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「舞子ママの酔いどれ恋話」女は“もしも”話が好きな生き物なのよ…

  • 2016年08月31日  水沢 舞子  



    いくつになっても夢見がちな女は、たとえ話が大好き。絶対に叶わないとわかっているのに「もしも〜なら」って考えちゃうのよね。
    でもそれを男に話すのはNGなの。それで失敗したホステス、たくさん知っているわ…。
     
     
    「もしも宝くじが当たったらどうする?」「もしも女に生まれ変わったらどうする?」なんて質問を男にしたことはないかしら? 女はこういう“もしも”話が大好きよね。私は「もしもイケメンと出会ったら?」「もしも子どもがいたら?」という話で3日は盛り上がれちゃうわ(笑)。
     
    そもそも男と女は脳の作りが違っていて、男は女ほど色々なことを考えていないと言うわよね。小説だって男性作家は現実の話を書くのが得意なのに対し、女性作家は心理描写を書くのが得意って聞いたことがあるし、なんせ女は夢見がちなのよ。
     
     
    ■男は“もしも”話が嫌い…?
     
    たとえ話って会話に詰まったときの助けになるせいか、ホステスたちもお客様によく尋ねているわ。お客様もノリノリで答えてくれているんだけど、気付けば女同士で盛り上がっているときがあって、ホステスたちに注意することがあるの。その時ひとりのホステスが「どうして男って“もしも”話が嫌いなんですか?」って私に尋ねてきたのよ。「そういえばどうしてかしらね?」と思って、仲の良いお客様に尋ねてみたんだけど、そしたら「現実的じゃないから」と言っていたわ。
    確かに“もしも”の話は“もしも”であって、現実の話ではないのよね。いくら「宝くじで1億当たったら?」なんて話をしたって、現実には1億円なんて手元にはないし、使うことだって出来ないわ。でもこういう会話って凄く楽しいと思うんだけど…、夢見がちな女と違って男はリアルしかみていないものなのかしらね。
     
    そういえばホステスが「ハワイに行きたい」って言ったときのエピソードが、夢見がちな女と現実的な男の話にピッタリかもしれない。ハワイに行きたいというホステスに、お客様は「だったら一緒に行く?」と軽い気持ちで誘ったの。ホステスはハワイに行ったら何を買いたい、コレをしたい! って嬉しそうに話すものだから、お客様…本当に行けると思ってしまったみたい。「ママ〜! あのお客様がハワイへいつ行くかってしつこいんです〜」と泣きついてきたのは3日後のことよ。その場にいたホステスはみんな“もしも”話だって理解してたんだけど、現実的な考えしかない男は期待してしまったのね。お客様いわく「じゃあなんであんなに嬉しそうにハワイでのプランを考えていたんだ!」って言っていたけど――恋人でもない男と海外旅行へ行く女の方が、現実的ではないって気付いて欲しかったわ(笑)。
     
     
    ■「カレが話を聞いてくれない」という人は
     
    “もしも”の話はとても楽しいんだけど、女はただ会話を楽しむ為だけに、男に尋ねているわけではないの。カレの何かを探るために“もしも”話を使うって、結構あるある話だと私は思ってるわ。
     
    会話の最初に“もしも”をつけておけば、後で「今の話は冗談だからね」「例え話だからね」って誤魔化すことができるのよね。思い返せば私も昔、「もしも結婚するとしたら、何歳でしたい?」「子どもは何人欲しい?」だなんて、例え話のフリして元カレの気持ちを探ったものよ。最初はカレも答えてくれていたんだけど、そのうち返事が適当になってきて…。私は真剣に尋ねているから「どうしてちゃんと答えてくれないの!」って怒っちゃったんだけど、カレからすると「でもそれ、たとえ話でしょ?」「もしもの話だよね?」というレベルでしかなかったの。大切な話はキチンと話さなくてはダメって気付いた瞬間よ。
     
    「大事な話をしているのにカレは本気で聞いてくれない」という人がいるけれど、会話の最初に“もしも”を付けて話してるんじゃないかと思うわ。“もしも”を付けて話をする人、私の友人にも結構いるの。自分のクセになっていないか、一度友達に尋ねてみるのも良いかもしれない。
     
     
    ■女にとって大切なたとえ話
     
    男性にはなかなか受け入れられない“もしも”話だけど、この手の想像って本当に楽しいのよ。合コンの予定が入るたび、「もしも素敵な出会いがあったらどうしよう!」だなんて考えては、服装やメイクに気合いを入れるの。まぁ、ほとんどがムダに終わっちゃうんだけど…。
    でもこういう妄想をする時間って女にはとても大切だと思わない? 理想や夢が無くなるってことはつまり、日々のトキメキがなくなるってことよね。トキメキがない生活ほど寂しいものはないわ。アラサーにもなって「王子様が白馬に乗ってやってきたら」なんて考えているのはチョット痛いかもしれないけれど、「リッチな社長様と街角でぶつかって――」くらいの妄想ならアリよ。どうせリアルには理想の男なんていないんだから、せいぜい女同士で“もしも”話に夢を見て生きていきましょうよ(笑)。