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【はるひの恋愛処方箋】「恋しさ」と「人恋しさ」混同していませんか?

  • 2013年08月27日  小高 はるひ  



    まだまだ暑い日が続いていますが、これから秋に向かって、そしてその先の冬に向かって増えてくるのが、「人恋しい」という気持ち。この気持ちは、「誰かを恋しい」と思う気持ちの混同しがちです。あなたは大丈夫でしょうか。

     

    だんだんと涼しくなっていくにつれて陥りやすいのが、「人恋しい」という気持ちです。肌寒くなってきたことによって、「人肌恋しい」「誰かに温めてもらいたい」「誰かと手をつなぎたい」と思う人もいますし、冬にはクリスマス、バレンタインデーなどのイベントもあります。また、夜が長くなるので、ひとりの夜が寂しくなる人も多いようです。

     

    こんなときに陥りやすいのが、人恋しいと思う気持ちと、誰かを恋しいと思う気持ちを混同してしまうことです。誰かに会いたい、誰かと話したい、ひとりでいたくない、そんな気持ちを、身近にいる誰かを「好きだ」と思う気持ちと履き違えてしまうのは、結構陥りやすい心理です。

    「人恋しさ」と「恋しさ」を勘違いしないためには、どうすればよいのでしょうか。

     

    ◆あなたが今会いたい人は誰?

    ひとりが寂しくなったとき、夜寝る前、楽しいことや悲しいことがあったとき、誰かに話を聞いてもらいたいときなどに、ふと思い浮かぶ人はいますか?いるとしたら、その人は今あなたが身近に感じている人に間違いありません。しかし、それが「好き」だからなのか、「寂しいから」なのか、きちんと自分で自覚することが大切です。

    「そんなときに思い浮かぶなんて、好きだからに決まってるじゃないか」、と思う人もいるかもしれませんが、ちょっと冷静になって考えてみて欲しいと思います。ただ単にその人とは手軽に連絡が取れるから、何でも話ができるから、という場合もありますし、一番怖いのは、自分を好きでいてくれているから、というときです。最も多いのがこのパターン。

    相手が自分のことを好きでいてくれるから、電話をしたら必ず出てくれるしメールをしてもすぐ返事をしてくれる、「寂しい」「会いたい」と言えば会ってくれる、だからその人の顔が浮かんだ、ということはないでしょうか。好意を持たれて嫌な気持ちになる人は滅多にいません(相手に問題があれば、そうでない場合もありますが)。ですので、寂しいときに自分を好きだと思ってくれている人がそばにいると、その人に会いたい、その人のことを自分も好きなのではないかと勘違いしてしまうことがあります。そうすると、相手があなたのことを好きなわけですから、簡単にお付き合いに進展してしまうことがあるのです。

     

    ◆勘違いが生む悲惨な結末

    心寂しいときに「この人のことが好きなのかも」と思い、お付き合いを始めてしまったり、デートを重ねてしまったりするのは、あなたにとっても相手にとってもよい結果をもたらしません。あなたは本当はその人のことが好きではないのですから、ちょっと冷静になったときに「私はどうしてこの人と付き合っているんだろう」と思ったり、自分が寂しくないときは会いたくないと思ったり、ひどいときにはうっとうしく思ったりしてしまいます。そんな付き合いが楽しいはずはありません。

    また、相手にとっても、せっかく付き合ったのに、あなたが自分のことを好きではないというのはとても苦しいことです。せっかくそれまで親しく、いろんなことを話せる間柄だったとしても、恋愛関係になったことによって、最終的にこれまでの関係さえも継続するのが難しくなってしまうことが多々あります。そんな間違いを犯さないようにすることが、重要です。

     

    ◆「人恋しさ」を「恋しさ」と混同しないためには

    はっきり言ってしまうと、「恋しさ」はその人を好きだという感情ですが、「人恋しさ」はその人である必要がありません。近くにいてくれて、話を聞いてくれる人、温めてくれる人なら、他の人であっても同じように顔が浮かぶ可能性があります。ただ、好きな人はそうはいきません。どんなに離れていても、なかなか会えなくても、時にはまだメールや電話が出来るような間柄でなかったとしても、ふとしたときに顔が浮かぶ、会いたいと思う、それが本当に恋しいという気持ちです。

    では、「人恋しさ」と「恋しさ」を混同しないためには、どうしたらよいのでしょうか。寂しいときや、楽しいことがあってそれを人に話したいとき、逆に悲しいことがあってそれを人に聞いてほしいとき、誰かに会いたいと思うのは普通の感情です。逆に、そういう時でなくても会いたいと思う人は、人恋しいのではなく、その人を好きな可能性が大きいです。例えば、きれいな景色を見たとき。その景色を誰かに見せたい、誰かと見たい、と思うのであれば、それはその人のことを好きな可能性が高いです。見極める一番簡単な方法は、自分のために会いたい、自己中心的な気持ちで会いたいのではなく、相手の力になりたい、相手と時間を共有したい、という思いがあるかどうかです。特に、相手が自分をどう思っているかに流されてはいけません。相手を「好き」という気持ちは、相手があなたをどう思っているかとは関係ないものです。

     

    ◆「人恋しさ」を感じないためには

    「恋しさ」と「人恋しさ」を混同する以前に、「人恋しさ」を感じないようにする、というのもひとつの手です。これからの季節、ひとりを感じるのはより一層寂しいですので、おすすめの方法をいくつか紹介します。

    まずは、よく言われることですが、親しい友達と会っておしゃべりをしたりショッピングをしたりすること。やはりひとりでいると、どうしても余計なことを考えがちです。なるべく人といるようにすること、人といるときに目いっぱい遊んで、夜は疲れてすぐ眠れるようにすることです。

    しかし、毎回友達に頼るわけにはいかないですし、夜中など、ひとりでいるときに何とかしたい場合は、趣味を見つけることがおすすめです。読書や音楽など手軽なものを楽しむのもよいですし、過ごしやすい季節になるので、資格などの勉強を始めてみるのもよいでしょう。仕事の役に立つものでも良いですし、語学を磨いて海外旅行の準備をしたり、twitterなどインターネット上で外国人の友達を作ったりするのも楽しいものです。ひとりでやるのに自信がない人は、スクールに通うのもありです。

    私が特におすすめしたいのは、料理とお菓子作りです。男女問わず、ひとりでも手軽にすることができます。特に興味がなくても、上手でなくても構いません。やってみるとわかるのですが、料理やお菓子作りは思った以上に頭を使います。作っている途中は余計なことを一切考える余裕はあまりありません。また、材料を切ったり煮込んだり、焼いたりなどなど、意外と時間がかかり、あっという間に時間が過ぎます。勉強などは成果が出るまで時間がかかりますが、料理は終わった後にすぐ食べるという楽しみがあるのも良い点です。体に良いものを作れば、健康増進にもつながります。食材をちょっと遠出して買い出ししたり、料理本を選んだり、ネットやテレビからレシピをメモしたり、自分だけの料理帳を作ったり、前回失敗した料理に再挑戦したり、様々な楽しみ方ができます。

     

    人恋しいと思う気持ちは、次の恋への大きなモチベーションになります。しかし、恋しいからといって自分の気持ちと向き合わず、安直に人に頼ってしまうのは失敗の元です。ひとりの時間、寂しい時間とうまく付き合えるようになって、新しい恋の到来を待ちましょう。