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【男前女子から一言いいか?】男に見せ場を作れるのが良い女?

  • 2015年09月01日  霜降 どいや  



    これまで付き合ってきた男に、よく言われた台詞に「もっと頼ってくれてもいいんだよ」ってのがある。当時はその言葉をその通りの意味でしか捉えていなかったけれど、振り返ってみると私は男に「見せ場」を作ってあげられない、いわゆる物足りない女だったのかもしれないなって思うんだよ。

     

    ・人に貸しを作りたくない性分

    私は何かと人に貸しを作りたくない性格なんだよな。どうしてかっていう具体的な理由はないんだけどよ、なんか嫌なんだよ。人のことを信頼していないからとかじゃなくて、なんかこう、申し訳なさだとか負い目を感じる反面で弱みを握られたくないというかさ。何が起こったとしても、できる限り自分一人で解決していきたいんだ。自分一人でどうにもならない場合には、「この人だったらきっと大丈夫」って人にと助けを求める。今までもそうしてきた。

    けれど、そんな性格のせいで、今までの恋人たちには何かあったとしても、あまり話さなかったし自己解決してきた。大切な恋人だからこそ、心配させたくないし、相手の困った顔を見たくなかったから。私自身、だいたいのことは自分で解決してきたから、よっぽどのことがない限り大丈夫だって自信もあったし、「これくらい相談することでもないだろ」と思ってたんだよな。

    でも、これまでの彼氏たちにはそれがよろしくなかったことがほとんどだったんだよ。彼氏たちも彼氏たちでそのときどきで私が少し醸し出している異変を、それとなく気付いていたみたいで。でも、私は何も言わない。むしろ、「何かあった?」と聞いてきた頃には無事に解決済みってことが多くてさ。そんなシチュエーションになるたびに「どうしてもっと早く相談してくれなかったんだ。相談してくれればよかったのに」「もっと頼ってくれていいんだよ」って残念そうな顔で言われた。特に後者が圧倒的に多かった。酷いときには「僕のこと、そんなに信頼してくれてないの?恋人として思ってくれてない?」とまで言われた。

    大切な人だからこそ心配かけたくない(し、それにあんまり人に貸しを作りたくないし、そもそも一人で解決する事が多くて人を頼るまでもないと思っている)からなのに、なんで男は揃いも揃って「頼って欲しい」と言うんだよ。世話のかからない彼女なのに、どうしてそんなに残念そうな顔をするんだよ。楽でいいじゃねえかよ。当時の私は納得できなかった。でも、今になって「もしかすると、彼らは見せ場が欲しかったのかもしれないな」って思うんだよ。

     

    ・俺に見せ場を作ってくれ

    「もっと頼ってくれ」って言葉をそのまま鵜呑みしていたから、納得がいかなかったけれど、少し想像を巡らせてみればわかることだった。「頼ってくれ」ということは、つまり…

    何かで困っている私が恋人にそのことで相談をする → 相談を受け入れ解決することで私が恋人に感謝すると同時に、頼りになる格好いい!とまるで恋人がヒーローのように感じる → 恋人は私を救えて一安心。さらに一目置かれることで自己評価も上がり、一種の自己満足を得られる

    …この一連の流れを俺にさせてくれってことなんじゃねえのかなって。いわば、ある種の「見せ場」を作って欲しいのかなって思ったんだよ。

    必ずしもこういう考えから「もっと頼ってくれ」と言っているんじゃないってのは、もちろん私も分かってる。私が恋人が大切な人だからこそ心配させたくないのと同じように、もしも大切な人である恋人が困ってそうなら、何らかの助けになってあげたいっていう気持ちもあるんだから。けれど、「見せ場」を男に与えるのは結構大切なんじゃねえの?って気付き始めた。

     

    ・男にとって愛したくなる女とは

    何でも自分一人で解決してしまう女は男にとって良い女じゃないと思う、少なくとも私はそう。だって、何でも自分で解決してしまうからこそ、腹を割って話すことがあまりないから。素直に話さないから、「何を考えているんだろう」「何を抱え込んでいるんだろう」と嫌な印象を与えがちで、自分はそういうつもりがないのに相手の想像はどんどん嫌な方向に進んでしまってすれ違いが起こる。いや、これは、あくまで今まで私が経験したことだけど。この積み重ねが別れる原因だったことが多い。

    けれど、少しのことでも困ったこと・悩んでいることがあれば何でも素直に恋人に相談し、「解決したよ!ありがとう」と感謝をする女はそうじゃない、というかむしろモテるはず。何でも話すことで信頼感を得られることができるし、男がもしかすると無意識のうちに欲しているであろう「見せ場」を簡単に得られるんだからな。このことに気付いたとき、私はめちゃくちゃ納得したことがある。「なんで、合コンとかの飲み会ではじめのドリンクを頼む際にめちゃくちゃ悩んでる女がモテるんだよ」って疑問が、「少しの悩みもオープンにして、それに対する相手からのアドバイスを感謝するだけの愛嬌があるからだ」って答えになったんだよ。

    「男は度胸、女は愛嬌」って言葉の「愛嬌」は「男に素直に助けを求めて、その相手を頼ること」なのかもしれない。「女の悩みや困ったことをしっかりと受け入れ、解決してあげられる器のデカさ」が「度胸」になるのかな、と思うとめちゃくちゃ腑に落ちる。だとすれば、私に足りないのは男を頼ってその相手に「見せ場」を作ってあげることだな。これに気付いたとしても、なかなかそれに踏み出せないのはどうすればいいんだよ!って相談できる男の存在が欲しい。