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「助監督サユリが明かすAVの裏側」感じている演技って?

  • 2015年02月27日  助監督 サユリ  



    彼氏や夫から「気持ちよかった?」「イッた?」と聞かれたことはありますか?AVでは、基本的には“最高に気持ちがよい”“エクスタシーに達している”セックスを撮影します。「感じている演技」と「本当に気持ちが良いセックス」、一体どこが違うのでしょうか。AV業界で働くサユリが解説していきます。

     

    女性の皆さんは、「感じている演技」までいかなくても、まだセックスの経験が浅く、痛いのを我慢をして「感じている」ふりをしたことがある人は多いのでは?初体験から、痛みもなく「気持ちの良い」セックスができる男性と違い、女性の場合は、濡れにくかったり、男性の性器のサイズが大きければ痛かったりするので、必ずしもセックス=「気持ちが良い」とは限らないのです。

     

    ■感じている演技をしてしまう理由

    周りからヤリチンと呼ばれる男性や、経験人数が100人を超える男優さんでも、セックスの相手である女性が本当に感じているかどうかは、セックス中の女性のあえぎ声や態度だけではわかりません。しかし、男優さんは普通の男性より経験が多いので、挿入している膣の収縮で、「イったか」どうかをわかるという人もいます。

    ある男優さんは、女優さんがイク瞬間に物凄くアソコが収縮し締め付けられるのを感じたと言います。これは、女優さんの方も経験が多いので「どうやったらイケるのか」をわかっているからうまく相手にあわせられるとも言えます。

    AVの場合は、周りに大勢のスタッフが見ている中でセックスをしなければならないので、女性が嫌がる表情が撮りたい凌辱モノや、レイプと言った設定の場合を除いて基本的には「女優さんが気持ちよくなる」ように撮影を進めます。

    具体的には、女優さんの緊張をほぐすためのスキンシップや、ローターやローションと言うような道具を使って、挿入の前の状態から女性がリラックスし、気持ちよくなれるように準備しています。

    女性の感じている姿が撮影したいAVと違い、実際の恋人同士のセックスは、男性が気持ちよい体位で射精を目指す男性主体であることも多いのです。女性の方がまだ濡れていなかったり、準備不足でも、みんなそういうものだと思ってしまって「感じている演技」をしてしまう女性もいるのでは?

    いつまでも「感じている演技」をしていると、相手もそれで気持ちが良いと思ってしまい、本当に「気持ちが良いセックス」にはたどり着けないのです。

     

    ■女性が気持ちよいセックスとは?

    AVの撮影では、相手に恋愛感情がない相手とセックスします。でも、女優さんに「今まで一番気持ちの良かったセックスは?」という質問をすると、プライベートの彼氏とのセックスではなく、「撮影でしたセックス」という答えを言う女優さんが多いのです。

    セックスは、実は慣れている相手とするのが上達の近道なのです。セックスのプロであるAV男優さんは、ただセックスをしているように見えて、女優さんが痛くない挿入の仕方をしたり、反応を見ながら気持ちが良い体位に変えたり。セックス中も、相手を気遣いながら愛撫したり。常に「女性が気持ちよくなれる」セックスをプロデュースしているのが男優さんなのです。

    どの女優さんもデビュー作は、どこがぎこちなく「感じているフリ」に見えますが、撮影を重ねるごとに気持ちよくなってきた姿が、ユーザーにとっては物凄く「エロ」く感じるようです。

    女性も「セックス」に対して、「気持ちよくなりたい」という思いがなければ、ずっと「感じているふり」をしなければなりません。女性の場合、相手の事が好きであるほど、セックスで大胆になってしまうのは、恥ずかしく思ってしまうかもしれません。

    でも、プロの男優さんでも女優さんが「イッたかどうか」「気持ちよかったかどうか」は、凄く気になるそうなのです。女優さんが気持ちよくなった「エロい」姿を導き出すのが、男優さんの仕事なのです。男優さんも、経験が多いとはいえ相手によって気持ちの良い部分は変わります。相手の反応を見ながら、それが「演技であるのかどうか」を見極め、責めるポイントなどを考えます。

    なかなか、一般男性に男優さんのような事を求めるのは難しいですが、自分が気持ちが良いポイントや、してほしいことなどをお願いしてみる事で、「気持ちの良いセックス」に近づくと言えます。

     

    ■女性をイカせるのは男性の勲章

    AVを見ている男性のアンケートを見ると、AVのように「彼女をイカせてみたい」「彼女を失神させたい」「潮を吹かせたい」というような願望を持っている人が意外と多いのがわかります。

    男性にとって、女性がセックスで我を忘れてしまうほど感じてしまうのは「勲章」のようなものです。男性によっては、彼女に試すのは悪いと思うテクニックを、風俗やセフレ相手にしてみて反応を見る場合もあります。

    男性には本来「征服欲」があるので、セックスで身も心も自分の物になった状態を見るとさらに興奮してしまうようなのです。

    よく女性が「イクのが怖い」「自分から積極的になるのは恥ずかしい」と言いますが、相手の事が好きであれば逆に、男性に身を任せ自分から気持ちよくなるのが「感じているふり」から卒業できるチャンスと言えます。