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ヤンデレによるヤンデレ考察「ひぐらしのなく頃に解-目明し編:園崎詩音」

  • 2015年07月29日  篠田 みか  



    今回から「ひぐらしのなく頃に解〜目明し編」のヒロイン「園崎詩音」について考察していきます。
    この作品は、「ひぐらしのなく頃に」の「綿流し編」の裏物語になっているので、物語全体としてのストーリーは綿流し編を知らないと少々意味不明なところがあるかもしれません。
     
     
    ここでは園崎詩音のヤンデレ振りを考察するのですが、興味のある方は、「ひぐらしのなく頃に」を全編読んでみてください。
     
    この作品にも多数のヒロインが登場するのですが、ヤンデレ好きの皆さんの意見では「綿流し編」のヒロインである「竜宮レナ」を差し置いてダントツのヤンデレヒロインに推されています。
     
     
    ◆やはり恋愛絡み
     
    基本的に「ひぐらしのなく頃に」は、オヤシロさまの祟り(の裏に隠された何か)がメインテーマになっていて、あまり恋愛のお話のイメージはないのですが、詩音がヤンデレ化してしまうのは、やはり好きな男の子のためでした。
     
    園崎詩音には双子の姉園崎魅音が居ます。しかし、昔からの風習で双子の1人は間引きしなくてはいけないと言う決まりがありました。
    さすがに、そんな時代でもないので、殺されてしまうことはありませんでしたが、園咲家から離れて全寮制の学校へと入れられてしまいました。
     
    ある日、詩音はその学校から脱走します。物語はここから始まります。
    脱走に成功して、変装も決めて街に出かける詩音。不良に絡まれてしまいます。
    ここで登場するのが、詩音が恋心を抱く「北条悟史」です。
    喧嘩の実力的には詩音のほうが勝っているのかもしれませんが、気合で不良たちから詩音を守ってくれます。
     
    しかし、この時点ではまだ、詩音の存在は隠されていて、悟史は姉の魅音と勘違いをして助けたのでした。
     
    詩音の存在を知るものは、園崎家の人々とその周辺の一部の者だけだったのです。
     
     
    ◆悟史の妹「北条沙都子」
     
    北条家は、魅音たちが暮らす雛見沢村で起きた「ダム戦争」の関係者で、ダムの建設を反対する村人が殆どの中で賛成派の代表のような立場でした。
    両親は「オヤシロさまの祟り」という名目で亡くなっており、悟史、沙都子の兄妹は、親戚の家に引き取られていました。
    しかし、その生活に馴染めず、親戚に反抗しては虐められたり、暴力を振るわれる沙都子。
    その度に、兄の悟史に庇ってもらい、悟史も精神的にかなり追い詰められていました。
     
    この辺りから詩音のヤンデレ思考と言いますか、行き過ぎた嫉妬感が見受けられます。
    妹にでさえ嫉妬してしまう。嫉妬?いえ、それは憎しみに近い感情なのかも知れません。
     
    大好きな悟史の元気がなくなっていく。それは、親戚に歯向かっては怒りを買って虐げられ、兄に助けを求める沙都子のせいだと。
    沙都子が良い子であれば、悟史はこんなに苦しむことはない。いっそのこと沙都子が居なければ。とまで考えます。
     
    最初のヤンデレ化の引き金は、悟史の妹、沙都子なのでした。
     
     
    ◆ヤンデレ爆発
     
    かなり、ストーリーを端折っていますが、恒例の「綿流し」のお祭りの日に事件は起きます。
    沙都子に酷く当たっていた親戚である叔母が何者かによって惨殺されたのです。同時に悟史も姿を消しました。
    警察では悟史を容疑者と見ての捜査が始まります。
    が、この殺人と失踪。これまで起きてきた、オヤシロ様の祟りととても類似している点が多いのです。
     
    詩音は祟りについて調べ始めます。
    そして、オヤシロさまの祟りなどというものは無く、園崎家を筆頭とする村の御三家が関係しているのではないかと推測します。
     
    本当は悟史が生きていると信じたい詩音。だけど、今までの事を考えると、やはり死んでしまって居るのではないかとも思う。
    関係者に聞いてみても「生きては居ないと思う」と言う答えが。
     
    ここから、詩音は復讐の鬼になります。
     
     
    ◆ヤンデレと言うよりは…
     
    いいえ。これも悟史を思うがゆえに病んでしまった詩音の行動や感情なのでしょうが、傍から見たら連続惨殺事件です。
     
    きっかけとなるのは、先ほど省いてしまったストーリーの中で、学校から脱走したことが園崎家にバレてしまって、「けじめ」をつけろと園崎家の総領であるお魎から言われます。それは、詩音を庇っていた人の数だけ、爪を剥ぐという拷問でした。
    詩音が思う庇ってくれた人の中には悟史も含めて3人で3枚の爪。と言う考えだったのですが、実はその中に悟史は含まれておらず、後々、悟史が行方不明になってから、そのことに気付くのでした。
     
    これらをまとめて考えた結果、やはり、悟史の失踪には御三家が関係していると踏んだ詩音。まずは、自分と瓜二つで親でも見分けがつかなかった魅音との入れ替わりを実行します。
    魅音は、間引きされた詩音とは違い、園崎家の次期総領として育てられていました。その魅音と入れ替われば、もっとたくさんの情報が得られると考えたのです。
     
    悟史が殺されていたのだとしたら、その場には魅音も同席していたと推測し、悟史を庇わなかった魅音にも恨みを抱いてしまいます。なので、魅音の扱いもそれは酷いものとなっていました。
     
     
    さぁ。舞台は雛見沢村の園崎家、拷問部屋に移ります。
     
    正直、片思いだけのチカラでここまでヤンデレ化するのか?人を殺めるまでのエネルギーが出るのか?と思いますが、そこは二次元。作者の意向もあります。
     
    私は他害の経験がないので何とも言えませんが、自害するよりもエネルギーが必要なのでは?と推測します。
     
    次回は、詩音と魅音の本当の関係。ヤンデレの成れの果て。を見て行きたいと思います。