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<美愛の国際恋愛 et cetera>マイアミで出会った男性たち

  • 2014年11月04日  小波 美愛  



    今回は、美愛のマイアミでの20代前半の時のお話です。何かのきっかけで出会った男性たちからデートに誘われると、相手のことを良く知るチャンスと思って、デートをしばしばOKしていた美愛。深い関係になる男性はほとんどいませんでしたが、日本ではまずお目に掛かることのないタイプの男性たちと出会うことができました。

     

    誰とでもニコニコと話してしまう美愛

    美愛はどちらかというと人見知りをします。初対面ではあまり積極的ではなく、自分で話しかけるよりも相手から話しかけられるのを待つタイプ。でも、キッカケさえあれば、なぜか誰とでもすぐに打ち解けることができます。大人になるにつれ、苦手な人が少し出てくるようなりましたが、小さい時には誰かに話しかけられれば、ニコニコと受け答えをしていました。両親からは、知らない人とは話さないようにと良く注意されていたくらいです。

    こんな美愛が二十歳そこそこで、マイアミに住むことに。特に、サウスビーチという世界中からの観光客でにぎわう地区に住んでいる時には、頻繁に男性に話しかけられました。話しかけられると、誰とでもニコニコと話してしまう美愛。この時には、男性には下心があるかもしれないなんて思わず、愛想良く受け答えをしていました。そして、何回が話しをした後には、デートをOKすることも良くありました。

    今思えば、なんて危険なことをしていたのだろうと思います。男性とデートをするのは、身体の関係をOKしているのと同じこと。何が起きても仕方がありません。若い時には、怖いもの知らずだったなと思います。

     

    夢を見るマイアミの男達…

    日本ではある程度の年齢を迎えると、安定した人生を選ぶ人が多いと思います。それが、マイアミでは40代50代になっても定職を持たず、貯金も全くない様な男性が結構いると感じました。

    とある男性とデートに行った時のこと。彼は40代でしたが、仕事はレストランのウェイターで、小さなスチュディオに独りで住んでいました。初めてデートで行った時、彼の夢をたくさん語ってくれました。なんでも、自分で起業をしたいらしくそのために準備しているとのこと。

    正直なところ、彼の身なりや暮らしぶりから、彼が本当に起業できるのかと疑問を持ちました。でも、夢を語る彼の目はキラキラしていてエネルギーに満ちていました。そして何よりサウスビーチでの暮らしを愛していると感じました。海まで歩いて5分ほどのところに住んでいる彼の楽しみは、毎日海に行くこと。マイアミの海は、薄い水色やエメラルドグリーンに見えて、それはそれは綺麗です。マイアミの海が、彼に生きる力を与えているんだろうなと感じました。

     

    【でも、やっぱり夢だけでは…】

    シリアスな関係を望んでいた美愛。経済力のない彼には不安を感じました。そして彼にとって私は遊びの対象なのは明らかです。彼自身、女の子とは時々遊ぶけれど、長くつきあったりはしないと言っていました。食事の後に、彼のスチュディオに来るように誘われましたが、逃げるようにして自分のアパートに戻りました。

    マイアミでは、彼の様なタイプの男性に良く出会いました。美愛はマイアミで日本食のレストランで働いたことがあったのですが、そこで働くバーテンダーやウェイターも年配の男性が多くいました。そして彼らの収入は、長く勤めているからといって昇給するわけではないのです。そして、収入はお客さんの数によって決まります。オフシーズンには、お客さんが一人も来ない日もありました。収入は平均すれば10万円ちょっと。特にマイアミは物価が高いので、暮らしていけるのかなと心配してしまうくらいです。

    しかし、そんな状況であっても、彼らは夢を持って生きていると感じました。そして、自分たちの夢を語ることで、自らを勇気づけているように思いました。

     

    危険を秘めたマイアミの男たち

    アメリカでは、麻薬が日本よりも身近かになっていると思います。美愛は、ニューヨーク州の近くの田舎の大学に留学していたことがありますが、美愛が通っていた小さな大学でも麻薬をしている人がいました。警察の取り締まりもとても甘いようです。知人が主催するパーティに行った時に、麻薬を勧めれたこともありました。アメリカでは、いくら麻薬の取り締まりが甘くても、もしも外国人が麻薬で逮捕されると即強制送還されてしまいます。遊び心では済まされないので、美愛はいつも頑なに断っていました。

    マイアミでは、さらに麻薬がはびこっていると感じました。例えば、ビーチでのバーベキューに行った時にも、友達があそこでは麻薬をしていると教えてくれました。匂いですぐ分かるそうです。

    美愛がマイアミで出会った男性の中にも、麻薬をやっている人がいました。彼は、カリフォルニア出身の10代の若者。スポーツで身体を鍛えていて、女の子たちにとても人気がありました。私も彼の魅力に惹きつけられました。そして、彼とデートができた時はとても嬉しかったです。

     

    【危険な恋の結末は…】

    食事をしてディスコに行った後、二人でビーチを散歩しました。ビーチには人がほとんどいなかったので、キスをしたり…。彼と付き合えたらいいなと心から思い、身体が熱くなりました。その場で彼からもっと深い関係を求められましたが、さすがにビーチでは嫌だと思って断わりました。

    その帰り道。彼は麻薬常習者であることを私に打ち明けました。そして、今すぐ車の中でやってもいいか?と聞くのです。すっかり彼に魅せられていた美愛にとって、それはとてもショックでした。一方で、こんな素敵な彼を逃すのは嫌だとも思いました。でも、麻薬関わると美愛自身も大変なことになることは分かっています。心の葛藤の末、彼にもう家に帰ることを告げ、別れのキスをすることもなくアパートに戻りました。そして、彼とはもう二度と会わないと心に決めました。

    アメリカで麻薬はとても手に入りやすく、実際に麻薬に手を染めている人もたくさんいます。日本で暮らしている時には、麻薬に関わる人に会ったことがありません。好きになりかけた相手がまさか麻薬をしているなんて、ショックでした。彼とは、できるならば素敵な時間を一緒に過ごしたかったのですが、結局その願いは叶いませんでした…。