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ドクター蘭の恋愛コラム「失恋の乗り越え方」

  • 2014年12月09日  ドクター 蘭  



    彼氏と別れた。辛くて何もやる気しない、仕事もしたくない・・・
    なんて気持ち、誰でも経験があるはず。
    今回はそんな失恋のメカニズムを医学的に解明していくわ
     
     
    失恋などの心のダメージを左右する「アイデンティティ」とは?
     
    失恋で心にぽっかりと穴が空いた状態でも、変わらず日々は過ぎていくもの。
    当然「失恋休暇」ってものは存在しないし、会社や学校には普段通り行かなきゃならないわよね。
     
    「そもそも、失恋なんて大げさなことじゃない」なんて思ってる人がいるなら、その人は本気の恋をしたことがないなのかも?
    そんなに好きでもない人との一方的な恋愛では、さほど失恋ダメージは深くはないけれど、長いつきあいや、結婚を前提にしたお付き合い、二人の関係の深さによっては心に大きなダメージを与える可能性がとても高いのよ。
     
    この失恋ダメージには、いわば「アイデンティティー」が深く関わっているものなの。
    「アイデンティティー」とは、簡単にいうと
    「自分に自信があるかどうか」ってこと。
     
    普段なら「自信はないけど、まあそこまで自分嫌いでもないかな?」って人が多いものよ。
    自分を「まあまあ」と評価できて毎日の生活が送れるのは、あなたを自信づけているものがあるから。
    それは恋人や友人との楽しい時間だったり、今の仕事や学生生活の充実などが原動力になっているの。
     
    でも「アイデンティティ」の一番根底には子供時代の親との関係性があるのよ。
    子供は親に無条件で愛される存在。
    「子供は褒めて伸ばそう」ってよく言うけど、それは子供に自信=アイデンティティを持たせるためにとても重要なことなの。
    したがって、子供時代の親の愛情が、精神的な成長に深く関わり、その後のアイデンティティの形成に大きく影響を与えているのよ。
     
    そんな子供時代に愛される経験が少なかった場合、
    自己評価が低く、少しのアクシデントでもポッキリ心が折れてしまいやすくなるものなの。
    でも、子供の頃の記憶って深層心理に刻まれてはいても、頭の中の記憶とは異なるもの。
    「自分は親から愛されてなかった」と思っていても、じつは十分に愛されていて、打たれ強い人は結構いるものよ。
    怖いのはその逆。自分は普通と思っていても、実際にはネグレクト(育児放棄)を受けていたというケース。
    この場合、失恋などの精神的ダメージが「うつ」や「総合失調症」などの精神疾患の引き金になってしまうこともあるのよ。
     
     
    失恋はいわゆるひとつの「アイデンティティ・クライシス」
     
    アイデンティティについては理解できたかしら?
    次は、自分の人格さえも否定的に捉えてしまう、アイデンティティの危機
    「アイデンティティ・クライシス」
    についてお話しましょう。
     
    人生には失恋やいじめ、受験の失敗など、様々なアクシデントが起こるものよね。
    そのダメージが大きすぎると、それまでの自分の人生を全部否定してしまう気持ちになってしまうこともあるの。
     
    失恋でいえば、
    「今まで尽くしてきた私って愚かだった…」→「私なんて女性として魅力がないんだ」→「その前に人としても価値ないわよね、生きてたって・・・」
    というふうに、段階的に自分を否定する考えに陥ってしまい
    「アイデンティティの崩壊状態」すなわち「アイデンティティ・クライシス」に陥ってしまうの。
     
    失恋で「アイデンティティ・クライシス」を感じる場合、それだけその恋に「あなた自身」を賭けていたということになるわ。
     
    そんな大切な恋愛を失うわけだから、失恋をうまく乗り越えることができないと、「私のこと好きじゃなくてもいいから、関係を続けたい」という思いから、セフレや都合のいい女扱いをされたり、
    友人からは「いつまでもクヨクヨしてないで次の恋探せば?」と呆れられて友達もいなくなっちゃうなど・・・
    最悪、気がつけば一人ぼっちになってしまい、さらに孤独に苦しむことになることも。
    そんな状況と、生い立ちが絡み合うと、精神的ダメージは計り知れないものになってしまい、前章であげたような精神疾患を誘発し、自殺願望につながる恐れもでてくるの。
     
    簡単に失恋っていうけれど、失恋はそれほど心に大きな傷を与える事態なのよ。
     
     
    失恋の上手な乗り越え方
     
    ◆思いを吐き出せる人がいるのなら、散々愚痴を聞いてもらおう!
     
    気の置けない親友や、家族など、話を聞いてくれそうな人がいるのなら思う存分話を聞いてもらいましょう。
    「愚痴をいうなんて相手に迷惑かも」
    と思って遠慮することはないのよ。
    むしろ、本当に辛いときは頼ってくれるほうが相手だって嬉しいもの。
     
    アナタだって親友や家族が辛い思いをしていたら、「自分にできることならしたい」って思うでしょ?
    だから、こんなときには甘えてもいいのよ。
    負の感情を表に出すって意外に難しいものだけど、思ったことを素直に言葉にするの。支離滅裂でも構わないから、アナタの心にあるもの全部をさらけ出すことが大切よ。
     
    ◆落ち込むときはとことん落ち込め
     
    つらい、悲しい、怒りそんな気持ちがどんどん出てくるときには「何もしたくない」ってこともあるわ。
    そんな状態を「プチうつ」ともいうわ。そんな時の過ごし方のポイントは「何にもしないこと」。
    失恋は感情のエネルギーを最大限に消耗するもの。だから、心身共にとても疲れている状態なの。だから「やる気が出ない」のは当たり前。
    そんな時は、心身をしっかり充電!中途半端な充電じゃスマホだって持たないでしょ?人も同じ。
    失恋の一人旅ってよく聞くけれど、結構理にかなっているのよ。
    一人でゆっくりとした時間を過ごし、失恋の悲しみに浸ることで自分がどう歩んでいくかが自然と定まってくるはずよ。
     
    大きな失恋は、人生のなかで一回か二回ぐらいなもの。恋愛が上手くいく時もあれば、そうでもない事もあるのが人生よ。
    そんな喜怒哀楽のある人生の積み重ねが自分自身のアイデンティティーを養い、
    深みのある魅力的な人に成長することができるわ。
    上手に失恋と向き合って、次の恋へのステップにしたいものよね。