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【男前女子から一言いいか?】何度も思った「この人以上の人はいない」

  • 2016年02月27日  霜降 どいや  



    恋愛をして失恋をして、そしてその後に新たな恋愛のきっかけがやってきた時に毎回のように頭に浮かんだ言葉が「この人以上の人はいない」。その人はその人オンリーの存在なんだから、それは当たり前なんだよな。

     

    ・恋愛を繰り返す度に頭に浮かんだ言葉

     嫌になるほど恋愛をした、昔の話だけどよ。若かったから元気もあったし、恋愛をエンジョイするためにと自分磨きにベストを尽くすことができたんだろうな。新たな恋愛のスタートを探すべく、異性と出会えるイベント・場所には必ず参加したりとか今じゃ考えられねえよ。恋愛に頑張れるほど若くもないし馬力もない。昔の自分がすげえ奴に思えるんだ。

     恋愛に対してクソみたいにがっついていたし、努力も厭わなかった。だから、今では滅多に起こらなくなった「気になる人が新たに出現」「晴れて好きな人と付き合うことになった」「告られてカップルに」なんてイベントが頻発していたんだよ。頻発ってことは、まあ、それだけ多く失恋・破局したってわけなんだけど。

     新たな出会いから始まるバッドエンドを何度繰り返しても、失恋の後に現れる異性が神のように思えたんだよな。「こんなに良い人がいたなんて!今までの私はバカだったんじゃね!?」ってテンション上がりまくりでよ。付き合うことになった暁には、「こんなに素晴らしい人は他にはいない、この人以上の人はいない!」っていう「この人以上の人はいない」って台詞を脳内で大音量で再生していた。

     

    ・無意識のうちに過去に囚われていた

     でも、よく考えてみたら「この人以上の人はいない」っていうのは当たり前なんだよ。「この人以上の人はいない!」って思わせてくれてるその人は、その人以外に存在しねえわけなんだからさ。そんな当然のことを当然だと分からずに、私は何度も何度も失恋の後の恋愛でこの台詞を脳内で吐きまくったんだ。「この人以上の人はいない」って誰と比べてんの?って言ったら、それまでに付き合ってきた男たちになる。かつての恋愛で少なくともしばらくの間に私のことを好いてくれて、その愛情から私を楽しませてくれた人たち。勝手に過去の男たちと比べて、今現在目の前にいる人の優劣を決めた結果が「この人以上の人はいない」って台詞なんだろうな。当時の私は、無意識のうちに過去の恋愛に囚われていたんだと最近になってようやく分かったよ。

     つまりあれだ、「この人以上の人はいない」と心の中で喜んでた私は、それまでに男と過ごした幸せな日々の中のベストオブ幸せに囚われ続けていて、その幸せ度合いをもとに今の自分がハッピーかどうかを確かめていたんだ。結局のところ、過去の最高だった恋愛をもう一度求めていただけなのかもな。過去で最高だった恋愛を満たしてくれるなら、相手は誰でも良かったのかもしれない。本当、独りよがりな女だったんだな、私は。

     そんな私だったから、ふとした拍子に相手の「その人らしさ」で気に入らない部分が垣間見えると冷めてしまっていた。「過去の最高な恋愛に及ばなさそう」「この人じゃあの最高な恋愛にすることはできないかも」と判断してたのかもな。いつまでも過去に囚われるばかりで、相手のことをきちんと受け入れることができねえ奴が何思ってんだって話だ。

     

    ・この人以上の人はいない、だからこそ

     「この人以上の人はいない」、これは当たり前のことだ。この人はこの人しかいねえんだし。だからこそ、その人のことを好きだと思ったのなら、過去の恋愛に縛られることなく全力でその人を愛さないといけねえんだなって。それができなかったから、過去の私は何度も何度も失恋を繰り返したんだ。過去は過去でしかない。最高に幸せだった過去だけを取り戻すことなんてできねえ。そんなことすらわからずに、いつまでも過去を追い求めるような恋愛をしていた。そんな自分しか見れてない奴が恋愛でハッピーエンドを迎えられるはずがねえよ。

     昔の恋愛・男と今を比べてしまうほどに過去に囚われているうちは、現在の恋愛をきちんと見ることができていない、これは過去の自分から嫌というほど学んだ。だからこそ、次に恋愛をすることができたのなら、過去に囚われることなく相手のことを全て受け入れて全力で愛したい。

     というか、そもそも昔では考えられねえほど、恋愛のきっかけとなる出会いすらねえんだから、1つ1つの出会いを大切にしねえとな。囚われる過去も、もうあんまり思い出せなくなってるほどに恋愛から遠のいている私だけど、恋愛から離れてよかったよ。昔のバカな私から学べることが山ほどあるからな。バカな昔の私が報われる、というか昔の恋愛が無駄な苦労で終わらないためにも、次の恋愛ではその恋愛だけに全力投球するつもりだ。