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ヤンデレによるヤンデレ考察「School Days:純情だった桂言葉」

  • 2015年06月24日  篠田 みか  



    今回から2回に渡って「School Days」と言う、元は成人向けゲームで、今はコミックやアニメも放映され、ネットでもヤンデレヒロインランキング、ダントツ1位に上がるヒロイン「桂言葉」(かつらことのは)について考察していきたいと思います。
     
     
    この作品は、コミックが入手出来ず、アニメを見ての考察になります。
    12話全て見終わった感想としては、登場する女の子は全員ヤンデレなのではないかと言う印象と、主人公である「伊藤誠」(いとうまこと)が諸悪の根源だと言うことですね。
    とにかく、下半身でしか物事を考えられないような誠に周りの女の子たちが振り回されるお話という感じです。
     
     
    ◆言葉と誠
     
    学園恋愛ものでは、よくあるパターンの通学電車内で見かけて好きになってしまうという出会い。
    同じ学校の同じ学年。クラスだけは別でした。
    学校では、携帯の待ち受けに好きな人の写真を設定して3ヶ月誰にも見られなければ想いが叶うというおまじない的な物が流行っていました。
    誠は電車内でこっそり撮った言葉の写真を待ち受けにしていたのですが、それを同じクラスで、隣の席の西園寺世界(さいおんじせかい)に見られてしまいます。(女の子です)
    誠が言葉のことを好きだと知った世界は、誠の意志を無視して誠と言葉をくっつけようと画策し、見事成功させます。実は言葉も誠のことを好きだったというオチなのですが。
     
    しかし、その行動の裏には…これには後に触れることにします。
     
    そして付き合い始めた誠と言葉なのですが、最初に書いた通り、誠は下半身でしか物を考えない男。性的な意味で、先に進むことしか考えていません。
    一方、言葉は大きな胸がコンプレックス。小学生の頃からすでに大きくなり始めていた胸をからかわれて以来、かなり消極的な性格になってしまったようです。
    焦る誠と、困る言葉、2人はそれぞれ、仲を取り持った世界に相談します。
    しかし、どうしても先に進めない言葉に次第に誠は焦れていきます。
    言葉は大好きな誠のために頑張る決意をするのですが…。
     
     
    ◆世界と誠
     
    もしかしたら、言葉よりもずっと前から誠のことを好きだったのかも知れない世界。誠のことが好きだから、誠のために言葉との仲を取り持ったのですね。
    誠に女の子の扱い方の練習と称して、自分の体を提供します。
    この辺りから、歯車が狂い始めますね。
    最後の行為まではしないものの、そこは下半身男。触れさせてもくれない言葉よりも世界に心が傾いて行きます。
     
    その後、世界も誠に告白して、イケないことだとわかっていながら、誠との関係が親密になって行くのですが、この時、誠と言葉はまだ別れてはいないのです。
     
    誠と世界の噂が流れる中、言葉はだんだん病んでいきます。
    どんな噂が流れようと、誰に何を言われようと「誠くんの彼女は私です!」と言い続けます。
    世界の幼なじみの清浦刹那(きようらせつな)の手で誠の携帯が、言葉を着信拒否をして、連絡が取れなくても、一途過ぎるくらいに誠を思い続けます。
     
    幼なじみのためとは言え、他人の携帯で着信拒否設定する刹那も、ある意味病んでいると思うのです。
     
     
    ◆誠を取り巻く女の子たち
     
    少し話が飛びますが、この優柔不断下半身男である誠、何か私にはわからない魅力があるのか、次々に女の子が寄ってきます。
    中学校からの同級生、加藤乙女(かとうおとめ)、世界の友人の甘露寺七海(かんろじななみ)、同じく友人の黒田光(くろだひかり)、その他女子バスケ部数名。これらの女の子たち全員と体の関係を持ってしまうのです。
    乙女に関しては中学の時から好意を持っていたようなのですが、他の女の子たちは違います。成り行きとか、興味本位とか。
    そして、世界を守るために刹那までも誠に抱かれてしまうのです。
     
    さすが、元々は成人向けゲームですね。現実でもこんなことってあるのでしょうか。下半身がだらしない男性は身近にいますが、ここまでは…と思ってしまいます。
     
     
    ◆病んでいく言葉
     
    頑張って、誠の欲求に応えようと努力する言葉。それを知ってか知らずか、誠は世界との交際を進めて行きます。最初、誠は言葉に対して、はっきり「別れよう。」と言っていませんでした。所謂二股状態。最低男です。
    時間が経ち、刹那の世界を思うが故の行動もあり、言葉に「別れよう!」と言う機会が来るのですが、そんな言葉は、もう言葉の耳には届かないほど言葉は病んでいたのです。
    言葉の瞳から光が消えて、病んでいる人のそれに変わっていきます。
    着信拒否されているメッセージが流れる電話に話しかけたり、約束もしていないのに待ち合わせの場所で何時間も誠のことを待っていたり。
    そもそも、連絡が取れないので約束も出来ないのですが。
    電車に乗る駅を変えて、誠を待ちぶせしたりと、ストーカー的行動もします。
     
    そして、クライマックスはクリスマスの夜にやって来ます。
    これぞ、究極のヤンデレ!と言っても過言ではない!と言う結末です。
    さすがに、私もここまでは出来ません(想像や妄想することはありますが)。
     
    クライマックスは次回。
     
    しかし、このような状況でしたら、病まないほうがおかしいと思うのです。
    好きだった人から、好きだと告白されて幸せいっぱいだと思ったら、相手は下半身男だった。それでも頑張ろうと思ったら、下半身の欲求を満たしてくれる人のところへ行ってしまった。
    病みますよね。大好きだからこそ、きっぱりスッパリ別れたり出来ませんもの。