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「助監督サユリが明かすAVの裏側」AV業界の女性達

  • 2015年01月16日  助監督 サユリ  



    アダルトビデオの制作現場にいる女性達と聞いて、どんなイメージが浮かびますか。AVを作っているのだからきっと特殊な性癖だったり、物凄くヤリマンの集まりだったり、もしくはAVに出演もしているのかも!なんていうのが一般的なイメージでしょうか。今回は、AV業界で日夜切磋琢磨している女性達の素顔に迫ります。

     

    AV業界の中でも、仕事の種類によって二つに分けることができます。一つは制作スタッフ。男女の関係なく、才能があれば女性でも監督ができますし、出世もできる実力の世界。もう一つは、裏方。経理や宣伝と言った事務系の仕事をするスタッフ。制作と事務でも、タイプは違います。

     

    ■男勝りな制作スタッフ

    AVユーザーは主に男性なので、スタッフも大半は男性スタッフが多い世界。そこで、自分もAVを撮ってみたいという野心を持って業界に入ってくる女性は、美大卒だったり、映画好きだったり、こだわりがあるタイプが多いです。

    女性をエロく、美しく撮る事が重要なAVですが、スタッフとして働いている女性達は、撮影前には、小道具や衣装の貸し出し、機材のレンタル、事前の準備、撮影当日もADとして動き回り、撮影後は撮影素材の編集など、休む暇もなく働きづくめで、家にも帰れず、時にはお風呂すらも入らないで仕事をしていたりします。まさに、男社会にもまれてどんどん男性化していきます。AVを撮影している男性スタッフは、一生懸命な仕事姿で女優さんやメイクさんなどのスタッフからモテたりするのですが、女性スタッフは逆に恋愛の対象から外れていくのです。

    AV業界で働いている女性スタッフは、仕事柄、自分の性癖やエッチを隠しません。女性も性欲があるのを認めているので、女性同士で集まると「バイブ」や「一人エッチ」の話題で盛り上がるのです。自分がどういうセックスがしたいか、どうやったら女性が気持ちよいかなど、プロのセックスを見ていて詳しくなっている反面、理想が高くなってしまい、セックスがしづらくなるようです。

    AV業界で働く男性が、学生時代からの彼女や同業者の女性と長く交際が続く場合が多いのと比べ、AV業界で働く女性達に共通する悩みが、彼氏に仕事を理解してもらえず別れてしまうというパターン。やはり男性は女性の「処女性」や「純潔」を大事にする生き物なので、実際には出演していなくても、裸を扱う仕事と言うだけで許せないという古風な男性もまだ多いのです。

    AV業界で働いていると、「どういう女性が好まれるのか」「どういうセックスが気持ちよいのか」などどんどん理解できる分、それとは正反対の女性を捨てた生活をしなければならないのでAV業界の女性スタッフは、彼氏を選んで仕事を辞めてしまう人も中にはいるのです。

    AV業界で働く女性制作スタッフは、カメラマンや照明といった技術スタッフさんや、撮影が終わった深夜まで営業している飲食店の店員など、仕事に理解のあるフリーランスの男性とつきあう事が多いようです。

     

    ■意外にモテるのがAV業界の事務社員

    エロにも理解があり下ネタにも反応し、身なりもきちんとしていて社会人としてのマナーもある。AV業界で働く事務系のスタッフの女性は、表向きには裏方ですが実はモテます。

    基本的には内勤なので、制作スタッフの女性たちのように表舞台に出たりする機会はなく、業務内容も普通の会社と同じで、経理や総務といったデスクワーク。扱っている商品がアダルトビデオというだけで、普通の企業よりも給与が良い場合が多いので、最近は女子大生の就職先としても人気が高いようです。

    AVの制作会社は男性社員の方が多い業界。男性スタッフにとって、仕事に理解もあり、身近でありながら女性らしさもある事務系の社員は、つきあう相手として都合がよいのです。また、事務系の女性は制作や宣伝、場合によっては営業のスタッフなど別部署の男性社員とも関わりを持つ仕事が多く、打ち合わせと称して食事などに誘われる機会も頻繁にあるのです。

    AV業界の事務として働くタイプは、高給目当てで働いている「割り切りタイプ」と、実は意外に多い「奥手タイプ」と二分化できます。割り切りタイプは、「隠れ」ヤリマンの場合も多く、男性スタッフがお喋りな場合、飲み会などで割り切りタイプの女性とセックスした話を暴露し、「実は俺も」と次々とセックスしている男性が発覚したりします。この「隠れ」ヤリマンタイプは、見た目は、清純派っぽい服装だったり、派手目じゃないのも特徴です。割り切りタイプは、AV業界で男性を身近に見ているので、「どうすれば口説かれるか」「男性に喜ばれるか」を理解している女性も多く、手堅く結婚して退社していくのが特徴です。まさに、仕事が命の制作スタッフとは正反対の生き物と言えそうです。

    AV業界に意外といるのが「処女」と「童貞」。童貞の場合は、AV業界に就職すれば、セックスできると思って入社してくるので、撮影にも積極的だったりします。女性の場合は、セックスへの好奇心から、毎年一人位の割合で処女や、人生で一人しかセックスしたことがない女性などが業界に入ってきます。その場合、制作スタッフではなくパッケージのデザイナーと言った専門職や、大学で宣伝を学んできたりと、個性的なタイプだったりします。この場合、実際はセックスに興味があるのに、商品として「セックス」を考えてしまうため、なかなか自分でできなくなってしまうようです。

    AV業界で働いているとはいえ、普通の女の子。仕事に熱心になると男性から女性扱いされなくなるのはどこの業界も同じなのですね。AV女優と言う、エロくて可愛い女性を毎日見ている男性スタッフにとって、男性を理解しつつ、下ネタも笑えるような女子力の高いタイプが、モテるんですよね。