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【元風俗嬢が語る男と女】女性ウケが良い女は、男性ウケが悪い?

  • 2016年05月08日  本田 あい  



    私が風俗嬢として働いていた頃、2人の友人を風俗店へ紹介したことがあります。
    話しやすく、見た目もそこそこ良い。そんな友人たちは私の自慢でもあったのですが、店が出した判断は『不採用』。店長いわく、“女性ウケ”の良い女性は“男性ウケ”が悪いらしいですよ。
     
     
    友人2人はいわゆる“バンギャ”で、お気に入りのバンドを追いかけては日本中を行ったり来たり。ライブを楽しむだけでなく、バンドマンとお揃いの衣装を購入してコスプレをしたり、ファン同士の出会いを楽しんだり、と…それはもう、素人から見てもお金のかかる生活をしていました。2人は好きな時にライブに行けるよう定職につかず、休みの取りやすいコンビニやスーパーでバイトを掛け持ち。しかし、「体力が持たない」「もう少し稼ぎたい」と常々話していたので、「じゃあ私のお店で働いてみる?」と話を持ちかけました。
     
     
    ■男女差のある“モテる女性”
     
    友人のうち、1人はずっとバスケットボールをしていたのでガッシリとした体格でしたが、バストサイズはEカップ。どちらかというとボーイッシュな顔立ちですが、彼氏が途切れたことはないので「お客様からも人気が出るだろう」と思っていました。
    もう1人は普通体型ながらファッションセンスがよく、当時流行っていたコンサバ系を上手に着こなし、メイクも上手! 恋愛の話はしたことがなかったのですが、時々コンパニオンのバイトもしていたので、風俗嬢としても十分活躍できると思っていました。
     
    けれど結果は2人とも『不合格』。私は店長に「2人とも可愛いし愛想も良いのに、なぜダメなんですか?」と尋ねました。私と友人たちの出会いは15歳のとき。店長よりも彼女たちの良いところを知っています。納得がいかず机をバンッと叩く私に「2人は男ウケが悪い」とバッサリ。そして店長は「女ウケが良い女は人気が出ない。次は同性から嫌われている女を連れてきてくれ」と言うので…当時その店舗でNo.2だった私は「私って女性から嫌われているんですか?」と愕然としたものです…。
     
     
    ■男性から“モテない”女性とは?
     
    店長いわく、私は同性から嫌われるタイプなのだそうです。女性や好みではない男性の前ではサバサバとしているのに、ターゲットの男性を前にすると媚を売ったかのようにブリブリになる。女子同士の飲み会ではスッピン+ジャージで参加するくせに、男がいると知ると必ずワンピースで参加、もちろんメイクもバッチリ。いわゆる“ぶりっこ”なんですね。それに思い当たるフシがある私は「あー…」としか言えませんでした。
     
    だって、男性はサバサバしている女性より、“ぶりっこ”が好きです。それはきっと、女性なら誰もが知っている周知の事実。私は「“ぶりっこ”が嫌い」と言う男性をたくさん知っていますが、女性の“ぶりっこ”を本当に見抜いている人を知りません。
    結局『モテる』か『モテない』かの差は“ぶりっこ”ができるかどうかの差らしく、女性ウケの良い女性はとにかく“ぶりっこ”するのがヘタなんだと店長が言っていて妙に納得。確かに友人2人は男性に媚を売るようなこと、しないタイプです。
     
    また店長はボーイッシュな彼女のEカップの胸を「かたそう」と評価。胸は大きければよいのではなく、柔らかい脂肪でなければならないのだそうで…。またコンサバ系の友人の、キレイなメイクを「アート」だと言う。つまり、メイクが上手なだけで元は大したことがないと。私はもう聞きたくなくて「もう結構です」と店長に言ったのですが、2人の友人である私が本人たちにアドバイスし、改善できるのであれば店で雇ってもいいとニッコリ笑うのです。
     
     
    ■男性ウケを狙うのなら…?
     
    ボーイッシュな見た目の彼女ですが男性に尽くすタイプなので、彼氏が途切れることはありません。しかし、見た目と動作にギャップがありすぎると店長は言うのです。その後、本人から初めて聞いたのですが、彼女はボーイッシュな見た目にコンプレックスがあるらしく、話し方や仕草など、あえて女性らしく見えるように気を付けていたとのこと。女性らしく振る舞うより、ボーイッシュな見た目&仕草だけど性格は気配りができて細やか…という女性になることが出来れば男ウケが良くなるという店長の言葉を伝えると「そのままの自分でいいんだ」と彼女は笑いました。
     
    コンサバ系の彼女を見た店長は「あの子には男性経験がない」と言いました。私はさすがに信じられなかったのですが、これも大当たりで…。「女にはわからないかもしれないけれど、メイクがキツすぎる。無意識に男性を拒んでいる」という店長の言葉を伝えると「そうかも…」と戸惑っていました。彼女はメイクや服だけでなく、香水やネイルに至るまでふんわりとしたものにチェンジ。彼女は結局、風俗嬢として働くことはなかったのですが、イメチェン後に意中のバンドマンをゲットするという偉業を成し遂げました。
     
    余談ですが、友人2人はイメチェン後、同性ウケが悪くなったのだそうです。これを聞いて店長の言っていた「男ウケの良い女は同性ウケが悪い」は本当だったのだと気付き…両方に好かれるテクはないものかと、日々模索しております…。