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《吾輩はおっさん女子である》多すぎる「俺のこと好き?」チェックが嫌い

  • 2016年08月06日  霜降 どいや  



    昔の恋人の中には「俺のこと好き?」と愛情のチェックをしてくる人もいた。はじめのうちは嫌じゃなかったけど、時が経つにつれ、そしてチェックの回数が多くなるにつれ煩わしさしか感じなくなった。最終的には「好きだよ」と答えられなくなった。愛情の確認が、愛情を失うきっかけになったんだよ。

     

    ・恋人から「俺のこと好き?」と聞かれることもありました

    恋人から「俺のこと好き?」って聞かれるのは嫌いではなかったな。かなーり昔のことだけど、私だってそういうやり取りを楽しんでいた時代もあったんだよ。かなーり昔のことになるのがショックだけど。

    私がかつて付き合った男の全員が全員「俺のこと好き?」っていうチェックをしてきたってわけじゃねえ。兄弟で例えるなら一番末っ子、動物で例えるなら犬みたいな「割と構ってもらいたがりな可愛い系の男」が、「俺のこと好き?」って確認をしてきた。なんだろうな、寂しがりやだったんだろうな。

    そういう男と初めて付き合った当時の私は、「俺のこと好き?」と確認をしてくる行為にただただ悶えた。「可愛すぎるだろ!」ってな。可愛さに悶えながら「好きだよ〜!」ってハイテンションで答えた。それまで出会って惹かれて付き合った人たちは、割とS寄りというかリードしてくれるタイプが多かったこともあって、「可愛い系の男」はかなり新鮮だったんだ。新鮮だからこそすげえ可愛く感じるし、そんな可愛さが魅力的に思えてさらに好きになっていた。でも、それははじめのうちだけだった。

     

    ・多すぎた「俺のこと好き?」チェック

    単刀直入に言うと、「俺のこと好き?」のチェックが多すぎた。確かに、はじめのうちは「俺のこと好き?」と聞かれることにキュンキュンしていた。キュン死にしながら「好きだよ」と答えていた。だけど、あまりにも何回も聞いてくるとな、鬱陶しくなってくるんだよな。いや、付き合いが長くなって、はじめのうちは悶えていたその行為自体に慣れてしまって何も感じなくなった結果、徐々に鬱陶しく思い始めたのかもしれねえな。ともかく、多すぎた「俺のこと好き?」チェックが死ぬほど嫌になった。人間って身勝手な生き物だよなって思うよ、勝手に慣れて勝手に嫌になるんだからよ。

    相手の口から愛情確認の台詞が飛び出してきたら、「好きじゃなくて嫌いなら付き合ってねえよ」とすら思うようになった。実際、それを口に出して言ってしまったら身も蓋もねえし、きっと相手も傷つくから言わなかったけど。でも、その台詞は何度飲み込んだのかわからねえ。

    その台詞を飲み込んでいるうちに、「そこまで私に愛情の確認を何回もしないといけないくらいに、私は相手に感情を伝えられていないのか」っていう自己嫌悪にも陥った。私の中では愛情表現をきちんと相手に伝えているつもりだけど、伝わっていないのかもしれないっていうのは結構キツかった。「これでも愛情が足りてないのか?」「私たちの相性が悪いのか?」「愛情の伝え方が悪いのか?」もう何が悪くて何が良いのか分からなくなった。

     

    ・「好きだよ」と答えられなくなった

    確かに、「私のこと好き?」とチェックしたくなる気持ちも分かる。相手があんまり感情を表に出さないタイプの人間だったら、本当に自分のことを愛してくれているのか不安になって確かめたくなるだろうし。だけど、そういう確認を何回もされることが嫌いな私は、「俺のこと好き?」のチェックが多くなればなるほど相手のことを煩わしく感じた。

    それだけじゃない、愛情のチェックが多いことだけしか気に入らなかったはずなのに、どんどん相手の嫌な部分が見えてきたんだ。なんつーか、煩わしい愛情のチェックが原因になって、彼の他の部分にも嫌なところが目に留まるようになったんだ。

    そんな状態で、「俺のこと好き?」ってチェックに「好きだよ」と言えるわけがねえよ。次第に私は「好きだよ」と答えられなくなって、最終的には相手のことが嫌いになってしまった。愛情を確かめるはずの「俺のこと好き?」が原因で別れるなんて、出会った頃や付き合い始めた頃は想像もしなかったよな。

     

    ・「好き」という言葉だけが愛情表現じゃない

    何度も同じことを言われたり・されたり、しつこいことが嫌いな私だからかもしれないけど、愛情の確認なんてしないほうがマシじゃんって思う。何度も何度もチェックされる身にもなれとすら感じる。言葉としてきちんと伝え合う愛情の確認は大切だろうよ。でも、愛情表現って言葉だけじゃねえじゃん。仕草や態度、ちょっとした思いやりとかでも分かるじゃん。そういうのって相手のことが好きじゃねえとできねえよ。そういう言葉以外の愛情表現からきちんと愛情を理解してもらえていたら、あんなに多くの「俺のこと好き?」チェックに苦しまなかったのかな?って今になって思うよ。

    「俺のこと好き?」っていう愛情のチェックにノイローゼ気味になりそうなくらい苦しめられた私は、確認をする前に仕草や態度から愛情を分かってもらえたら面倒じゃねえのになってつくづく思う。そう思うし、私自身もそういう愛情を汲み取る・察する能力を高めてえなって。その能力が高いほうが、「本当に相手が私のことを愛しているのか?」って不安にならずに済むし、なんといってもウザがられるほど「私のこと好き?」チェックをしなくて済むからな。