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【男前女子から一言いいか?】恋愛も一種の筋トレが必要

  • 2015年05月21日  霜降 どいや  



    おっさん女子を極め始めてから、きちんと女をしていた以前のようにときめかなくなった。そのせいで気になる男なんてできなくなってしまった。もしかすると、恋愛にもスポーツにおける筋トレと同じように、日々の訓練が必要なのかもしれない。

     

    ・惚れやすかった昔の私

    昔は本当に惚れやすかった。当時、周りから心配されていたけど、私としては「なんで?なんで惚れやすかったらダメなんだよ。てかそもそも惚れやすくねえし」と周りからの指摘にイマイチ納得できずにいた。けれど、今になって思う、当時の私は病的に惚れやすかった。

    例えば、初めて会った人と共通の趣味があって、その話題で花を咲かせただけで惚れた。大学の授業中に見る気怠そうな横顔が格好良いってだけで惚れた。失恋して気にかけてくれて飲みに行こうって誘われただけで惚れた。美容室の担当の人がタイプの人に代わって1時間ほど話をしただけで惚れた。挙げていたらキリがない。

    とにかく、昔の私は少しのことでもキュンとときめいて、「その人に似合うような恋人になりたい!」だとか「この人に絶対惚れさせて彼女になってやるんだ!」なんて意気込んでいたんだよ。でも、どの恋愛も長続きしなかったから、惚れる→失恋→惚れるの繰り返し。その時々のターゲットに合わせて髪型も格好も変えてたもんだから、コロコロ変わったりさ。

     

    ・熱しやすく冷めやすい電子レンジタイプ

    惚れやすい私だったけど、すぐに冷めてたんだよな。ちょっとのことで惚れるんだけど、時間が経つと相手のことがより分かるがゆえに心が離れ始めるんだ。いや、むしろちょっとのことで惚れたことによる「惚れ補正」が時間の経過により剥がれ始めるって言ったほうがいいな。とにかく、惚れやすくて冷めやすい、すぐに温めることができるけどすぐに冷める電子レンジみたいに。

    そんな恋愛を繰り返しているうちに、「すぐに惚れてアタックしても、どうせすぐに冷めるんだから、もう自分からアクション起こさないでおこう。起こすだけ無駄かもしれない」と思い始めるようになった。その頃からかな、別に自分からは言い寄ることはなくなったけど、相手にそうされたのなら断ること無く、とりあえず付き合って相手と恋人関係を続けていけるかどうかを吟味するようになったのは。でも、そのうち恋愛をするにあたってつきまとう色々な面倒なことが嫌になって、恋愛すら面倒なおっさん女子になってしまったわけなんだよな。

     

    ・恋愛にも一種の筋トレが必要

    恋愛が面倒になってから、キュンキュンする男性の仕草だとか自分のタイプの男性だとかを目の当たりにしても何とも思わなくなった。かつては病的なまでに少しのことでキュンキュンしてすぐに惚れた私が、だよ。どうしてこうなったんだろう?って自分で考えを巡らせているうちに、「もしかすると私はキュンキュンするための練習が足りていないのかもしれない」って思い始めてよ。

    惚れやすかった私は、ドラマや映画で「こういう男の人って良いよな」って好みのタイプの男性を見つけたり、少女漫画を読んでは所謂「萌えシチュエーション」に思いを馳せて「こういうの、人生で1回はされてみたいよな〜」ってキュンキュンしてたんだよ。その理想だとか自分のタイプだとかをしっかりと持っていたから、自分の日常生活の中のふとした瞬間に「この男の人いいかも」と思えるセンサーがバリバリ機能していたんじゃねえのかなって。つまり、何が言いたいかっていうと、恋愛のきっかけとなるキュンキュンだとか惚れてしまうって感情には、日頃からの訓練が必要なのかもしれないってこと。少なくとも私はそう思った。

    今の私は「恋愛なんて面倒」と思ってるせいで、恋愛に関係するものを避けてる。恋愛ドラマや映画、それに少女漫画とか。自分が今までに経験した恋愛を通して、それらのフィクションが所詮作り物で、実際はそう上手くはいかないってことを分かっていてもそういうものだと踏まえた上でも楽しめずにいる。ましてや、それらを夢に描いたり理想とするなんてことはしなくなった。恋愛には不可欠なキュンキュンするものを磨くそういうものを拒否して、恋愛への筋トレを怠っているから更に恋愛から遠ざかりつつあるのかもしれない。

     

    ・純粋にキュンキュンしたい!

    恋人に冷めるどころか恋愛それ自体に冷めてしまっている。だから、かつては簡単にできた一目惚れもできずにいる。昔、自分が抱いたあのキュンと来る感情なんてしばらく味わっていないから、かつての記憶を取り出すたびに「あの頃のようにまたキュンキュンしたい」って切に思うよ。

    もしも、恋愛でキュンキュンしなくなって、冷静に恋愛に向かえることが大人になるってことだとしたら、そんな大人にはなりたくなかった。いつまでも、恋愛に敏感でいられる女でいたかった。あの頃のキュンキュンを少しでも取り戻せるよう、とりあえずは今流行りの少女漫画を漫喫で読んでこようと思う。