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【ねむみの切り捨て御免】出会いはゴールじゃなくてスタート

  • 2014年06月19日  安眠亭 ねむみ  



    素敵な出会いをして恋に落ちるとそれだけで満足してしまうこともあります。さらに、恋に落ちて交際を開始した時も、それがゴールだと思えて仕方ありません。しかし、それらの出会いや交際は決してゴールではなくスタートでしかないと私は考えます。

     

    ・恋をすることがゴールだったかつての私

    こちらのコラムで何度も言っているように、かつての私はとにかく非リアを拗らせまくっており、現実逃避としてアニメの世界に入り浸っては「二次元最高!リアルはクソ!」と本気で思っていました。そんな私ですから、ときめいたり恋に落ちることなんて滅多にありませんでした。なので、「三次元の異性にときめく」それ自体をゴールと定め、あれこれと頑張ったものです。

    「せめて二次元から脱却しよう」と三次元のイケメンと称される有名人が出演するドラマを見たり、映画を見たりあるいは雑誌を見たり、とにかく廃れきってしまった心をキュンとさせようと必死でした。しかしながら結局は「こんなイケメンは私のような人間のことをもはや人間と思っていないだろうな…イケメンなんて嫌いだ!」と逆効果になってしまいました。今から思うと「なんという被害妄想なんだ」と面白くなります。そして再びアニメの中の可愛い女の子を絶賛する日々が始まったんですね。

    そうこうしているうちに、もうすぐ結婚をする今の彼氏と出会ったのでした。それはそれは我ながら大変驚きました。「この感情…なんだかとても懐かしい…あれ?この想いの名前ってもしかして恋じゃね?」と気付いたときには、「こんな私でもまだ恋をすることができたんだ」という喜びが脳天から溢れ出てきそうになりました。私が取り戻したくて仕方のなかった恋心を再び得たわけです。それだけでも私は満足でした。しかし、人間というのは貪欲なもので「彼と付き合いたい」という感情がふつふつと湧いてきたんですね。

    「恋をすることがゴールだった私」から「恋に落ちた相手と付き合うことがゴールの私」へと進化した瞬間でした。

     

    ・付き合うことがゴールではない

    それからというものの二次元のアニメ関連などの趣味にお金を使っていた私は、自分自身にそれらのお金を費やすようになりました。可愛らしい洋服や髪の毛のケア…「ああ、女ってお金のかかる生き物だったな」と再認識したほどでした。たとえ好きなアニメのキャラのフィギュアが新発売されようとも、グッと我慢をして洋服を買ったものです。アニメを見ずにネットで「気になるあの人を落とすテクニック」などのコラムにも目を通しました。それはそれは、自分ができる「女としての魅力を身につける手段」は全て試したものです。

    その甲斐があってか出会ってしばらくした後に、その意中の彼もといもうすぐ結婚する今の彼氏と結ばれることになったのでした。「あれ?このリアルの世界ってこんなに素晴らしかったっけ…?」と思えるほどには世界が輝いて見えました。なんて単純な私なんだろうと思います。付き合い始めてから少しの間は「付き合いたくて仕方なかった彼と付き合えることが出来た喜び」だとか「忘れかけていたキュンキュンとした淡い感情」に酔いしれました。まるで「人生のゴール」を迎えたようでした。しかし、気付いたのです「こうして付き合い始めたのはゴールではなくて、単なる彼と一緒に過ごすスタートにしか過ぎないんだ」ということに。

     

    ・次のステージのゴールに向かって突っ走れ!

    彼を振り向かせるために努力の限りを尽くした片想い期間を経て、晴れて交際を始めた当時の私は次第に「私はこの人と一生を共にしたい」と切に願うようになりました。本当に人間という生き物は貪欲なもので、欲求がどんどんと大きくなっていくんですね。「交際を始められたのだから、ずっとこのまま彼と一緒にいたい。結婚もしてずっとそばにいたい」とそう思えた頃から、彼との人間関係を円滑に送るための努力が始まりました。とは言っても、ごくごく普通に楽しく過ごしていただけなんですけどね。ありのままの自分でいても、彼を怒らせることもなければ私が不機嫌になることもないという大変素晴らしい関係ができていました。

    そんな関係を経て、私はもうすぐ入籍をします。すると「結婚がゴールだった私」からまた新たなステージの私へと変わることでしょう。これから先の人生を共に彼と過ごすのですから、これまでとは打って変わって何が起こるかわかりません。良いこともあれば悪いこともあるでしょう。どんな場面であろうとも、私は彼と一生を共にすべくこれまでのように努力を惜しまないでいたいです。

    「結婚は女性にとっての人生のゴール」だとか思われがちですが、そのゴールを迎えて「妻」という肩書に甘んじていてはきっと彼の私に対する感情は次第に薄れていくことでしょう。そうはならない、させないために私は結婚をしたからといって彼への扱いを雑にしたり、八つ当たりをしたりなんてことは絶対にしたくはありません。そんな私を好きと思ってくれた彼を蔑ろにする私なんて、私自身も嫌いですし彼だって嫌いになるはずです。

    恋に落ちたとき、交際をし始めたときに思った「これはゴールではなくスタートにしか過ぎないんだ」という心構えを忘れること無く、もうすぐ幕を開ける新婚生活をスタートと捉え、これからの「新たなゴール」に向かってこれまで以上に頑張りたいものです。