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【元風俗嬢が語る男と女】“女修行”の場に、風俗店を選ぶ女

  • 2017年04月09日  本田 あい  



    たまに風俗店に現れる『自分磨き大好き』な女性。肌や頭が良くなりそうな本でも読んでいれば良いのに、女度をあげるためになぜか風俗嬢になってしまうんですよね…。
    ハッキリ言いますけど、風俗嬢はモテません! 本当に悲しくなるくらい、モテないんですよ…、一般の男性にはね。
     
     
    入店してきたばかりの風俗嬢に「どうしてこの仕事を選んだの?」と尋ねると、大半の人は「お金」だと言います。しかし、20人に1人は「女修行!」と胸を張るのです。こういう女の子って、同級生や知人が見ているSNSにも堂々と『風俗嬢してます!』って書いているんですよね。私はお金目的で風俗業を選びましたし、よっぽど仲の良い友人にしか風俗嬢であることを教えていなかったので…オープンにしていることを最初に聞いたときは衝撃を受けました。でも今は、こういう女性が増えているのです。
     
     
    ■風俗店は、恋の修行に最適?
     
    風俗嬢は確かに男心をよく理解しています。店舗ごとに用意されている持ち出し禁止の“マル秘マニュアル”には、男ウケする挨拶の仕方や男心をくすぐるエロテクが満載ですし、女修行をするのに最適な部分も多いと思います。お金も稼げるので、男ウケするアイテムを一気に揃えることもできますよね。大学に入学したと同時に風俗嬢を始めた女の子がいたのですが、「メイクを覚えたい」と思った瞬間、プロが使うようなメイクボックスにブランド物のアイテムをぎゅっと詰め込んだセットを持参し「メイクを教えてください!」と言ってきたときは驚きました(笑)。
     
    メイクや服装について聞ける人が多いというのも風俗嬢ならではのメリットかもしれません。たとえば下着ですが、友人同士だと何となく恥ずかしくて、「男ウケの良い下着を買いたい」ということさえも伝えることが出来ないんですよね…。風俗嬢相手だと「紫はお客様ウケが悪いよね」「ヒモパンに興奮するお客さん、多かったよ」と、“生の声”を聞きながら買い物することができます。
    女同士では絶対にしない、コンドームのメーカーやSMに使う手錠、ピンクローターの性能についても堂々と語り合うことができます。自分と彼氏が満足できる品を紹介してもらうことも可能。私だって、先輩風俗嬢の助言でうまくいった恋もあるし、性癖も随分と広がりましたよ(笑)。
     
     
    ■エッチの場数は踏めるけれど…
     
    出会った頃は「下ネタはちょっと…」なんて言っていた風俗嬢も、気づけば愛欲の世界のトリコに。毎日いろんな男性との出会いが…しかも5人、6人もの男性と出会う日々を送っているのですから、場数とエッチなテクだけは自然と身に付きます。
    ただ、お客様にチヤホヤされて「私はモテる!」と勘違いしているとイタイ目にあいます。実際、『女修行』をしに風俗店へやってきた女性は、「風俗嬢として指名をたくさんもらう」ということを「モテ度があがる」と勘違いしているよう。「この世界でNo.1を取ることが出来たらやめます!」と公言し、見た目の可愛さと努力でNo.1を勝ち取った女性がいるのですが、店を辞めた後「全くモテない」とボヤいていましたからね。
     
     
    ■風俗嬢がモテない理由
     
    なぜ風俗嬢はモテないのか。それは、恋人に大きな隠し事をしなければいけないからです。若い頃はSNSで「風俗嬢してます!」と書いていた女性も、25歳を過ぎればその過去を隠します。恋人に、家族に、子どもに。仲がよくなった友達にも決して話せない過去を背負って生きていかなければいけません。働き始めた頃は「風俗嬢なんてゴロゴロいる」なんて軽い気持ちだったとしても、年齢と共にその過去がズシンとのしかかるのです。その重みに耐えられなくて、恋人に過去を話した元風俗嬢を何人も知っていますが、半分以上の人は『結婚相手・対象外』の烙印を押されています。
    私は今も時々、風俗店に足を運んで店の手伝いや女の子のケアをしているので元風俗嬢であることを恋人も知っていますが…やっぱり“いい気分”にはならないようで。接客をしていないにも関わらず、時折「辞めないの?」と言われますね…。
     
    あとはやっぱり、男性は恋人にエッチなテクを求めていないということでしょうか。遊び相手の女性にはスペシャルな性戯を求めるくせに、彼女には純粋さを求めているのです。誰かの手によってエロくなった女性ではなく、自分の手によってエロくなった女性を求めている…といった方が正解かもしれませんね。
     
     
    ■最後に
     
    風俗嬢はモテます。お客様には。けれど一般の…、現実世界の男にはビックリするほどモテません。私たちはそれを“スレた”といいます。「夜の世界で男に揉まれ、女としての可愛さを失い“スレて”しまった」と――。
    何より風俗遊びに慣れた男性がよく言いますから。「男はなんだかんだ言いつつ、最終的には“素人系風俗店”に戻る」って。女は初々しいほうが可愛いのですから、ありのままが一番ですよ!