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【元風俗嬢が語る男と女】女社会のヒエラルキーは怖い!

  • 2015年05月14日  本田 あい  



    ヒエラルキーとは、主にピラミッド型の段階的組織構造のこと。
    上へ行くほど優れている&強い人物と評価され、逆に下へ行くほど弱い人物だと認識されるのですが…、あなたは自分がヒエラルキーのどの位置にいるのか、ちゃんと把握していますか?
     
     
    例えばあなたの職場に、見た目が美しく仕事も出来る社交的な女性(Aさん)がいたとしましょう。考えるまでもなく「上司からの信頼も厚く、異性からの好感度も高い人」と想像がつきますよね。同じ職場に、見た目・仕事…すべてにおいてイマイチな女性(Bさん)がいるなら「前者の彼女と比べると“下”」という評価を下されるでしょう。つまりヒエラルキーの上層部にAさんが居て、下層部にBさんがいるという構図になります。
     
    これは職場だけでなく、学校やママ友の世界にも存在する残酷なピラミッドです。自分が上の方にいれば人生イージーモードですが、下の方にいればハードモード。ヒエラルキーは男性社会にも存在していますが、女性の方が『自分の“ヒエラルキーの位置”を理解していない人が多い』と私は思うのです。自分の立ち位置を理解していないと、人に嫌われてしまうかも…?
     
     
    ■女性にとってのヒエラルキーとは?
     
    ★見た目
    容姿の良し悪しは人生を左右します。小さい頃から可愛がられてきた女性は大人になっても可愛がられることに慣れていますが、高校&大学デビューのように突然モテるようになった女性はどこかギコチナイ…。女性はそういった嗅覚にとても優れているので侮れません。
     
    ★仕事&学歴
    男性と比べると、どのような学歴を持ち、どこの会社に勤めているのかは重要視されていませんが、社内での…もっといえば同じ部署内での身分に対しヒエラルキーが存在しているように感じます。決して仕事が出来る・出来ないだけが評価されるのではなく、私服のセンスや上司&先輩への気遣い、情報量などが重要らしく、友達曰く「安くて美味しいランチ情報を持っている女子が頂点に立てる!」と言っていました。
     
    ★結婚&子ども
    旦那さんの収入、子どもの性別・学歴・習い事、介護や同居の有無――。自身の学歴や職歴、見た目の問題などは一切関係なく、配偶者や子どもといった自分を取り囲む環境のみが評価される恐ろしい世界。たびたびワイドショーやレディコミなどでも取り上げられていますね。とはいえ、普通に生活している人にはあまり関係がなく、裕福層の間でのみ熾烈な争いが繰り広げられているとか……。お金持ち男性と結婚するのも楽ではないようです。
     
     
    ■風俗嬢は常にヒエラルキーを意識させられている
     
    風俗嬢は自分がヒエラルキーのどの位置に存在しているのかを否応なしに思い知らされます。世間から見た風俗嬢のイメージもちゃんと把握していますし、だからこそ他所で職業を聞かれたときは誤魔化します。自ら「風俗で働いているんです!」なんていう人、私は見たことがありません。
     
    また、外見・性格・技術等、男性客から“プレイ後のアンケート”というカタチで常に評価されています。しかも毎月、売上&指名本数などを統計した順位が発表されます。その順位は店の入り口に飾られるので、嫌でも自分の位置を知ることになるという仕組み。風俗嬢としての喜怒哀楽の8割がこのランキングにぎゅっと濃縮されていますし、その結果により控室で座っても良い場所、ダメな場所も決まります。
     
     
    ■自分の“位置”を知らないと…?
     
    私が勤めていた風俗店は、他店から引き抜かれた女性が多くいました。引き抜かれる前の店舗ではランキング上位だった女性がほとんどですので、自分の容姿やテクニックに自信を持っています。しかし、いざ移転してみると思う様に指名が取れない…。以前の店ではヒエラルキーのトップにいてチヤホヤされていたのに、一気に下の方に位置してしまったわけです。「前の店は前の店、今の店は今の店!」と割り切ることが出来ればよいのですが、一度上層部の快感を味わってしまった女性たちは、自分自身の評価を落とすことが不可能。卑屈になったり遅刻をしたり周りに毒を吐いたりして、結局「規律&雰囲気を壊してしまう」という理由で店を辞めさせられることもありました。
     
     
    ■自分のヒエラルキーの位置を知ることも大切だけど
     
    ヒエラルキーは常に変わるもの。独身の頃、上層部でチヤホヤされていても結婚や出産という人生の岐路を挟めばそれはあっさり崩れてしまいます。柔軟に自分自身への評価を受け入れないと、「高飛車な人」「傲慢な人」と思われるでしょう。
    そして周りが下す評価に左右されず、自分は自分なのだという意識を持つことが大切ですよね。ただ、自分が下位にいるのだと思うと、それはそれで悲しくなります…。だからこそ、揺るぎない大切なものを持つべきだと思うのです。ヒエラルキーは確かに存在しますが、振り回されないようにしたい! それが自分自身を守るコツです。