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【元風俗嬢が語る男と女】風俗嬢からAV女優へと転身する女性たち

  • 2015年09月06日  本田 あい  



    人気AV女優にならない限り、稼ぎは風俗嬢の方が良いのですが、風俗嬢からAV女優へと転身する女性が後を絶ちません。その理由、想像がつきますか?
    私は一度もAV女優になりたいと思ったことはないのですが、親との関係が薄く、もう少し性格が楽天的であれば飛び込んでいたかもしれませんね…。
     
     
    風俗嬢からAV女優へと転身した女性を何人か知っています。よりたくさんの収入を求めて…というより、風俗情報誌でグラビアを飾ったり、人気投票で上位にランクインしたり、撮影スタッフさんからアイドル扱いされている内に「もっと私のことを知って欲しい」と望むようになり、AVデビューしてしまうのです。でも人気のあるAV女優になれる人は本当にわずか。今回はそんなAV女優へと転身した女性についてお話したいと思います。
     
     
    ■AV女優へと転身した風俗嬢
     
    現在、AV女優のレベルは凄く高くなっています。有名なAV女優の名前なら皆さんもご存知かもしれませんね。あの国民的アイドルからAVデビューした人も何人かいますし、『胸が大きい』『顔がかわいい』だけでは生き残れない世界です。
    私が風俗店でスタッフをしているとき、「AV女優へ転身したい」という女性がいました。上記のような背景もあり、AV女優一本で生きていくのは難しい…。なのでAV女優と風俗嬢を掛け持ちする女性が多いのです。店側としても『AV女優在籍店』ということで、ネットや口コミで店が話題となれば、当然売り上げがあがるので悪い話ではありません。――余談ですが、この『AV女優在籍店』という名称を付けたいが為に、在籍している風俗嬢を出演させたAVをお店が自作し、お客様に1000円程度で販売する…という手法を使っているトコロもあります。それほどまでに『AV女優在籍店』という肩書きは売り上げを左右するのです。
     
    さて、AV女優となった彼女がどうなったのかというと、デビューから1年の間に約10本のAVに出演。可愛い女性でしたし、性格もおっとりしていたので男性からウケたようです。風俗店でもAVを販売したり、風俗情報誌にグラビアを掲載してもらったりと宣伝に力を入れていたのですが、やはり厳しい世界…。2年目からの出演は単体ではなく企画ものばかりになり、そのうち呼ばれなくなっていきました。彼女がAV10本で稼いだお金は、店で6か月働いたら稼げるくらいの額でした。「お金が稼ぎたかったんじゃなく、チヤホヤされたかった。でもそう甘い世界ではなかった」と彼女はいい、現在も「もしかしたらこの人、私の作品を見ているのでは?」「裏で笑ってるのかも…」と人間関係に対し、疑心暗鬼になっているようです。
     
     
    ■AV女優は恋人が出来ない?
     
    風俗嬢は身バレ対策に必死です。恋人に風俗嬢であることを打ち明けていても、親や友人には絶対に内緒! と言う人がほとんど。でも、もし風俗嬢であることが知人にバレても自分の裸やベッドでの様子を知られるわけではありません。ただ、「アイツ風俗嬢なんだって」と言われるだけ。しかしAV女優は、裸もベッドの中の姿も…女性が知られたくないと思う部分すべてを知られてしまう。インターネットが当然のように使われている現在、それは5年経っても10年経っても。きっと100年経っても消えることはないでしょう。
     
    AV女優となった彼女は恋人が出来るたび、自分がAV女優であったことを話しています。風俗嬢であることを話したときは「別に気にしない」と言ってくれる人が多かったようですが、AV女優だった過去はほとんどの男性が引いてしまうと言います。かといって話さずに交際するのは騙しているような気がして怖い…。「好きな人が出来てもアプローチできなくなった」と寂しそうに笑っている姿が印象に残っています。
     
     
    ■夜の世界で『AV女優』は花形職業
     
    ★有名なAV女優になれば桁外れに稼げるけど、そうでない限りは風俗嬢の方が稼げる
    ★身バレにおびえる&ネット上に自分の画像が半永久的に残る
    ★恋人に対して引け目を感じる
     
    こうして見てみると、「風俗嬢の方が良いじゃん!」って思いますよね。それでもAV女優に憧れる風俗嬢はたくさんいますし、私が在籍していたような“女の子同士を競わせるお店”では、特にその傾向が強いように感じます。一般社会では「AV女優です」と名乗ると「えぇ…」と驚かれ、関わりたくないと思うかもしれませんが、水商売をしている女性が集まる場で『AV女優』と名乗ると箔がつくのです。
    時々、ホテルでのパーティーにコンパニオンとして行くことがあるのですが、キャバクラ嬢や風俗嬢が入り乱れているそのような場で『AV女優』は男性からとてもモテます。ホストクラブでも『AV女優』というだけでVIPルームに座ることが出来ますし、そういうのを見て「私もAV女優になりたい!」と憧れる人がたくさんいるのも事実。「AV女優になりたいのですが」と相談されたとき、私は「辞めておきなさい」とアドバイスしますが、夜の世界でトップに君臨している『AV女優』に挑戦したいと思う気持ちを否定することは出来ませんね。