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【元風俗嬢が語る男と女】ニューハーフ風俗嬢の魅力とは?

  • 2015年08月13日  本田 あい  



    風俗店といえば、女性の風俗嬢が接客するスタイルを思い浮かべると思いますが、日本には…いえ、海外にも『ニューハーフ風俗嬢』はたくさん存在します。
    たくさん存在するということは、需要があるということですよね。なぜ彼女たちは、男性から求められるのでしょうか?
     
     
    風俗嬢を引退し、スタッフとして働いているときのことです。研修会という名目で『○○町No.1ニューハーフ嬢』とお会いする機会がありました。風俗店の研修会ですから、お酒交じりの楽しい雰囲気だったのですが、20人ほどが集まるお座敷の中で、そのニューハーフ嬢は一番元気で、声が枯れるまで笑っていました。
    TVなどに出てくるニューハーフの方はとってもテンションが高いですよね。でも私は「TVだから、そんなハイテンションなんでしょ?」と思っていました。でもそうじゃないのです。彼女は風俗嬢ですから、私がお店に遊びに行くことは出来ません。しかし、彼女の明るさにトリコになり、「ニューハーフとアレコレしてみるのもいいかも?」と思った男性スタッフは彼女が働くお店に足を運んだよう。そしてすっかりニューハーフ嬢との“秘密の遊び”にハマったスタッフは「どの嬢を指名しても、みんな底抜けに明るくて…すごく楽しい!」と物凄い笑顔で言っていました。
     
     
    ■ニューハーフとは?
     
    TVや雑誌では、戸籍上は男性なのに、見た目や仕草などが女性のような人のことを『ニューハーフ』と呼んでいますが、『ニューハーフ』とはスナックや風俗店といった水商売に属している人のことを指した呼び名ですから、一般の方にこう呼ぶのは止めた方が良いでしょう。ニューハーフ嬢が言うには、「昔は女性の格好をして街中を歩くことなど叶わなかった。自分が自分であるためには、水商売の世界に行くしかなかった」と話してくれました。しかし最近では、性同一性障害やトランスジェンダーといったセクシャルマイノリティが多くの人に認知されてきていますから、進む道はたくさんありますよね! アメリカでは、全ての州で同性婚が合法となりました。このニュースはたくさんのメディアで取り上げられていましたし、目にした方もいるのではないでしょうか? 
     
     
    ■ニューハーフ嬢の魅力
     
    『ニューハーフ』といっても、性転換手術の有無でずいぶんと印象は違います。私がお話を聞かせてもらったニューハーフ嬢は、下半身は男性のままでした。一見アンバランスな見た目ですが、それが人気の秘密でもあるようです。よく、「ニューハーフは“元男性”だから、男性の気持ちが良いところがわかる」という話を聞きますが、彼女たちは“女性”です。本来なら女性として生まれてくるはずだった人が、快感の為に自分の性器を触るでしょうか? 多くの方はマスターベーションの経験はなく、「男性の気持ち良いところなんで知らない」とおっしゃっていたのが印象的でした。
     
    ではなぜ、男性はニューハーフ嬢に惹かれるのでしょう。すっかりニューハーフ嬢とのアレコレにハマってしまった風俗店スタッフの話によりますと、まず彼女たちの魅力のひとつに『女性よりも女性らしい』という感想がありました。『○○町NO.1』という看板を掲げているくらいですから、当然在籍しているニューハーフ嬢は可愛くて若い…普通の風俗嬢と比べても大差ない容姿をした方ばかり。いえ、むしろメイクや服装など、本当に努力されていますからね。凄く可愛いようですよ…。
    そして「俺の悩みなんて大したことないって思える」と言う男性スタッフ。ちょっと落ち込むことがあっても「全然平気〜!」とニューハーフ嬢に笑い飛ばされると、本当に「全然平気」になるんだとか。その根本には『ニューハーフ=苦労人』というイメージがあるからでしょう。「私はそんなに苦労してないんだけどね〜。でも、そんなイメージを利用しちゃってる〜!」と笑い飛ばしていたニューハーフ嬢ですが…「場が暗くならないように気を使ってくれてるのかな?」と思うシーンもいくつかあり、明るい笑みに癒されちゃいましたね。
     
     
    ■恋愛は成就しない
     
    仕事ではある程度の稼ぎもあり、生活も安定していると話すニューハーフ嬢ですが、恋愛面では上手くいかないことが多いよう。「そうだよね…」「難しいよね」と思ってしまう自分が嫌になりますが、そんな私の本心も「でも私、男として生まれてきたくせに、風俗で働けるくらいには可愛いからラッキーでしょ?」と、彼女は笑い飛ばしてくれます。心は女性でも、男性そのままの見た目だと、ゲイではないのにゲイとしてしか扱ってもらえないという問題があるのだとか…。
     
    体も戸籍も男である自分と付き合ってくれている彼氏に感謝してると、どうしても一歩引いた恋愛になってしまう、と話す彼女の姿に、「私たち風俗嬢も風俗嬢であるが故に、一歩引いた恋愛をしてしまうんだよなぁ…」と重なる部分もあり、研修会の最後は私と彼女2人で『女同士の恋愛トーク』で大盛り上がりでした。
    今彼女は風俗嬢を引退し、バーを経営しています。たまに飲みに行くと、変わらぬ笑顔で「年とったねーー!」と失礼なことを毎回叫んでくれる彼女ですが、やっぱりその飾らない明るさに私もヤラれちゃってるのでしょう(笑)