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【はるひの恋愛処方箋】男性の涙はアリ?ナシ?

  • 2013年12月17日  小高 はるひ  



    昔から「涙は女性の武器」とよく聞きます。女性は涙を流しても許される、時にはそれが効果的という考え方があります。では、男性の場合はどうなのでしょうか。涙を流すことは許されるのでしょうか。それとも、男性は涙を見せない方がよいのでしょうか。

     

    ◆男性と女性の涙の違い

    一般的に、男性よりも女性の方がよく泣くというイメージがありますが、泣く理由も男性と女性では異なると言われています。もちろん個人差はあると思いますが、泣くときの心情は男女でどのように違うのでしょうか。

    まずは女性です。女性は、何か嫌なことがあったり、つらい出来事があったりしたときに、「自分は不憫だ」「自分はかわいそうだ」という思いから涙を流すことが多いです。仕事でつらいことがあったり、他人からきついことを言われたりしたとき、悲しい、寂しい、つらいなどと思い涙を流すのは、この感情から来ています。また、女性は他の人の感情を読み取るのが得意です。なので、ドラマや小説の主人公の気持ちを推測し、感情を重ね合わせ、共感したり同情したりして涙を流すこともあります。

    一方、男性が泣くのは、悔しいときが多いです。自分が正しいことをしたのに認められない、一生懸命やったのにうまくいかない、力を尽くしたのにわかってもらえないなど、自分が不甲斐ないと思ったときや、相手にわかってもらえなくて気持ちの持って行き場がないときなどに泣きます。

    同じ状況になっても、女性が「自分はかわいそう」というように自分を「悲劇のヒロイン化」するのに対し、男性は「どうしてうまくいかなかったのか」「自分が不甲斐ない」というように、やるせなく思ったり、自分を責めたりするのが特徴的です。女性よりも共感したり、登場人物の気持ちになりきったりすることが得意ではない男性ですが、スポーツやドキュメンタリーを見て感動することは少なくありません。登場人物と自分と重ね合わせるのではなく、起こった出来事や頑張っている人物を見て、純粋に感動したり、感銘を受けたりすることは、男性にはよくあることです。そのため、ドラマや小説などのフィクションよりも、スポーツなどのノンフィクションに胸を打たれることが多いようです。

     

    ◆別れ話の時に泣いてはいけない!

    男性が一番見せてはいけないのは、「別れ際の涙」です。特に、女性が別れ話を切り出したときに、「別れたくない」と言って泣いてしまった場合は、100%引かれます。泣いて引きとめれば思いとどまってくれるかも、泣けば相手の気持ちが変わるかも、という気がするかもしれませんが、それは断じてありません。むしろ、泣いてしまうと復縁できる可能性が減ってしまいます。人は手に入らないものや去って行ってしまう人には魅力を感じますが、簡単に手に入るものや追ってくるものに対しては魅力を感じません。時にはうっとうしく感じてしまうこともあります。別れを告げた際に泣かれてしまうのはこのパターンです。また、泣かれることで「女々しい」「頼りない」といった印象を残してしまいます。ここは颯爽と「あ、そう」「わかった、じゃあさようなら」くらいの方が、相手を「惜しいことをしたかな」という気持ちにさせることができます。

    別れたくない、よりを戻したいという気持ちが少しでもあるのなら、絶対に泣いてはいけません。泣くのは彼女と別れて、一人になってからにしましょう。

     

    ◆男性が泣いてもいいとき

     ○感動して泣くとき

    基本的に、女性は男性の涙に厳しいです。最近は男女の差が無くなってきたとは言っても、やはり男性は強くて頼りがいがあるほうがいい、と考えている女性が多いためです。ただ、男性が泣いて許される場合もあります。

    スポーツやドキュメンタリーを見て泣くのは、それほど悪い印象を与えません。感受性が豊かで優しい人、といった印象になることもあります。注意したいのは、映画や小説、ドラマなどのフィクション物のときです。先ほど女性は登場人物に感情移入しやすい、共感しやすいと書きましたが、そのために制作者の意図を察しやすいという面を持っています。「この映画はここで泣かそうとしている」「この女優さんはかわいこぶっている」など、女性はストーリー以外からもいろんなものを読み取ります。そのせいで、いまひとつ話に入り込めなかったり、感動できなかったりすることがあります。そういったときに隣で男性が感動して泣いていると、「話が合わなそうだな」「単純だな」「騙されやすそうだな」と感じてしまいます。特に注意が必要なのが、純愛ものの恋愛映画です。1年を通して常時1本は上映していますし、デートに最適な無難な映画と考えられていますが、かなり女性の好みが分かれます。好きな人は好きですし、純粋に感動したり、涙を流したり、話題の俳優さんや女優さんにきゅんと来たりすることもあるかもしれませんが、ダメな人は暇に感じたり、白けてしまったりするようです。相手の女性がどういった感性の持ち主なのかは、付き合っているうちにわかってくると思いますが、まだお互いをよく知らないときに見に行くことになった場合は、女性の反応を見てから、感想を語った方がよいかもしれません。

     ○くやしくて泣くとき

    一方、くやしい思いをして泣く、自分が不甲斐なくて泣く、というのは、女性からするとあまり自分ではないことなので、男らしいと思われる可能性があります。また、くやしくて泣くのは向上心があるからで、今よりも成長したいと思っている、物事に一生懸命取り組んでいるという前向きな印象を与えます。ただ、こういったときに泣くのは、基本的にひとりになったときや、そういった出来事が起こった後のことで、わざわざ彼女や女性の前で泣くことはありません。たまにならよいのですが、あまりに頻繁に泣くと、「全然成長していない」「前回の失敗から学習していない」「ネガティブなだけではないか」と思われかねないので、注意が必要です。

     ○恋愛関係で泣くとき

    お付き合いをしていると、別れ話以外にも泣きたくなる瞬間があるかもしれません。別れ話と同じで、絶対に泣いてはいけないのは、「彼女が冷たくてつらい」「なかなか会ってくれない」などのときです。これも、このときに泣いてしまうと逆効果です。つらいときこそ気持ちを隠して、余裕があるように見せるのが魅力的な男性です。

    彼女が何回同じことを言ってもわかってくれない、自分の思いがなかなか伝わらない、など、他にも様々な泣きたくなる状況があると思います。しかし、こういった場面で涙を流して相手の心がよい方向に動くのは、「彼女を大事にしているから流してしまう涙」「彼女を第一に考えているから流れてしまう涙」のみです。「自分が別れたくない」「自分がもっと彼女と一緒にいたい」「自分の思い通りにしたい」という心理から来る涙は、彼女を白けさせるだけで、絶対によい方向に作用しません。彼女が誰かにつらい目に遭わされ、その相手を許せないと憤慨したり、彼女がつらいときに自分がそばにいられずに不甲斐なく思ったり、というのであれば、思わず涙が出てしまう程度であれば嬉しく感じる女性もいるでしょう。

     

    どの状況のときにも共通して言えることですが、涙を見せ過ぎるのはよくありません。女性も同じですが、しょっちゅう涙を流していると、涙の価値が下がってきます涙は滅多に流さない人が見せる時にだけ、人の心を動かすものです。また、あまりによく泣くと、「面倒くさい人」と思われてしまいます。涙を見せすぎないよう気をつけることは、恋愛上手への一歩です。