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【男前女子から一言いいか?】年上男性と付き合って思ったこと

  • 2015年12月05日  霜降 どいや  



    学生の頃、バイト先の上司と付き合ったことがある。その人は私よりも一回りも年上だったから、当時まだまだガキだった私は大人な男性との交際に浮かれていた。けれど、しばらく経ってから冷めてしまった。年上っていう武器を手にして年下を狙う程度の大人じゃねえのか、と。

     

    ・一回りも年上の男に惹かれたガキの私

    今は恋愛からもかなり遠ざかっておっさんみたいになりつつある私だけど、若い頃には様々な恋愛を経験した。それこそ若気の至りだったんじゃねえのかなって今では思うよ。若気の至りってのもあったし、大学の頃なんかは初めての一人暮らしだとか大学デビューとかでめちゃくちゃに浮かれていたんだろうな。しかもその頃ってちょうどヤりたい盛りじゃん、周りの野郎共もさ。そんな野郎じゃなかったけど、一人暮らしも始まったし親の目も気にせず男を連れ込んでヤりまくりてえなんて麗しいJDらしからぬ野望もあったしな。

    つっても、ずっとそんな風にふわふわと浮かれ続けられたってわけじゃねえ。「夢に見た大学もこんなもんなのか」って少し冷めたりとか。ある程度きちんと現実を見ることができるようになって、恋愛も何度か終わった後。私はいつの間にか酒も煙草も大丈夫な年齢になっていて。合コンだとかそういうのでウェイウェイ飲んだりするよりも、一人で煙草をふかしながらしっぽり呑むほうが楽しいんじゃね?と一皮剥けはじめた頃に、私は年上の男性に惹かれるようになった。

    その男性は簡単にいえばバイト先の社員の上司。年は一回り上のおっさん。当時はおっさんだと思ったけど、アラサーとかまだまだ若えじゃんね。お酒・煙草の嗜み方をそれなりに覚えたからか、同じ銘柄の煙草を吸っている彼に何故か惹かれた。喫煙所でダベるたびに、共通の趣味があるのを知るたびにどんどん好きになっていった。彼のひととなりに惹かれたってのもあるけど、私自身が一般的に大人だと認める年齢になったことが無意識に嬉しくて「もっと大人な女性として認められたい」ってな願望もあったのかもしれねえな。その発想がガキすぎて懐かしいよ。

     

    ・初めての年上男性との交際

    で、その一回り上のアラサー男とは付き合うことになった。何度かデートに連れて行ってもらって、それまで食べたことも呑んだこともないようなものを当然のように知っている彼。相談をすれば真剣に話を聞いてくれて、人生の先輩としてアドバイスをくれる彼。そんないろいろな彼を見て完全に落ちた。「そりゃ自分よりも一回り先に生まれ育って生きてんだから当たり前だろ」って今は思うんだけど、当時はそれが分からないくらいガキだったんだよ私は。向こうから「子供だなんて思っていない。一人の女性として好きだ」みたいな台詞で付き合ってくださいと告白された時は、大人の女性として認められた気がして死ぬほど嬉しかった。

    付き合い始めたものの私は大学生活が、彼には社会人としての仕事があるからなかなか都合が合わない。バイト先で顔を合わせるけど、それも一瞬。3回ほど彼の顔を見られたらいいかなって感じでよ。私はバイトとしてきちんと仕事をこなし、彼は社員として責任を全うする。それぞれの生活が違っていたから、デートも久しぶりってことが多かった。それでも私は彼のことが好きだったし、早く卒業するために勉強にも打ち込めた。

    でも、一緒の時間を過ごしているうちに、それまで気付かなかったことを気付かされた。まず、一回りも年が違うんだからジェネレーションギャップがある。例えば、歌番組なんかを見ていて「◯◯年代の曲特集!」があったとしても、一緒に盛り上がらねえんだ。だいたいどちらか一人が大盛り上がりで、もう一人がそれについていけず冷めてるって感じでよ。それまでは同年代としか付き合ったことがなかったから、戸惑いまくりよ。でも、これも年の差恋愛の醍醐味かもしれない!と不安を誤魔化したりな。

     

    ・年の差恋愛で気付いたら終わりなこと

    でも、ある日ふと気付いてしまったんだよ「どうしていい年した大人なのに私みたいなガキと付き合うんだ」って。所詮若い女が好きなだけじゃねえのか、たまたま近づいてきた若い女が私だったってだけで、若ければ誰でも良かったんじゃねえの?って一度疑い始めたらもう被害妄想が止まらなかった。そのうちには、「いい年した大人のくせに恋人の一人もいなくて、私みたいなガキと遊ぶ最悪な野郎。同年代の女達に見向きもされないからか、年上補正で年下を狙ってくる最低な奴じゃね?」と思うようになってきたし。当時から年を重ねてマシになった今の私も、そう思う。女子大生と付き合う社会人の男なんて、どうせ「JDと付き合えたとかマジ最高w」くらいにしか思ってんじゃねえのかって。

    この時だな、かなり年の離れた人と付き合うにあたって「若いという理由だけで付き合ってんじゃねえのか」とか「年上補正を武器に年下を狙う程度の人かもしれない」ってことに気付いていしまうともう恋愛も続かねえ。たとえそういう最悪な人じゃなかったとしても、一度自分の中でそういう疑念が湧き上がってくるともうどうしようもねえんだ。少なくとも私はな。一度そう思ってしまうと、そういう嫌な考えが私を離さねえんだ。嫌な考えを忘れられるほど相手を愛する事ができたのなら、年の離れた恋愛も楽しいんだろうな。それこそ「恋愛に年の差なんて関係ねえ!」って感じでよ。

    でも、私には年の差恋愛を謳歌できねえ、できなかった。年の差恋愛は被害妄想激しめな私には向いてねえんだよ。年上な男がどうしてわざわざ私と付き合うんだ、何か絶対裏があるんじゃねえかって疑ってしまう。だから、もう年がかなり離れた男とは付き合わねえ。そもそも、私もいい年になったから必然的にそんなチャンスもねえんだろうけどよ(笑)