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【男前女子から一言いいか?】恋愛で「追う側」になれない理由

  • 2014年12月25日  霜降 どいや  



    面倒なことが大嫌いってこともあって、自分から相手を追う恋愛をしたことがない。けれど、それは自分が面倒だと思う以上の相手に巡りあえていないのか、はたまた「追っていた人を失ってしまったときの喪失感を怖がっているだけ」なのかもしれないな。

     

    ・おっさんじゃなくて歳相応の女だった昔

    最近はまじで男の気配がない。自分でもびっくりするくらいに恋人ができそうな予感だとか、気になる男がいるとかそういう色恋沙汰なことが全くない。いや、男友達は普通にいるし、そいつらとも会って飲みに行ったりするけど、なんつーか、それが恋愛に発展するなんて考えられないんだよな。ほら、友達なだけに相手の最低なとことかも見ちゃったりしてさ。「男友達としては最高だけど、異性として見たらマジで最低なやつ」ってやつ、まさにこれ。だから今仲の良い男友達と恋愛に持ち込むなんてことはマジでありえない。これから先、私に恋人ができるかどうかはわからないけど、これだけは胸を張って断言できる。

    今となっては、恋人となる異性を探すべく合コンに行くくらいなら、家で1人ビールとコンビニの唐揚げ食べながらゴロゴロしてたいって私だけど、ハナからこんなおっさんみたいな女じゃなかった。若い頃は私もそれなりにお洒落をして、人からどう見られているかとか外見にこだわってた。手を加えればそれなりに良くなる自分の容姿やファッション、それにそんな私に男がチヤホヤしてくるのも、まあ、悪くなかった。それでも、外見がどう変わろうが人間の中身ってのはそう簡単には変わらないんだな。

    私の性分は面倒なこと・筋の通ってないことが嫌い。んで、こそこそしたことも嫌いでさ。手を加えれば加えるほど、面白いくらいに男が寄ってくるその様が好きなだけだったのに、「男をたぶらかしている」とか「ファッションにしか興味が無い能なし」だとか陰口叩かれてよ。それにはマジでブチ切れて、それからは少し値の張るブランドの服を着ることもなく、安い服を買って、そしてその分浮いたお金でビール買って一人で飲むようになった。お洒落をして面倒なことになるくらいだったら、すっぱりその面倒な原因をやめたってわけ。

     

    ・おっさん女子になって気付いたこと

    まあ、案の定目立たなくなった。華やかさがないというか、面倒くさがりの性分が全面に出たせいで着る服も男ウケするものじゃなくなったんだな。かつてはクソ面倒で鬱陶しいと思っていた男からの誘いだとかもなくなった。それはそれで「なんだよ、結局女は見た目なのかよ」って笑えたけど。男からも言い寄られなくなって、はたと気付いたんだよ「あれ、私自分から追い求めるような恋愛したことなくね?」って。

    思い返せばかつての恋人は全員相手から言い寄ってきて、その多くのアプローチが面倒で嫌になって、私が折れるような形から交際が始まったりさ。付き合ったら付き合ったで「他の男とは会うな」とかの束縛が面倒で、「やっぱ違うな」ってあっさり別れて。だいたいそんな付き合いしかしてこなかったから、私が相手に惚れ込んでなんとかして付き合いたいってな恋愛の経験がなかった。

     

    ・恋愛で「追う側」になれない理由

    私が恋愛で自分からアプローチをかけたことがこれまでにないのは、きっと面倒なことが嫌いだからかなって。ほら、好きな人のタイプに合わせて自分を変えたり、相手の話に合わせるために新たな趣味を開拓したりとか、そういうのあんじゃん。あれが無理なんだよ。世の女が「私が好きで好きでたまらない相手に振り向いてもらえるなら、私はなんだってする!」みたいな、ああいう努力が面倒に思えてしまうんだよな。もしかしたら、面倒と思わないほどに好きだと思える相手に出会ってないだけかもしれないけどな。それに、もっと考えてみると私はその面倒くさがりな性分に逃げているだけかもなって。

    面倒だけど好きな相手のために目一杯努力して、その努力が報われたらいいよ。でも報われなかった時、あるいはその相手を誰かに奪われてしまった時の、それまでの努力が無駄に終わってしまったことの喪失感だとかそういうのをどこかで恐れてるんだな、きっと。だから、面倒くさがりな性分を理由にその喪失感から必死に逃げてる。最初から努力も何もせずに。

    おっさん女子になってしまって相手から言い寄られることなんて無くなってしまった今、私は自分からアプローチしないとこれから先絶対に恋愛なんてできない。だって、これまで私がさも当然のように享受してきた恋愛のスタートとなる相手からのアプローチがないんだからよ。私は強くならないといけないってわけだ。どんなに悲しい結末が待っていようとも、その相手のために努力できる強さ。そんな努力を面倒だとすら思えないほどに好きだと思える相手に巡り会えることがあれば、その時には全力で相手を追うつもり。