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ドクター蘭の恋愛コラム「嫉妬のメカニズム」

  • 2014年12月30日  ドクター 蘭  



    彼氏ができた途端、彼の行動や言動が気になって嫉妬ばかり…。片思いのときは別に気にならなかったことまで気にかかる・・・。そんな嫉妬のメカニズムを解明しましょう。
     
     
    嫉妬って何?
     
    彼が他の女子とすごく楽しそうに会話していたら、「私と話すとき、あんな楽しそうじゃない!」って思うことはない?
    これは彼に対する嫉妬?それとも話し相手の女子に対する嫉妬?どちらも考えられるわよね。
    「彼への嫉妬」の場合、
    「私のもの」である彼が他の女子と楽しそうにしていることが許せない
    これはいわゆる「所有欲」と考えられるわ。
    そして、その感情が行き過ぎるとストーカー行為にまで発展することも!?
     
    そして、次の「相手の女子への嫉妬」の場合
    相手の女子が自分より綺麗に見えたり、利口に見えたり、相手の方が優れていると思っちゃう。「どうせ私なんて」って卑屈になっちゃうパターン、
    「うらやましい」
    「ちょっと綺麗だと思って〜」
    など、憧れや妬みの原因になるの。
    まず嫉妬心とは大きくこの2つに分けられることを自覚しましょう。
     
     
    嫉妬はあって当たり前
     
    大事なものを人に取られたくないという気持ちは当然よ。
    もし、彼からもらった大事なプレゼントが、何かの間違いで他人の手に渡ってしまったら?
    それはとてもショックで怒りや悲しみなどさまざまな感情がわくことでしょう。
    その反面、もし何とも思わなかったら、逆にあなたの愛情が冷めきっている証拠かも。
    感情を持つということは、人間にとって当たり前の行動。それが、妬みや恨みであっても同じことよ。
    問題なのは、このときの感情がエスカレートし、実際のストーカー行為などに及んでしまうことなの。
     
     
    嫉妬と心理学的「欲求」の関係
     
    では、先に挙げた嫉妬のタイプ
    「所有欲」
    「うらやましい気持ち」
    の違いは何なのでしょう?
    実は嫉妬は欲求のひとつ。
    人間の欲求には本能的なものから、社会的なものまで5段階あるの。
    これは心理学上でいう、「マズローの欲求段階」と呼ばれるもので、
    1生理的欲求
    2安全欲求
    3社会的欲求
    という3つの「本能的欲求」と、
    4尊厳欲求
    5自己実現欲求
    の2つの「社会的欲求」で成り立っているの。
     
    本能的欲求は
    1生理的欲求・・・食欲や睡眠、排泄などの身体を維持するために必要な欲求。
    2安全欲求・・・安全な場所で生活したい。
    3社会的欲求・・・家族を持ちたい。社会人として認められたい。
    という欲求。この3つが揃えば、安心した生活が営めるというわけ。
     
    そして、「所有欲」と「うらやましい」感情は社会的欲求にあてはまるの。
    所有欲と言えば、家族のようにいつでもそばに居てくれると「安心」と、そんな存在がいるという「優越感」があるわよね。
    彼氏がいるということで、
    「自分は女性としてイケてますよー」
    って周りに思われたいという欲求が、
    「尊厳欲求」にあたるの。
    この欲求が強すぎると保身のためにストーカー行為や人の足を引っ張ることに専念しちゃうことにも!?
     
    次の「うらやましい」という感情はというと、
    「私もああなりたい!」
    という心の向上に欠かせない欲求レベルの中でも一番高等な「自己実現欲求」に入るのよ。
    だから、うらやましいという感情は全く負のものではなく、かえって「ステキな人」になるためには欠かせない欲求なの。
    嫉妬心をどう扱うかによって、「ステキな人」になるか、嫉妬の鬼になってストーカーになるかの大きな分かれ目になるといえるわね。
     
    では、「ステキな人」になるにはどうしたらいいのかしら?それは、「自己実現欲求」よりも下位にある欲求たちを満たすことが大切なの。
    心理学者のマズローは、欲求は基礎的な欲求から満足させなければ、高いレベルの欲求は満たされないと論じているの。
    解かりやすくいえば、
    嫉妬の場合、自分の身の回りの環境を整え、今の自分を誇れる人間になることが大切。
    そのためには自分に自信をつけることよ。自分なんてっていう考えは捨てるべし!
     
     
    危嫉な嫉妬
     
    嫉妬心は育ちや環境も大きいのよ。
    愛情を与えられずに育ってしまうと、どうしても彼の愛情を信じきれず、嫉妬心の悪い面ばかりが出てきてしまうこともあるのよ。束縛心が強すぎるのが典型的な例。
    これが行き過ぎて人格障害になりストーカーを起こしたりするの。
    また逆に嫉妬が強すぎる自分が嫌になり、依存症や自傷行為で自分を肯定しようとするケースもあるの。
    これもまた行き過ぎると精神疾患になってしまうわ。
    こういったケースは専門家でないと、とっても判断が難しいので絶対に自分一人で考えないで、まず誰かに相談してね。
     
     
    嫉妬は自分を見直す信号
     
    嫉妬心が制御できないタイプは、本当の幸せに気がついていない場合が多いの。
    健康な身体をもち、家族がいて、学校や会社に属して日々忙しくても充実した毎日をおくっていれば、嫉妬に身を任せるような人間にはならないものなの。
    今までの生活を振り返って、自分の持っている「幸せ」を大切にすることで自然と自分に自信が持てるはずよ。
    嫉妬しらずの前向きな女になるには「人を蹴落とすんじゃなくて、自分を見つめ直す」ことが必要ってことね。