の関係を続けていても、「異性として見られなくなったからカレカノの関係を続けられない」そんな理由から別れることもあるのかと怖くなったんだよ。それってさ、難しい問題じゃん。だって、自分の中では「ずっと仲良く関係を続けられているし、これからも付き合っていくんだろうな」と思っていても、ある時突然相手から「もう異性として見られなくなった」って言われることもあるってことだし。そんなこともあるってもう、どうすればいいんだよっていうのが、おっさんをこじらせつつある私の正直な感想だ。

    だけど、相手のことをずっと異性として見られるかどうかっていうのは、恋愛でとっても大切なことなんだなあとも思うよ。「長い間付き合ってきたからこそ異性としてではなく、もう家族同然な間柄になってしまって異性として見られなくなった」っていう気持ちになってしまったら、そこから異性として見られるかっていえばかなり厳しいと思うし。自分の兄弟や姉妹や親を異性として見られないのと同様に、一度恋人が家族同然の存在となってしまったら、それはもう異性としてときめいたりしなくなると思うから。

    それにな、「この人が好きだ」とか「ずっとこの人と一緒にいたい」と思う原動力っていうのは、相手から異性としての魅力を見出して初めて生まれるんだろうなってのも感じる。だって、出会って好きになって付き合いたいと思うのは、異性としての相手の魅力がそう思わせるからだろうし。おっさん女子な私は、この時点でもう恋愛が無理ゲーすぎるんだよな。そもそも私には異性としての魅力を兼ね備えているとは我ながら思えないから。

     

    ・いつまでもラブラブを続けるためには

    おっさん女子な私だけど、いつまでもラブラブでいるためには、出会って付き合い始めた頃のときめきを思い出すようなイベントが必要なんだということは分かる。それに、相手の恋愛感情をずっと維持するためには、自分の「異性としての魅力」をキープしないといけないっていうことも分かる。

    だけど、どれも「異性としての魅力」を兼ね備えていることが前提になっている時点で、私がある人と出会って付き合って、その後もラブラブを続けられる気がしねえんだ。逆に、私のおっさんらしい部分を好きになってくれる男性と出会えたのなら話は変わってくるだろうけど、そんなことってほぼほぼありえねえだろうし。

    今回の友人の意外すぎる別れ話とその理由を聞いて、私は本当にこのままおっさん女子を続けていると恋愛ができねえんだろうなっていうのを突き付けられたような気がする。恋愛のきっかけも、付き合い始めてずっとラブラブを続けるためにも、全てに「異性としての魅力」が必要ってなると、私のような女はもう絶望感しか抱かねえよ。ともかく、恋愛が始まる前から恋愛に対して絶望するなんて「取らぬ狸の皮算用」でしかねえし、この話はもうやめようか。