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【元風俗嬢が語る男と女】自分の過去を悔やんでいる女性たち

  • 2016年06月19日  本田 あい  



    “後悔”のない人生を歩んでいる人って、世界中を探してもいないと思います。進学、就職、家族、夢…、後悔の種類は人それぞれですが、恋愛に関することで悔やんでいる人もたくさんいるのではないでしょうか。
    今とは違う道を選んでいたとしても、必ず“後悔”してしまう出来事にぶつかるのでしょうけど、つい考えてしまうんですよね。
     
     
    「あの時、こうしていれば」「どうして○○してしまったんだろう…」という後悔は、生きている限り自身に付きまといます。過去を悔いても仕方がないのはわかっているのに、どうして考えずにはいられないのでしょうか。今回は様々な後悔を背負いながら生きている女性たちを紹介したいと思います。現在、彼女たちと同じ立場にいる方にはぜひ、“未来”を考えるヒントにしてもらいたいです。
     
     
    ■水商売
     
    10代、20代の現役風俗嬢は“後悔”などという言葉とは無縁です。男性客からはチヤホヤされるし、お金もたくさんもらえるし、店の強面スタッフは自分の奴隷か召使のよう。仲間たちと呑みに行くのは楽しいし、バーやクラブの店員からもVIP扱いしてもらえる。男女問わずたくさんの出会いがあり、それはもう楽しい日々なのですが…30歳手前になると「あれ?」と思うことが増えてくるのです。これは風俗嬢だけでなく、水商売の女性すべてに言えることかもしれません。
     
    お客様からの需要は減り、店からは腫れもの扱い。呑みに行っても翌日のことを考えてしまい騒ぐ気になれず、かといって落ち着いた雰囲気の店で呑むには自分のステータスが足りない。お金だって「10年間も風俗嬢をしていたのに、どうして貯金がないの?」と言う人が非常に多い。
    風俗嬢にもプライドがありますから、みんな口には出しません。けれど「お金を貯めていれば」「お酒を呑むなら、キチンと肌のケアをしていればよかった」「若いうちに良い人をGETしておけば…」と後悔しています。最終的には「どうして風俗嬢になっちゃったんだろう」というところまで行きついてしまうんですけどね…。この時にキチンと“後悔”し、人生を悔い改められれば良いのですが、暴走してしまった女性の未来は悲惨。10年後、20年後、さらに大きな後悔をすることになるのでしょう。
     
     
    ■不倫
     
    私の友人に、18歳から30歳まで不倫を続けていた女性がいます。不倫相手と別れて2年後、職場で素敵な出会いがあり結婚したのですが「なぜ不倫なんてしてたんだろう」と、新しい命を撫でながら彼女は言います。不倫される立場になった今、見ず知らずの女性に『幸せな日常』を壊されてしまうのが怖くなったようです。
     
    しかし私は、彼女の愚痴を12年間聞き続けていました。「奥さんと別れて欲しい」「学校行事の多い“2学期”が憎い」「彼を縛り付ける子どもが許せない」と言っては、『不倫が成就する待ち受け画像』を携帯のTOP画面に設定してみたり。おっとりとした印象を受ける彼女の顔は、12年間の不倫により随分と目つきがキツクなってしまった気がします。彼女の結婚式に招待されたとき、彼女のお母様にお会いしました。不倫などしていなければ、お母様のような優しい顔つきの女性になっていたのでは? と思うと、話を聞いてあげることしかできなかった自分が悔しいです。――なんて、友人の過去を救えなかった自分自身に“後悔”、なんてことも良くある話ですよね(笑)。
     
     
    ■体だけの関係
     
    好きな人と体だけの関係を続けていた元風俗嬢仲間。彼女は彼への思いに気付いてすぐ風俗嬢を引退し、昼の仕事に就きました。食事に行く度、「付き合ってるのか、付き合っていないのかわからない」と話す彼女に、「彼に直接聞けばいいじゃん」と周りはアドバイス。でも彼女は「付き合ってない、と言われたときが怖い」といい、流されるまま5年…。彼に恋人ができ、彼女はフラれてしまいました。
     
    彼女は大泣きしながら自分の過去を悔やみます。別れ際、彼に「お前のことがずっと好きだった。でもお前は、“体だけの関係”って割り切ってたから言えなかった」と暴露されたそうです。彼と彼の恋人はお見合いで出会い、結婚話も進んでいるのだとか…。今さら「私も好きだった」なんて言えない、と泣く彼女にかける言葉は何もありません。
    相手に気持ちを寄せている“体だけの関係”って辛いものです。「付き合ってる」と言われればハッピーですし、仮に「付き合ってない」と言われても、彼女になれるよう努力すれば良いだけ。真実に目を向けるのは怖いですが、真実を知らないともっと怖いことになってしまうのです。自分は望んでいないのに、宙ぶらりんな関係を続けている方は、彼の気持ちをキチンと確かめてステップアップしましょう!
     
     
    ■最後に
     
    私はずっと、中学の時に両想いだった男の子と交際できなかったことを悔いています。お互い好きなことがわかっていたのに、恥ずかしくて交際に至らなかったんですよね…。最初は単純に「もったいなかったなぁ」という感情だったのに、思い出が美化されていき、小さかった“後悔”が年々大きくなっていくのを感じています。あの時彼と付き合えていれば…なんて考えても仕方ないのにね(笑)。それもまた人生なんでしょうけれど…。