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【はるひの恋愛処方箋】アイドルのファンは恋愛しちゃいけない?

  • 2014年01月21日  小高 はるひ  



    ここ何年か、テレビでアイドルをよく見かけるようになった気がします。ファンの数も一時期より格段に増えているはずです。アイドルのファンは異性からはどう見られているのでしょうか。また、恋愛とファン活動の両立は可能なのでしょうか。今回は、アイドルのファンの恋愛についてのお話です。

     

    ここ数年のCDの年間売り上げランキングを見ると、上位はほぼアイドルです。以前よりアイドルが市民権を得ていて、ファンの数も多くなっているのだと思います。イククルを利用されている方の中にも、アイドルのファンの方がたくさんいらっしゃると思います。

    そこで、質問です。あなたがアイドルのファンだったら、そのことを恋人には話しますか、話しませんか?また、恋人がアイドルのファンだとしたら、あなたはどう思いますか?ファンのままでよいと思うでしょうか、それともやめて欲しいと思うでしょうか。

     

    ◆最初は言わない方が無難

    はっきり言いましょう。「アイドルのファンだ」ということや「追っかけをやっている」ということは、言ってもあまりいいことはありません。同じ趣味を持っている人や、よっぽど理解のある人でない限り、マイナスイメージを持ってしまいます。大きな理由は3つあります。

     

     ☆時間とお金がかかる

    1つ目は、アイドルのファンの活動は、お金も時間もかかってしまうことです。数種類のCD(時には同じものを複数)やDVD、グッズにプレゼントはお金がかかりますし、コンサート、握手会は時間がかかります。特に熱心になればなるほどお金を使う機会も、使う時間も増えていきます。レコード会社や所属事務所は、そういったファンの心理をわかった上でプランを立ててくるわけですから、これはどうしようもありません。これから恋人になるかもしれない人が、自分と関係のないところにお金と時間をたくさん使っているとなると、やはりいい気がしないものだと思います。また、それは結婚の場合でも同じです。これから家を買ったり、子どもを育てたり、何かとお金も時間も入り用になる中、家庭とはまったく別のところで使われたら、将来が不安、無駄遣いだ、と言われても仕方ありません。

    また、お金や時間の使い方は、価値観の違いが露呈しやすく、最もケンカや別れの原因になりやすい事項です。特に片方が熱心なアイドルのファンで、相手がそうでない場合、ファンの心理を理解するのはとても難しいことです。そういったことから、アイドルのファンであるということは、大きな危険をはらんでいるとも言えます。

     ☆イメージがあまりよくない

    2つ目は、「イメージ」の問題です。これは偏見も大いにあると思うのですが、どうしても「アイドルのファン」=「オタク」「価値観が偏っている」「私生活が充実していない」「見た目や人の目を気にしない」といった印象があります。もちろんみんながみんなそういうわけではないのですが、一般的にこういったイメージがあることは否めません。メディアが特にそういった「極端な人たち」を面白おかしく取り上げることも大きな要因かもしれませんが、あまり事情に詳しくない人は、「アイドルのファン」=「理解できない違う世界の人」と思ってしまう可能性が高いです。

     ☆自分以外の異性に夢中になっていることに対する嫉妬

    3つ目は、自分以外の異性に夢中になっていること自体が許せない、ということです。基本的に、男性は女性アイドル、女性は男性アイドルを好きになることが多いと思うのですが、恋人が自分以外の異性を「かわいい」「かっこいい」と思ったり、彼(女)ら熱を上げたりすることに嫉妬してしまう人がいます。一方、異性に夢を見ているようで嫌、好みがわかり過ぎて嫌、という、生理的に無理、という人も少なからずいます。特に女性からすると、好きなアイドルを眺めて楽しむというのは、アダルトビデオや雑誌を見ているのと似た感じがするようです。直接的な表現があるかどうかの違いだけで、逆に無い分、自分がいるのにわざわざアイドルを見る理由がわからない女性も多いようです。

     

    こういった理由から、特に初めて会う異性には、アイドルのファンであることは言わない方が無難です。最初にそれを言ってしまうと、上記の理由から、どうしてもマイナスのスタートになってしまいます。恋人候補からはずされてしまうと、あなたがどんなに素敵な内面と外見を持っていようと、そういった目で見られなくなってしまう可能性があります。

     

     

    ◆付き合っていく上では、どうしたらいい?

    ここまで、かなり厳しいことを書いてきましたが、アイドルのファンであること自体がダメなわけではありません。男性でも女性でも、相手がアイドルのファンでもまったく構わないという人もいます。また、多くの人が「程度による」と答えるでしょう。

    出会った最初の頃や、まだお互い関係を手探りしている状態のときは、まだアイドルのファンであることを言わなくてもよいと思います。ただ、より深い関係になろうというとき、特に付き合うことになりそうなときは、あらかじめ相手に言っておくことをお勧めします。なぜなら、あとでバレたときの方がダメージが大きいからです。「なんとなくこの人、アイドルとか好きそうだなぁ、もしかして好きなのかな?」と思っていた場合はそれほど衝撃がないのですが、「全然そんな人に見えないのに、実はアイドルの熱烈なファンだった」とわかったときの方が、かなり衝撃が大きいです。「もしかして、私に見せてないだけで、この人は他にも隠してることがあるんじゃないか」「私には見えてないだけで、裏の顔があるんじゃないか」と思われてしまう危険もあります。「事前になんとなく匂わせておいて、何らかのタイミングできちんと告白する」ことをお勧めします。

     

     

    ◆どの程度なら許される?

