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【元風俗嬢が語る男と女】女性にとっての結婚&出産とは?

  • 2016年03月27日  本田 あい  



    女性にとって、結婚や出産の話題は避けて通れないもの。
    両親から、祖父母から、友人から――アラサーともなると「結婚は?」と尋ねられることが本当に多くなります。確かに女として一度は結婚や出産を経験してみたいなと考えることはありますが、自分にとって一番幸せになれる道への選択を『周りの声』に左右されたくないなと思います。
     
     
    先日、地元の友人たちと飲みに行ったのですが、話題は『結婚』についてが中心でした。10代〜20代前半のときは笑い飛ばしていた「彼氏が働いてくれない」という話題にも、最近では「早く別れなよ」「もう次がなくなるよ!」とみんな必死。今まで彼氏が出来たことがない友人に対しても「今動かなきゃ、一生独身」と脅す人や、「お見合いしてみたら?」と焦らせる人まで…。私には数年付き合っている彼氏がいるのですが、それに対しても「そんなに付き合っているのに結婚を考えてくれないなんて、別れた方がいいんじゃない?」「その人は真剣に将来のことを考えてくれているの?」と言ってきます。
    上手に話題をそらしても、またすぐに元通り。さらに年を重ねるごとに、結婚に向けての状況を互いに探り合うような状態になってしまい――最近では自ら飲み会を主催することは無くなったし、飲み会の連絡が来ると溜め息が出ます。そういうの、私だけじゃないですよね? 独身アラサー女性にとっての“あるある話”だと思っているのですが、皆さまはいかがでしょうか?
     
     
    ■結婚と出産
     
    結婚について真剣に考えているアラサー女性にとって重要なのは、結婚ではなく、その向こうにある出産なのではないかと私は思っています。結婚は90歳や100歳になっても出来ますが、その年での出産はまず不可能。若い女性の妊娠・出産と違い、35歳以上の女性はある程度のリスクを背負わざるを得ない。アラサー女性にとっては、大きな大きな人生の選択ポイントとなります。
    ちょっとした発言がトップニュースになってしまうほど、妊娠・出産の話題はデリケート。友人同士でも気軽に「子どもはどうするの?」だなんて聞くことはできません。だからみんな、裏に「子どもはどうするの?」という意味をふくませながら、「結婚はどうするの?」と尋ねているのでしょう。
     
    子どもを産めるのは女性だけですし、子どもを産まないと社会がどうなるかという点についても理解しているつもりです。しかし、子どもを産むか産まないかを決めるのは女性自身。体型が崩れるのを気にして子どもを産まない女優やモデルもいますし、ファンのことを考えて結婚しないアイドルもいるのですから、仕事が大切だから結婚をしないという選択肢もアリですし、「贅沢をしたい」「痛そうで怖い」から出産をしないというのもアリですよ。
    逆に「旦那が欲しがるから」「親が望むから」「シングルで子どもを育てる」という選択肢もアリですし、老後のことを考えて子どもを産んでも良いと思います。そんなことを言うと「子どもはモノじゃない」「子どもはあなたの介護要員じゃない」と言われそうですが、子どもがあなたの老後の面倒を見るかみないのかは、子ども自身に選択肢があります。だからみんな、自分の意思で子どもを産むのか産まないのかを選択しても良いハズ。ただし、出産するのなら『絶対に子どもを幸せにする!』という気持ちだけは持っていて欲しいですね。
     
     
    ■風俗嬢にとっての出産
     
    最後に、恋愛や性に奔放な風俗嬢の結婚&出産についてのお話をしたいと思います。私の周りにいる風俗嬢の結婚率は一般女性と同じくらいなのですが、出産している女性はほとんどいません。現役で仕事をしている風俗嬢にとって、出産はまず考えられないこと。
     
    ★お腹やアソコに出産の跡が残る
    ★お客様からの印象がよくない
    ★太りやすくなる&体型が崩れる
    ★夜間、子どもを安心して預けられる場所がない
    ★子どもへの影響を考えると産めない
     
    これらの理由から、出産する風俗嬢が少ないのです。熟女系の風俗店も増えてきているものの、やはり普通の…一般的な風俗店の方が稼ぎが良いのは事実。また「母親が風俗で働いているなんて」ということを気にしたり、「自分の子どもなのだから、まともに育つわけがない」「自分のようになるに決まってる」と思い、母親になる選択肢を捨てる女性も多いのです。これは風俗嬢だけでなく、キャバクラ嬢やホステスにも共通している考えかも知れません。
     
     
    ■まとめ
     
    結婚や出産は女性の自由といいますが、まだまだ「結婚している女性の方が上」「出産していない女性はダメ」という風潮があるような気がします。でもそんなこと気にしてはいけません。もし結婚したとしても結婚相手の年収や容姿、同居の有無などで優劣を査定しはじめます。出産だって一緒! 性別はどちら? 何人子どもがいるの? 子どもはどこの学校へ進学したの? 就職先は?
    ――結局のところ、結婚や出産をし「よかったね」と言われたところで、世間からの比較は永遠に続くのです。結婚&出産をしなければ、このループから逃れられると考えれば、それはそれで良い人生なのだと思います。どうせ結婚だの出産だのと周りに言われるのも、45歳くらいまででしょうしね(笑)