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もはや“草食系”という枠では語れない!先進国日本で進化した人種

  • 2013年02月05日    



    最近の若者は草食系が多いと言われて久しいけれど、いったいどこに嘆かれる要素があるのでしょう?エコとジェンダーフリーを生まれたときから体感している彼らはまさに時代の申し子。女性や仕事への価値観は理性的に判断した結果なのです。


    ◎草食系男子の特徴

    2006年ごろに言葉が生まれて以来、今は普通に使われる言葉になっている「草食系男子」。何に対してもガツガツと精力的な「肉食系」の対義語として、おっとりした草食動物の性質から「草食系」と表現されるようになりました。温厚で平和主義のタイプが多いように感じられる20代〜30代前半くらいの男性に多く見られるようです。

    総じて受動的と言われていて、例えば、仕事などの出世欲は強くなく、恋愛にも慎重、友達や人付き合いも無難にこなす傾向にあります。自分にしても相手にしても「傷つける」ということに敏感で、争うことが苦手です。人は人、と個人を尊重していて、よけいな口出しは基本しません。

    大人しい男性は総じて「草食系」と括られ、ときに批判され、ときに便利に扱われ、社会的ポジションは不安定です。最近は「ネタでしょ?」的に使われることも少なくないので、そろそろカテゴライズする意味を感じなくなってきた言葉でもありますね。


    ◎草食系だって恋がしたい!

    「 草食系男子」は、恋愛(女性)に興味がないとか、消極的でアプローチ下手だと言われています。女性から押さないと発展しないなど、確かに、「断られて傷つきたくない」と思って動けないでいる人もいるでしょう。でも、それは男女問わず、奥手(オクテ)なタイプには良くある傾向ですよね。

    柔和な性格なので打ち解けやすく、女友達は作りやすいようですが、恋愛となると超えるハードルが高くなるよう。これだけ価値観が多様化しても、強い男を求める女性は少なくありません。

    ハードルを考えるとアプローチをためらってしまい、もう面倒くさくなってしまって、恋愛に興味がないがふりをする。そんな情けない草食男子たちですが、だからといって女性に興味がないわけじゃないし、恋だってしたい!と大多数は思っています。もちろん結婚だってしたいし、子どもも欲しい。家族を大切にする優しさがあるぶん、むしろ願望は女性並みに強いのではないでしょうか。


    ◎草食系の自覚ナシ?!環境に適応してきただけの男子たち

    かつては「男たるもの」云々の定義が多々ありました。男は外で働き、女は家を守る…という古いスタイルから生じる価値観ですね。しかしながら、そんなものは懐古趣味でかなく、今や時代錯誤な考えです。男性だけが働いて得る所得で、家族を養っていくことが難しい世の中だということを、アラフォー以降の年代は自覚していません。自分たちの価値観を若い世代に押し付けているのではないでしょうか?

    そもそも男女平等や女性の社会進出を謳ってきた現実と矛盾していますよね。夫婦で働き、夫婦で家を守ることの有効性をもっと真剣に考えて欲しいものです。

    また、世間は草食系などと若者を揶揄し、憂いていますが、当の男子たちは自分たちを草食系だなんて思っていません。勝手に名付けられて迷惑しているようにすら感じます。

    彼らは生まれながらにして男女平等が意識としてあり、恐らく、働く母親の背を見て育ったせいもあり、料理や掃除などの家事、育児など、女性に押し付けられてきた家庭の仕事を何でも自然にこなすことができます。ロハス精神を持ち、ムダを嫌い、節約も得意です。

    つまり、不況で元気のない今という時代に適応してきただけなのです。

    さらに、平和な世代に生まれ、なにごとにもガツガツする必要がありません。趣味や楽しみ、興味も多様化して、恋愛に全てをかけることなどバカらしい。家族も友達も恋人も平等に大切だと考えています。そして、社会と冷静に協調し、総じて理性的な人間です。「草食系」は高度に進化した人種だと言えるのではないでしょうか。

     

    ◎もう草食系なんて言わせない!

    未来に夢や希望が持ちにくい現代日本において、草食系男子は自然に発生したものではありますが、今やそのカテゴライズは無意味です。

    古い価値観から見られ、穏やかなだけで一概に勝手に括られた草食系は、多面性を持ち、実にいろいろな可能性を秘めています。理性的かつ合理的に自分たちの居場所を広げ、それはもはや日本に限られなくなっているのです。つまり、日本を見限り、世界へ目を向けているとも言えます。

    女性への優しさや人当たりだけを評価され、意に沿わない性質は軟弱だとか蔑まれ、相手に都合よく解釈された「草食系」と呼ばれる男性たちは、低レベルな言い争いには参加しません。恋愛にも仕事にも広い視野を持ち、全世界を相手に自由に立ち回っていくでしょう。

    こと恋愛に関しては、意識を変えるべきなのは女性の方かもしれません。男性への依存心を絶ち切り、自立した人間として恋愛や結婚に向き合う女性こそ相応しいのです。