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ヤンデレによるヤンデレ考察「SHUFFLE!:時雨亜沙の闇」

  • 2015年07月15日  篠田 みか  



    前回に続いて、SHUFFLE!のヒロインたちについて考察していきます。
    今回は「時雨亜沙(しぐれあさ)」彼女は人間と、改良型魔族のハーフ。
    楓と付き合うものだと思い込んでいた視聴者を驚かせるほど、唐突に稟と付き合い始めたヒロインです。
     
     
    一見、稟に対しては恋愛感情など皆無のように見えるのですが、要所要所で、ほんのりと楓に対する嫉妬や、稟に対する気持ちが現れている場所があります。
     
    亜沙は稟の学園の先輩で、非常にノリの良い明るい性格の「ボクっ娘」一人称は「ボク」です。彼女の過去のしがらみとは?そこから紐解いていきましょう。
     
     
    ◆亜沙・母との確執
     
    母親との確執で病んでしまうのは現実社会でも少なくありませんね。事実、私もそうです。
    ただ、ここはやはり二次元の世界なので、少し特殊です。
    亜沙の母親は魔族が作り出した、所謂「人造魔界族」薬剤などを使って魔力を強力化されたのです。
    そのチカラを制御することが出来ず、パニックに乗じて人間界へ。そこで、亜沙の父親である「人間」と出会い結婚。亜沙は、魔族と人間のハーフとして生まれて来たのでした。
     
    その関係で、亜沙は体が弱く寿命も短いと言われて来ました。普通の人間の体に、強大な魔力を持って生まれたのですから、それは仕方のないことなのかもしれません。しかし、幼かった亜沙は、母親のせいで、母親が魔族だから、自分がこのような目に合うのだと、母親を責めました。
     
    亜沙の母親である亜麻は、娘からぶつけられる気持ちを素直に受け止め、謝り続けていたのでした。
     
    謝ってくれるなんて…正直羨ましいですね。
    私と私の母との確執は一生続きそうです。
     
     
    ◆閉ざされた心を開く天才?
     
    稟のことです。楓のときもそうでしたが、相手のことを思いやることに長けている。と言うのでしょうか?アニメ版では、亜沙の心を開くために少々ヤンデレな行動がありましたが、やはり、亜沙も稟によって救われます。
     
    上の項目で書いた、亜沙の病弱で寿命の短い命。そんな状態を改善する方法が実はあったのです。
     
    成長した亜沙は、母の深い愛情を知り、母に当たり散らしたことを後悔します。
    今では母も「人間」として生活しているので、その母に「魔族」だと言うことを意識させないよう、魔力を使わないことに決めたのです。
    …が。これが体調不良の原因だったのです。
    要は、適度に魔力を開放してやれば、普通に過ごせる。と言うことですね。
     
    それを知った稟は、自分は母に酷いことをした。だから早死にしても構わない。と言う亜沙に対して、魔力を使わせるべく、自分を傷付けます。(ここがヤンデレっぽいですね)
    追い詰められた亜沙は、魔力を使い、稟の傷を治します。
    そして、魔族であろうと、人間であろうと我が子が自分の命を蔑ろにするのは母親にとって悲しいことだと、稟に諭され、閉ざされていた心の暗部を開きます。
     
    素敵(?)ですね。好きになってしまうのも頷けます。
    稟は全ての人に優しいのですが、少しでも意識している男の子にこんなことされたら、完全にそれは恋に発展しますよね。
     
    同じ自傷でも、私の自傷とは大違いです。
     
     
    ◆病弱な亜沙が気になる稟
     
    ちょっと話が前後しますが、亜沙が魔力を使うと決心する前。いつものように体調が悪くなり、倒れたりすることがありました。
    優しい稟は、事情も知ってしまっていたため、そんな亜沙が気になって仕方ありません。もちろん、下心はないのですが。
    そして、そのように自分の事を気にしてくれる稟に対して、亜沙は自分の気持ちに気付きつつあります。
    自分は稟に惚れているのではないか?と。
     
    しかし、楓の存在もあり、付き合うなどと言うものではなく、◯◯してくれたお礼。そのお返しに。など2人で会う機会が増えていきます。
     
    そう。きっと、2人共悪気はないし、自分の気持ちにどこまで気付いているのかもわからないままなのですが、2人の関係は間違いなく深まって行きます。
     
     
    ◆その頃楓は…
     
    こちらも、また、自分の気持ちに気付きつつあるのですね。
    幼いころに、稟に対して酷いことをしてしまったお詫びに、稟の身の回りの世話をすることを生き甲斐にしてきた楓。
    しかし、それが、いつの間にか恋心に変わって居たことに気付きます。
    それは、嫉妬。
    亜沙との関係が深まり、楓と過ごす時間が少なくなった稟。そんな状況になって、初めて楓は稟に恋をしていたことに気付きます。
     
    しかし、認めたくない部分と、これまたやはり、過去の呪縛で「自分は稟くんに好いてもらう資格はない」と思い込んだり「稟くんの幸せは自分の幸せ」「亜沙先輩と一緒に居るのが幸せならば自分が身を引く」とまで思い詰めます。
     
    表面的には平静を装って居ますが、ここから楓のヤンデレ振りが発揮されます。
    と言っても、狂気的な行動に走ったり、血を見るような出来事はないのですが、ネット上で、最も楓が病んでいるとされているシーンへと突入します。
     
     
    やはり、自覚なしの八方美人(稟)は人を病まさせますね。
    下心アリアリの八方美人は最低ですが、悪気がないのも罪なのですね。
     
     
    さて、次回はいよいよクライマックスです。
    その他のサブヒロインにも少し触れたいと思っています。
     
    女の子は、心のどこかに闇(病み)を持っていたほうが魅力的なのでしょうか?