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【ねむみの切り捨て御免】私がメンヘラクソビッチを卒業できた理由

  • 2014年10月02日  安眠亭 ねむみ  



    かつてはメンヘラクソビッチだった私。だけど、そんな私が一人の男性を結婚を真剣に考え、そしてその結論に到れるまでに恋ができた。どうして変われたのかなって考えてみると、本気で恋に落ちたからだと思う。

     

    ・1年先の自分が思い描けなかったメンヘラ時代

    私はメンヘラクソビッチだった。男との関係も、友人関係も、いろんな人間関係のほつれからメンヘラになった。それはそれは、絵に描いたようなメンヘラクソビッチだった。セックスに依存し、セックスを使って自分を必要としてもらおうとしてた。言ってみれば、セックスはメンヘラだった当時の自分の存在価値を見出す道具だったんだよね。

    セックスすら出来ないほどにメンヘラが酷い時には、ろくに生活もせず、ただただ薬をもらいに病院に外出するだけで、後は布団にくるまって「死にたい」とか「どうしてこんな私は生まれてきてしまったんだ」と一人で泣いてた。時には生きてる意味だとか、こんな病気に苦しんでる毎日とか、恋人でもない男達と快楽を貪るような、そんな荒んだ生活とか、もう何もかもが嫌になった。何回か自殺未遂をしたし、病院の中で死ねなかったことを知った時には、死ねなかった自分自身すら嫌になった。

    そんな当時の私は、その翌年の自分が一体何をどこでどんな風に過ごしているのか、そんなビジョンすら描けなかった。「たぶん、死んでこの世にはいないだろう」と、何も考えられなかった。そりゃそうだよね、毎日生きることすら嫌になってる人が、将来のことを考えられるはずもないよね。「死にたい死にたい」とそう思いながら、死のうにもなかなか死ねずに、死んだ目をして生きてた。そんな毎日がガラッと変わったのは、もうすぐ旦那になる今の彼氏と出会ったときから。

     

    ・メンヘラを受け入れてくれた恋人

    今の彼氏と出会った頃は割と症状も重くなく、人並みに生活ができてた。そんな頃に出会った彼氏だから、私が精神疾患者だとは明かさずにいた。だって、メンヘラと知られたらこれまでと同じように、嫌がられると思ったから。だから、言い出さなかった。けれど、ずっと調子がいい日が続かなかった。彼氏と付き合い始めてしばらく経った頃、理由もなく何もかもが嫌になって、死にたくなった。なぜかは分からない。彼氏がいて幸せなはずなのに、どうしてこんなに悲しい嫌な思いをするのか、そんな自分への嫌悪感すら抱いた。

    そして、自分だけではどうすることもできずに、彼氏に打ち明けた。

    「私は心療クリニックに通っていて、精神病と診断されている。これまでにも、何度か自殺未遂をしている。これまでは嫌われたくないから隠していたけれど、実はそうだった。メンヘラとか嫌だよね、別れよっか。私よりもきっと素敵な人がいるはずだから、その人と楽しい日々を過ごして下さい」

    …たぶんこんなことを言った気がする。そう言った私を彼氏はずっと抱きしめてくれて、わんわん泣く私をなだめてくれた。「俺はそんなことで別れない。そんな半端な気持ちで付き合ってない。少しずつ治していこう、一緒に」そう言ってくれて私はまた泣いたっけ。この人は本気で私のことを愛してくれているのだから、私もその想いに応えよう、そう思った。

     

    ・愛情は人を強くしてくれる

    メンヘラを根本から治してしまうために、メンヘラになってしまった原因であるその環境とおさらばするために、何もかもをリセットした。リセットして治療して落ち着いてきてから、それまで飲んでいた薬を断つ期間が訪れた。その時が一番つらかった。薬を処方してくれ、そうすれば楽になれるから…何度思ったっけ。けれど、そこで薬を飲んでしまったら一生薬が必要なメンヘラのまま。それに、いつも支えてくれて励ましてくれる彼氏にいつまでも頼っていられない、辛い思いをしている私を見せたくない、その一心で治療に臨んだ。

    そして、薬を飲まなくても至って普通に健康的に暮らせるようにまで復活した。正直、彼氏と出会っていなければ、あのまま荒んだ生活を送ってしまいには一人で死んでいたと思う。けれど、今はしっかりと彼と共にいるであろう未来のビジョンも描けるようになった。私がメンヘラクソビッチを卒業できたのは彼が本気で私を愛してくれ、私が「本当の恋」みたいな何かを知ったからだと思う。愛している人のためならば、どんなに辛いことも乗り越えられる。愛情が自分の力になるなんて、それまで知らなかった。それほどまでに愛し愛してくれた人だからこそ、結婚という結論に至ったんだろうな。

    私はもうすぐ結婚をする。一時期は死にたくて死にたくてたまらなかったけれど、今はもうそんなことはないし、むしろ死ぬことが怖い。数回自殺未遂をしたけれど、生きていてよかった。今だから言えるけれど、生きてないと何もできないんだよ。ただでさえ、自殺未遂して意識を失ってる時でさえ何もできないのに、死んでしまったら好きな人の体温も、表情も声も感じられない。私の想いも何も伝えられない。私が今こうして生きているのは、彼のおかげだと思う。だからこれから結婚をして、同じ人生を歩んでいく際には、これまでに支えてくれた分や励ましてくれた分、いや、それ以上に彼の支えになり、励みになる存在でありたい。元メンヘラクソビッチはこれからは新妻として、どんなときも彼に寄り添って生きていきたい。