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【元風俗嬢が語る男と女】自分に似合う服を着て、恋にチャレンジ!

  • 2017年04月16日  本田 あい  



    重いコートを脱いで、ファッションを楽しむ季節がやってきました! 今年は何を買おうかとファッション誌をパラパラしながらも、脳裏に浮かぶのは「彼はどんな服が好きかな?」ってこと。彼好みの服を、ついついチェックしちゃうんですよね〜。
     
     
    女性って好きな男性や恋人の好みに合う服を選択しがちです。それは私も例外ではなく、年に1回行われる同級会で「あ、男変わったでしょ」って友人に指摘されることも。昨年はガーリーな服を着ていたのに、今年はガラリとイメチェンしたパンクファッションをしていたら…そりゃあ「男だな」って思いますよね(笑)。
     
     
    ■似合う服、似合わない服
     
    風俗嬢といえばコスプレ! と言っても良いほど、衣装は重要視されます。例えばお客様が女の子を指名する際、「セーラー服を着ている子がいい」という指名の仕方をすることもあるのです。だから男性に人気のあるセーラー服やナース服を、風俗嬢はみんな持っているのですが…それが似合わない女性もいるのです。
     
    あれは30代のお客様と出会ったときだったでしょうか。「セーラー服を着た、十代の子が良い」ということで私が呼ばれたのですが、お客様が私を見た瞬間、明らかにホッとした顔を見せたのです。話を聞くと、以前『セーラー服を着た子』を指名すると、『セーラー服を着た30代後半の女性』が現れたそうで…。その風俗嬢は美人だったし、スタイルもよかったので印象は悪くなかったそうですが、「アラフォー女性にセーラー服は似合わないよね」とおっしゃっていました。
     
    十代、しかも童顔だった私にはOLの制服やナース服が全く似合わず。お客様ウケが悪くて、リピーターを何人逃したでしょうか。それと同じで、アラフォー女性にはセーラー服やフリフリメイド服は似合いません。いくら男性好みの服を着ていたのとしても、第一印象で「うわ…キツイ。似合わない」と思われてしまったら、せっかくの出会いも台無しなのです。
     
     
    ■彼好みの服を着ていても
     
    テレビに出ている芸能人を見て、彼が「ロングスカートかわいい!」と言えばロングスカートを買いたくなるし、「胸元見えそうでエロイなぁ」と言えば、胸元の開いたシャツを買ってしまう。こういった女性、多いですよね。服装だけではなく、メイクや髪型、ダイエットの有無まで好きな人の一言に女性は左右されてしまいます。
     
    私の行きつけだったホストクラブのNo.1は、とにかくフリフリとしたガーリーファッションが好きな人で、またそれを公言するものだから、彼のお客さんはみんなガーリーファッション。見ただけで「No.1の客だな」ってわかるほど。
    2年後、ショッピングセンターでホストをやめた彼を見かけた私。隣には赤ちゃんを抱いた女性がいたのですが、シンプルなアース系ファッションを着ていました。私とNo.1ホストに接点はなかったのですが、店内ですれ違うことも多かったせいか、向こうも私を覚えてくれていたよう。「奥さん、フリフリ系じゃないじゃん」と突っ込むと、「彼女にフリフリは似合わないでしょ、っていうか、服装で恋人や結婚相手は選ばないでしょ」と笑っていました。
     
    あの時、必死でガーリーファッションを着ていた女性たちのことを思うと胸が痛むセリフですが、結局はそういうこと。若い頃は見た目を重視する男性も、落ち着くと中身を重視しだすのです。いくら自分好みの服を着ていても、中身がダメなら…やっぱりその恋はダメですからね。
     
     
    ■最後に
     
    私が勤めていた風俗店には、いくつかの系列店があります。そのすべての系列店が集まり、運動会を開催したことがあるのですが、これが見事にそれぞれの店が持つ特色を表現していました。
    ピンサロには若くてギャルっぽい女の子が集まっていたし、ジャージも赤・ピンク・白とカラフル。金額安めのヘルスにはぽっちゃり系やメンヘラ系っぽい女の子が多く、下だけジャージで上はタートルネックorロンTという子が多かったです。高級ヘルスの女の子は運動会だというのに巻き髪にバッチリメイク。高級ブランドのジャージを着ている子もチラホラ。団体で接客するセクシーキャバクラの女の子たちはお揃いのTシャツを作り一致団結。応援にも気合いが入っていました。
     
    ピンサロギャル集団にタートルネック&ジャージを着ろと言っても着ないでしょうし、高級ヘルス嬢にお揃いのTシャツを着せるのもまず無理です。人には似合う似合わないがありますよね。彼氏の好みを受け入れたいと思う女心、物凄くわかるのですが、時には客観的に自分を見ることも大切です。『彼好みの女』になるより、自分に似合うものを知っている『良い女』になる方が、女性としては上かなって最近思うんです。――とはいえ、「こっちのピンクのシャツと、ブルーのシャツ、どっちが好き?」って恋人に尋ねて、「こっち」って言われた方を買ってしまうクセはなかなか抜けません…。