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<美愛の国際恋愛 et cetera>マイアミでのピュアな恋…出逢い

  • 2014年11月18日  小波 美愛  



    マイアミの日本食のレストランで働いている時に出会ったハンガリー人の男性と恋に落ちた美愛。まっすぐな信念を持つ彼との恋愛はとてもピュアなものでした。今回は、そんな彼との出会いをお届けします!

     

    【マイアミで寂しい思いをしていた美愛…】

    マイアミでは、日本よりも積極的に声をかけてくる男性が多いです。美愛も何人かの男性とデートする機会に恵ましたが、これぞという男性に出会うことがないまま時が過ぎていきました。遊び感覚で声をかけてきた男性とつきあいマイアミで楽しい時を過ごすこともできたかもしれませんが、美愛は自分が好きでもない男性と過ごすよりも、一人でいることを選んだのです。

    親しい女性の友達が何人かいましたが、彼女たちは仕事に忙しくしていたので、会うのはたまにでした。マイアミというエネルギッシュな町に住みながら、美愛は独りぼっちの寂しさも感じていました。

    そんな時に出会ったのが、美愛が働いていた日本食のレストランで一緒に働くことになったハンガリー人の男性。彼は体格がよく信頼できる感じだったからか、レストランのオーナーに気に入られすぐに働き始めました。

    アメリカのレストランでの仕事は日本とは異なり、お客さんを案内して注文を取る係りと食事を運んでさげる係りの2つに分かれています。これはなぜかというと、アメリカには移民が多く、英語を流暢に話せない人が多くいるから。つまり英語力が足りない人は、後者の食事を運んで下げる仕事に就くのです。この仕事では、たくさんの食器を運ばないといけないので、英語力よりも体力が求められます。新入りの彼が担当したのもこの仕事でした。

    彼は口数が少なかったので、しばらくは美愛は彼と話をすることもありませんでした。ただ彼はよく働き、彼と一緒の時に仕事をするととてもスムーズに行ったので、彼の存在は気になっていました。

     

    【彼と美愛の共通点…】

    美愛が彼と親しくなれたのは、彼と美愛に1つ共通点があったから。それは二人ともマイアミの価値観に馴染めなかったのです。

    マイアミでは多くの場合、自分に正直でいるとか人に親切にしようということは重要視されません。例えば、レストランで働いているウェイターやウェイトレスにとって何より重要なのは、チップをいかに多くもらうか。そのためなら、テーブルの割り当てが決められているにも関わらず、他の人のテーブルを奪うことなどを平気でやるんです。

    美愛が担当するテーブルも、特にお客さんが少ない時にはよく他の人に取られてしまいました。その事を指摘しても、「間違えた。ごめん。」の一言で終わり。一旦他の人がサービスを担当したら、もう変わることはできません。もちろん心優しい人たちもいますが、マイアミにいる多くの人たちは自分中心で、自分が得をすることが何よりも大事なように思えました。

    それが新しくやってきたハンガリー人男性は違うのです。美愛が何かを倒してしまったりしたら、すぐにやってきて倒れたものをもとに戻すのを手伝ってくれました。彼が親切なのは私にだけではありません。誰かが困っていると進んでやって来るのです。

    また彼はまっすぐな性格をしているなと思いました。マイアミには傲慢なお客さんがいることがありますが、彼は相手が変なことを要求してくると、恐れずにノーと言うのです。ある時には、お店が混んでいる時にやって来たお客さんが「食事を今すぐに持ってくるように。」と怒鳴ったことがありました。彼は、お客さんが注文した食事があとどれくらいで出来上がるのかを確認した後、丁寧にお客さんに説明していました。短気なオーナーだったら、そんなお客さんにはきっと怒鳴り返していたでしょう。

     

    【親しくなれたキッカケは…】

    そんな彼と親しくなれたのは、珍しく彼がお昼のシフトに入った時でした。お昼にはお客さんが少なく、サービスの人も少なかったので、彼と話すことができたのです。口数が少なかったので、彼は英語をほとんど話さないと思っていたのですが、そうではありませんでした。

    彼はハンガリーからやって来たこと。マイアミには彼女とやって来たけれど、その彼女は他の男性を見つけ、彼のもとを去っていたこと。マイアミの人たちはクレイジーだと思うことなどを話してくれました。

    そして彼は言うのです。美愛は違うと。美愛のような人は他の人たちに利用されてしまうから、気をつけないといけないと忠告もしてくれました。

    それからは、一緒に働きながらよくおしゃべりをするようになりました。そして、彼は前以上に美愛のことを助けてくれるようになったのです。美愛の仕事はお客さんを案内し注文を取ることでしたが、混んでいる時には食事をテーブルまで運ぶこともよくありました。レストランの食事は大き目のお皿に盛られ運ぶのは楽ではないのですが、手が空いていると彼はすかさず運ぶのを手伝ってくれたのです。

    優しくてまっすぐな彼のことを知れば知るほど、美愛は彼のことが好きになっていきました。彼とデートをして、仕事場以外でも彼のことをもっと知りたいと思うようになったのです。

     

    …と、今回はここまで。彼との恋の展開は、次回のお楽しみ!