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《吾輩はおっさん女子である》恋人自慢で余計な心配をする癖を直したい

  • 2017年07月15日  霜降 どいや  



    恋愛が面倒でおっさんをこじらせるようになってから、周りの恋愛事情に対してプラスに受け止められるようになった。と同時に、自虐風自慢とか恋人自慢をされるとその内容から余計な心配をしてしまう癖がついてしまったんだよな。

     

    ・おっさんになってから周りの恋愛の見方が変わった

    恋愛を頑張っていた頃の私は、周りの恋愛がうまくいっていることに謎の嫉妬や対抗心を燃やしていた。当時の自分自身を振り返ると「何をそんなに必死なんだ」「そんな感情を抱いてなんになるんだ」って思わなくはねえよ。というか、そんなふうに恋愛に関する様々な内容にいろんな感情を抱くことができた昔の私は、やっぱりそれだけ若かったんだろうなって。

    最近は恋愛が面倒でおっさん道をまっしぐらに突き進んでいることもあって、恋愛事情や恋人の話をオープンにする人に出会っても何も感じなくなった。何も感じないってのは間違いだな、幸せそうな様を話から感じ取ると「あら〜良かったねえ」ってホッコリできるようになったんだ。惚気話はホッコリできるから大歓迎だし、他人の恋愛に対抗心を燃やせられるほどの馬力もねえ。そもそも恋愛が面倒でその素敵さを忘れかけている私にとって素敵な恋愛模様との出会いは、失われつつある感情を取り戻す良い機会とすら思えるようになってんだよ。

     

    ・恋人のカタログスペックを自慢げに語る人に思うこと

    でも、聞いた恋愛や恋人の話全てからホッコリできるかと言えば、もちろんそうじゃねえ。特に「恋人を自分をさらにより良く見せるためのアクセサリーか何かだと思ってんじゃねえのか?」ってこっちに思わせてしまうほど恋人自慢をする人に対しては、嫉妬云々っていうより2つの点でどうも引っかかるんだよな。

    まず、恋人のスペックの良さを自慢げに語っている人達からは、「その恋人の高スペックさで自分をより魅力的に演出しようとしてるんじゃねえの?」と思えてならねんだよな。なんつーか、「高スペックな恋人に恵まれているほどに私は魅力的なんだ」っていうのを、恋人の高スペックさから間接的に堂々と語っているように思えるっつーかさ。確かに、素敵な恋人に恵まれる人はそれだけの魅力があるのかもしれねえけど、それをあえて自分から口に出して自慢するってダサくね?って。まあ、おっさんまっしぐらで恋人云々以前の問題の私が何を言ったところで関係ねえ話だけどよ。

    で、次に引っかかるのが本人は自虐風自慢のつもりなのかもしれない内容から、勝手にその2人の生活が心配になってしまうことだ。高スペックなことやルックスが良いことと合わせて「忙しいからなかなか会えない」「なんでもできて多趣味だから」なんて自虐風自慢をする人がたまにいる。こういう自慢を昔の私がされたもんなら、嫉妬や羨望から唇から血が吹き出さんばかりに歯を食いしばっていただろうよ。でも、今は自虐風自慢をされたとしても「なにそれ大丈夫か?週末に会えないとか寂しくないのかよ」「プライベートを趣味に費やす……でも共通の趣味がないとすれ違いにならねえのか?」ってその自慢を介して余計な心配をしてしまうようになってしまったんだよな。

     

    ・恋人自慢に隠されている何かがあるのかもしれない

    「そんな自虐風自慢をしていて大丈夫なのかよ、2人の仲は悪くなりそうだけど」ってなふうに私が心の中で勝手にワナワナと心配したとしても、こんな余計な心配は当事者間にとって本当におせっかいにも程があるだろうよ。だから、何も口に出さずに「ふ〜ん」と聞くことに徹しているけれど、「私が心の中で勝手に心配していることは、あながち間違いじゃねえのかもしれねえな」と勝手に想像したりもする。

    自虐風自慢をする人は「恋人の高スペックさ、そして高スペックだからこそ生じている恋人間の何か」を自慢へと昇華できるほどには、その内容をあんまり気にしていないかもしれねえよ。でも、高スペックな恋人の直して欲しい悩みを「周りの人間と自分とは違うってマウントを取るのため」に使わねえとやってらんねえよって半ばヤケクソ気味になってることも否定できねえわけじゃん。

    もしかすると、表では自虐風自慢をしている反面で、恋人と会えない一人の夜には「出会った頃にはこうなると思っていなかったのに」と枕を涙で濡らしているかもしれねえんだよ。それこそ「恋人が高スペックだからこそ直して欲しいと思う点」を自虐風自慢として発表して、恋人の高スペックさを使って自分をより魅力的に演出していることだって考えられるんだよな。自分自身が恋愛が嫌になっているからこそ、恋人自慢をされても何も思わなくなったんだろうよ。、でも、その代わりに全く関係ねえはずの私が誰かの恋人自慢から得た情報をもとに勝手に心配してしまう癖がついてしまったのはいただけねえよ。