    相手が「アイドルのファンなんて絶対無理!」という人の場合は、どちらかを選ぶしかありません。「理解の無い彼女なんていらない!」と彼女を捨てるか、「実生活の方が大事」とアイドルを捨てるかです。

    では、相手が「ある程度なら許せる」人だった場合の、「ある程度」とはどれくらいなのでしょうか。だいたいの人は「常識の範囲内で」「趣味の範囲で」「生活に支障のない程度に」と言います。ですが、この程度が難しいわけです。

    私は、このことで悩んでいる方のお話をいくつか聞いたことがあります。そのときに、「どの程度なら許せるのか」を聞いているのですが、だいたい多いのはこのような声です。

     

     ★CDやDVDについて

    CDやDVDを毎回買うのは許せるが、複数枚購入するのは少し引く。収録曲が違ったり、DVDの内容が違ったりするのであれば仕方がないが、同じものを何枚も購入するのはあり得ない。違うといっても、その種類があまりに多かったり、値段が高かったりするものは自重して欲しい。あくまで、生活レベルを落とさない範囲内で。

     ★コンサートやイベントについて

    コンサートやイベントなどの参加は、月1、2回程度。新幹線や飛行機に乗らないで日帰りできる距離ならいいけれど、遠征をするのなら、年に1、2回程度にしてほしい。同じ場所で数回公演する際も、2回くらいなら理解できるけれど、3回以上同じ公演を見たいという気持ちは理解できない。ツアーなどの場合も、同じツアーを何回も行きたがるのはちょっとどうかと思う。

     ★グッズ購入について

    グッズはあまり理解できない。実用的なもので、それを使うのであれば買ってもよいけれど、買うだけで満足して、置き場所に困るようなものは買わないで欲しい。特にコレクター化している人は理解できない。好きなものには財布の紐が緩んでしまうのはわかるけれど、きちんと値段とつり合っているものか考えて買って欲しい。

     ★振る舞いについて

    同じファン同士でアイドルの話をするのは構わないが、まったく関係ない人からもそのアイドルのファンだとわかるような言動は控えて欲しい。TwitterやFaceBook、Mixiは、リアルな関係の人とやるものとアカウントを分けて欲しい。

     

    具体的な話をまとめると、以上のような答えが多いです。

    もしこれ以上に熱心に応援している人は、付き合って最初のうちは上記以上のことは隠してファン活動をした方がよいかもしれません。そして、徐々に相手の許容範囲が見えてきたところで、許されそうなら少しずつ打ち明けていく、許されなさそうなら活動を少しずつ縮小していくのがよいでしょう。

     

     

    ◆絶対やってはいけないこと

    「常識の範囲内でのファン活動」をしている人でも、絶対にやってはいけないことがあります。

    1つ目は、恋人の前で「○○ちゃんはかわいいよね」「××くんは本当にかっこいい!」などアイドルの外見をほめることです。恋人からしてみると、自分と同性の人の容姿をほめられるというのはあまりいい気がしません。好きなアイドルについて、「○○のどこが好きなの?」と聞かれることがあるかもしれませんが、「顔が好み」「目がかわいい」などと答えるよりは、「一生懸命なところ」「性格がいいところ」など、内面をほめておくのが無難です。

    2つ目は、アイドルの話をし過ぎないことです。好きなことに関しては誰かに聞いてもらいたくなってしまうものですが、恋人の前でアイドルの話ばかりするのはNGです。昨日のテレビが面白かった、この前のコンサートが素敵だった、そんな話をしたいこともあると思います。ですが、恋人からしてみると、自分が大して興味を持っていない人の話を聞かされるのは苦痛です。アイドルの話は、同じファンの人同士で楽しむ、恋人には本当に伝えたい話しかしない、これが基本です。

     

     

    ◆アイドルは責任を取ってくれない

    アイドルを応援することも立派な趣味のひとつですし、それでストレス解消になる、そのために仕事が頑張れるという人もいるでしょう。ですが、アイドルのファン活動は、恋愛との両立が難しいのも事実です。恋愛もアイドルも諦めたくないけれど、どちらかを選ばざるを得なくなることや、選ぶまではいかなくてもどちらかを譲歩しなければいけない状況に立たされる場合もあるかもしれません。

    そのときに忘れないで欲しいのが、「いくら応援したからといって、アイドルがその分をお返ししてくれるわけではない」ということです。お金や時間をたくさん費やしたからといって、そのアイドルがこちらを向いてくれるわけではありません。アイドルだって将来恋愛をするかもしれませんし、結婚をするかもしれません。今はアイドルを選んだとしても、将来そのアイドルが結婚なり引退なりをしたときに、あなたには何が残るでしょうか。ファンでいることによって何かが犠牲になる場合は、そのリスクを考える必要があります。アイドルは夢や希望を与えてはくれますが、あなたの生活や人生の責任は取ってくれないのです。そのことを十分念頭に置いておく必要があります。

     

    アイドルのファン活動と恋愛は難しいと書きましたが、逆にいいこともあります。アイドルを応援することで息抜きになったり、恋人に求めるもののウェイトが減ったりしてケンカが少なくなったという話をよく聞きます。また、ファン活動を通じて相手の人柄や趣向がわかったり、お金や時間に対する考え方、価値観がよく見えたりもします。好きなアイドルが出ているテレビを恋人が一緒に見て、恋人もそのアイドルが好きになり、それからコンサートには一緒に出かけるようになったというカップルもいます。

    好きなアイドルがいるのであれば、そのことを理解してくれる人を探す、そのアイドルの良さをわかってくれる人を探す、というのもひとつの手です。ファン活動も恋愛も、自分に嘘をつき過ぎるのはよくありません。自分に素直に、ただし道を踏み外し過ぎない程度に、が重要です。