TOP > イククルコラム > 「舞子ママの酔いどれ恋話」性格の可愛さは“一生モノ”よ

「舞子ママの酔いどれ恋話」性格の可愛さは“一生モノ”よ

  • 2017年03月15日  水沢 舞子  



    誰だって醜いモノより可愛いモノの方が好きよ。
    どんな容姿で生まれてくるのかは運だけど、性格は自分で選択することができると思うの。男に「可愛い女だ」と思ってもらうためには、努力も必要だと思うわ。
     
     
    女って無条件に可愛いものが好きよね。自分の外見や性格のせいで、大っぴらに「可愛い〜!!」と飛び跳ねることができなくても、可憐な花やキラキラ輝くアクセに夢中だという人も多いわ。でもね、可愛いものが大好きなのは女だけじゃないのよ。男だって可愛いものが大好き! 特に“可愛い女”には夢中になっちゃうようね。
     
     
    ■可愛い女といえば…
     
    私のホステス人生の中で、一番「可愛い!」と思った女は間違いなくあの子ね。入店してすぐ、見た目のかわいらしさでバンバンお客様からの指名が入ったんだけど、彼女の本当の凄さは、徹底して“可愛らしさ”を追求していたトコロよ。他のホステスが誕生日やクリスマスにブランド物のバッグやコートを買ってもらっている中、彼女は花束やケーキをおねだりしていたの。「だって、控えめな女の方が可愛いでしょう?」とニッコリ笑う姿に、私は良いホステスを捕まえたと心の中でガッツポーズをしたわ(笑)。
     
    でもね、彼女の可愛らしさは本当に徹底していて…。「若いお嫁さんやお母さんの方が可愛い」という理由で、敏腕弁護士さんと早々に結婚しちゃったの。30歳を超えた花嫁さんを見ると、多少なりと「可愛い〜素敵〜!」って言葉に嘘が混じってしまうものだけど、彼女は20代前半の花嫁。それはもう、可愛らしいとしか言いようのない花嫁さんだったわね。
    店に在籍していたのは1年と少しだったのに、10年以上経ってもお客様から「あの子はどうしてる?」と尋ねられるの。名前は出てこなくても、「あの、ものすごく可愛かったホステスは元気なの?」ってね。「もうそれなりにオバチャンになっているわよ」とお伝えしても、「可愛いオバチャンになってるんだろうなぁ」ってお客様は言うし、「可愛いオバアチャンになるんだろうなぁ」って呆けているし…。男ってホント、可愛い女が大好きよね。
     
     
    ■可愛い女と、そうでない女
     
    そもそも、容姿の可愛らしさで戦うことができる女は少数よ。ほとんどの女は『鏡を見るのが苦痛』『スッピン=化け物』みたいな感覚で生きていると思うの。そんな女が男に「可愛い」と思ってもらうためには、やっぱり努力しかないのよね。
    けれど私、これだけは言っておきたい! 容姿の可愛さでホステスを選んだお客様は、すぐにお店に来なくなってしまうの。独断と偏見、って言われるかもしれないけれど、容姿の優れた女って案外中身は空っぽ。ニコニコと笑っているだけで、親や男に可愛がられてきたんでしょうね。けれど、容姿やスタイルがイマイチ…っていうホステスは、一度ついたお客様をガッチリつかんで逃がさない。出会いのチャンスは少ないけれど、その少ない出会いを確実につかみ取る力を持っているのよ。
     
     
    ■可愛いを手に入れたホステス
     
    そういえば以前、「好きな男を振り向かせたい」といって、面接を受けにきた女がいたわ。容姿やスタイルに自信がないからこそ、ホステスの“男を落とす手練手管”を身につけたいと思ったみたい。
    そんな彼女が最初に覚えたことは気遣いよ。グラスが空になればお酒を注ぐとか、タバコに火をつけるとか。けれどソレだけでは指名をもらえない。いつも、「どうすれば好きな人に振り向いてもらえるのか」を必死に考えていた彼女は、『自分のことを“可愛い”と思ってもらう』という結論にたどり着いたの。けれど、具体的にどうすれば良いのかまではわからなかったみたいね。
     
    見た目の優れた女が一輪の花を見て「可愛い」といえば、無条件に男も「可愛い子だな」って思うわ。けれど、容姿の優れない女が同じものを見て「可愛い」と言っても、残念ながら男は「はいはい」で終わってしまう。だからこそ、頭を使わなきゃいけない。「この花の花言葉は○○なのよ。必死になって生きている花なのね」とか「卒業式にこの花を後輩からもらったの。枯れさせたくなくて、キチンと水切りをして、延命剤も使って頑張ったんだけど…」といった、“ちょっと男がドキッとするエピソード”を添えるの。花言葉や花を長持ちさせる方法を知っているということは、それだけ花が好きってことよね。本当に“可愛い花”が好きなのだと証明することができるわ。
     
    この話をしただけで、彼女は“可愛い”を手に入れたわ。もちろん好きな男もね。「可愛い〜」という言葉を武器にできない女は、知恵をつけるしかないの。「桜の花はね」「ネコちゃんはね」、そんな話を自分の雰囲気に合わせて語るのよ。
    男は可愛い女が好きよ。これはもう、絶対にそうなの。男が好む可愛さを外見で表現できない女は、性格で可愛いを作るしかないわ。可愛い外見は年々衰えていくけれど、性格は努力次第でドンドン可愛くなれる。どちらの“可愛い”がお得なのかは一目瞭然よね。