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【元風俗嬢が語る男と女】男はなぜ、ラブドールやオモチャにハマるの?

  • 2016年08月07日  本田 あい  



    今、飛ぶように男性向けのオモチャやラブドールが売れているそうです。性への関心が高まっている証拠かと思えば、そうではなく…。逆に女性への興味は薄れるばかり。
    “道具”は確かに気持ちが良いのでしょうが、それに負けるって女として許せないですよね!(笑)一体なぜ男性は“道具”にハマってしまうのでしょう。
     
     
    最近の男性は「性的な欲求が薄い」とか「女性に興味がない」「草食系だ」なんて言われていますね〜。風俗業界でも「近頃の若い男は淡泊だ」なんて噂されていますが、本当にそうなの? と思うことがよくあるのです。例えばラブドール。美しい容姿をした女性のリアルドールに性行為をするための機能が付属している人形なのですが、1体数十万円という高額にもかかわらず売り上げは好調で、年商数億を稼ぐ企業もあるのだとか。
    また男性用のオモチャも非常によく売れているようですね。有名なメーカーの商品などはまるでジョークグッズのような扱い! 飲み会でビンゴの商品として登場したときには叫びそうになりましたし、それを誰もが知っているということがまた凄いな、と思ったのです。
    秘めがちだった“性”が解放されてきた証拠でしょう。なのにどうして、男性は女性に関心を無くしていくの…? 今回はそんな疑問について考えてみたいと思います。
     
     
    ■女性器の“質”の低下
     
    私が勤めていた風俗店には60歳の常連さんがいらっしゃいました。自分が満足するというよりは、女性の体に触れたいという要求の強いお客様で、かなりのテクニシャン。確かにとても気持ちが良いのですが、そのお客様の後も接客をしなくてはいけない風俗嬢としては、ちょっと迷惑な存在でもありました(笑)。そのお客様が「最近の女は締まりが悪い」とポロリ。「私、緩いですか?」とショックを受けながら尋ねると、私だけでなく今の女性は全体的に膣の締まりが悪いと言うのです。
     
    昔の人は何をするのも重労働。交通手段も少なく、よく動いたのでしょう。そうやって鍛えられていた骨盤底筋群(膀胱や尿道、子宮などを支えている筋肉)は締まりがよく、男性を未知の快感へと誘っていたハズ。女性とセックスをしても膣が緩くてイケなかったり…ということが続くと、やっぱりレスになってしまいますよね。立ち方座り方を意識するだけでも鍛えられる部分ですので、鍛えながらの生活を心がけたいです。
     
     
    ■今の若者は恋愛不足?
     
    今から30年ほど前には、風俗嬢とお客様の“粋な出会い”が数多くあったと言います。そういう行為をして当然の場所で、あえて繋がらず自分の気持ちを風俗嬢に伝え続けたり、好きな風俗嬢が出勤している時間のすべてを買い取ったり。スマホやパソコンなんて無いに等しい時代ですから、出勤前に手紙の交換をしたり…。この話を耳にしたとき、私は「昔の恋愛って確かに“粋”ですけど…面倒ですね」と言いました。手間やお金がかかる恋愛の仕方です。今、手紙の交換をしている恋人なんて、きっといないですよね。
     
    その時はそれで終わったのですが、後でよく考えてみると「私たちは恋愛不足なのでは?」と思うことがいくつかありました。風俗にやってくる若い男性だってそうです。女性との会話に慣れていないせいでチグハグな話しかできなかったり、隠し撮りをしてやろうと目論んでいたり、AVの知識だけで女性を扱ったり…。またSNSやネットニュースなどで“女性のしたたかさ”を知り、女性恐怖症に陥る男性がいたりして。ネットやゲームの普及により、出会いの場が増えた現代。簡単に出会って別れて――そんな時代だからこそ、ひとつひとつの恋愛が浅くなる。そんな浅い恋愛を繰り返すしかない男性が女性に飽き、ラブドールやオモチャで性欲を発散させるのも、仕方のない話かもしれません。
    風俗嬢に入れ込んでしまう昔の人の恋愛観もどうかとは思いますが(笑)、「恋がしたい」「彼氏が欲しい」ではなく、「彼のすべてが知りたい」と相手を望む気持ちも大切かもしれませんね。
     
     
    ■“道具”に勝てるのは…?
     
    男性がラブドールやオモチャにハマってしまうのは、女性の質の低下が原因だと思っています。面倒な恋愛をするより、自分の好きなように扱える“道具”を用いて、気軽に性を発散したほうが手軽。しかもそれは機能的にとても気持ちが良いのです。
     
    男性の性欲がなければ、恋は出来ません。子どもも出来ません。もうすぐ男女の性差は逆転し、女性が男性をより求める時代になるのでは…? という話を風俗嬢たちと話すことがあります。そうならないためにも自分自身を磨くことが大切ですよね。
    ハッキリ言って、“道具”に女性器が勝てることはありません! じゃあ何なら勝てる…? そう考えるとひとつしかありません。そう、気持ちです。男性を温かく包んであげられるのは人である女性だけ。言葉遣い、気配り、仕草…できることはたくさんあるはず。道具に負けないよう、共に女子力を磨いていきませんか?