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【男前女子から一言いいか?】恋愛という名の万能薬

  • 2015年01月29日  霜降 どいや  



    この人が好き!って想いだけで普通なら避けることも頑張れたり、嫌なことも我慢出来たりする。

    そこまでさせる好き!という想いはすげえなって思うけど、そこまで好きだと思わないとそんな万能薬の効果を発揮しないのはなかなかに辛い。

    いつの間に恋愛にハマれなくなったんだろうな。

     

    ・髪をバッサリ切った友人

    友人が髪をバッサリ切ってショートにしてだんだよ。「急に何友人の髪の毛事情を話してんだよこいつ」って思わずまあ聞いてくれ。

    その友人は長さがみぞおちあたりまであって、すげえ綺麗な髪の毛だったんだ。ありえないくらいの頻度で美容院に通ってはトリートメントだとかヘッドスパだとかしてもらってさ、そりゃもうシャンプーのコマーシャルに出れるんじゃないかってくらいの美しい髪の持ち主だったんだよ。髪の毛を傷ませたくないからって理由で染めたり、パーマも当てずにさ。そんな風に髪の毛を大事に大事にしてた友人が、その髪の毛をバッサリ切ってショートにしてたんだ。驚くだろ、普通。ショートでしかもカラーリングデビューもしてたこともあって、最初誰だかわかんなかったしな。思わず二度見したな。

    「ショートだと楽だね〜!」なんて言ってるその友人に、どうして髪の毛切ったのかなかなか聞けないわけよ。彼女にとって心機一転すぎるしな。私がびっくりしてる間に「彼氏がショートのほうが好きだって言うから、切っちゃった!」ってテヘペロ☆してさ。いやいやいやいや!それでも切るのかよ!切っちゃうのかよ!!ってさらに驚いた。まあ、でも好きな誰かのために自分を変えることもあるよなってなんだか懐かしく思ってしまったんだ。

     

    ・好きな人のためになら我慢出来てたあの頃

    今私は結構なヘビースモーカーだと思う。1日に1箱半だから30本くらいは吸うし。そんな私も、禁煙してた時代もあったんだよ。禁煙を決意したきっかけは、好きになった男が「煙草を吸う女なんてクソ」って考えの持ち主でさ。「煙草を吸う女なんてクソ」とか今となっては「は?」って感じだけど、その男に惚れてしまった私はクソな女を脱却するために大好きな煙草を辞めて、懸命にアプローチかけたりなんやかんやと努力した。

    んで、晴れて交際が始まって私もハッピー!だったんだよ、最初は。恋人として関係を深めていくうちに、何かと「女はこうあるべきだ〜」とか「こんな女は云々〜」とか言う人だってわかってきてさ。最初は耐えてその考えに見合うような自分になろうとしたけど、どんどんストレスが溜まって遂にドッカーン。「やってらんねえよ!こんな男に惚れた私がバカだった」っつってそいつの目の前で煙草ガンガン吸ってやったわ。

    好きな恋人のために髪の毛をバッサリ切った友人の姿を見て、そんな当時の私を思い出したんだよ。「嗚呼、あの頃は恋愛に夢中になれたからこそ、どんなことでも好きな人のために頑張れたり変えられたりしたな」って。

     

    ・恋愛という名の万能薬の効力

    「好き」って想いはまじですげえよ。それだけで何でもできるからな。自分の自慢のロングヘアをバッサリ切ったり。何回も何回も挫折した禁煙も、当時はずっと吸わずに我慢出来たり。相手のことが好きだからこそ、その相手にも自分のことをもっと好きになってもらいたい一心で何でもできてしまう。これって本当すごい。どんなことでも好きな人の成し遂げさせる恋愛という名の万能薬たるや。けれど、何でもできちゃうその万能薬の効力は、恋愛に夢中になってないと効力を発揮しないんだよな。

    おっさん女子でもうかれこれしばらく彼氏いないけど、最後に付き合った恋人に対して別に何ってしてない。「恋人のために変わろう!」とか「いつまでも好きな彼の前では綺麗でいたいから禁煙する!」とかこれっぽっちも思わなかった。いつの間にか恋愛に夢中になれなくなってる自分がいる気がするんだ。だからこそ、今こうして彼氏なしの身分に落ち着いてしまってるんだろうけどよ。

    なんだろう、いつの間にか恋だとか好きって想いに夢中になれなくなってる自分が悲しいんだよな。これが年齢を重ねるってことなのかもしれないけどよ。髪の毛をバッサリ切って、ショートヘアをふわふわさせながら彼氏のことをニコニコしながら話す友人や、全力で恋愛してイライラしながらも頑張って禁煙してた昔の自分のように、これからの自分が恋愛を楽しむことができないのかと思うとかなり辛い。

    だってよ、なんだかんだで恋愛って楽しいじゃん。その楽しさを十分に満喫できないとか、悲しい。でも、凹んでばっかりはいられねえんだよな。その時はその時だ。今の私は恋愛だとか恋人だとかそういう気配はないけれど、いつかこんな私にも恋愛に夢中にさせるような男が表れてくれることを信じるのみよ。