TOP > イククルコラム > <美愛の国際恋愛 et cetera>今どきのフランス人カップル

<美愛の国際恋愛 et cetera>今どきのフランス人カップル

  • 2014年09月16日  小波 美愛  



    フランスに住み始めて感じることの1つに、離婚は珍しくないというのがあります。フランスで離婚が多いのには、フランス人の恋愛観が表れているように感じます。今どきのフランス人カップルの恋愛観って、どんな感じなんでしょう?

     

    【フランスでは本当に離婚が多いの?】

    フランスでエステの学校に通っていたことがありました。その時に出会ったフランス人の多くは、17歳から20歳くらいまでの若い女の子たち。彼女たちと休憩時間などに話をしていると、両親が離婚している子たちが多いのに驚かされました。

    よく、週末は何をする?何をしたの?と聞きあうのですが、今週末はパパに会う週だからパパの家に行っていた、と明るく話しているのです。何でも、普段はママと一緒に住んでいるけれど、パパのところにもちゃんと自分の部屋があって、週末の半分はパパのところに行っているのだと言います。両親が離婚したことについて、何の引け目も両親を責めるようなこともありません。彼女たちが17〜20歳くらいとある程度大人だからか、両親の離婚を肯定的に受け入れているのです。

    実際、気になって調べてみたところ、結婚したカップルの離婚率は40%と言われています。また、パリなどの都市では離婚率が高くなり、結婚したカップルの半分は分かれています。

     

    【フランス人の恋愛観が高い離婚率に影響?】

    フランス人夫婦はいつでもラブラブなことが多いと感じます。例えば、私のホストファミリーの息子さん夫婦は夕食を食べによくやって来ますが、彼らは食事中に手をつなぎあったり、時には首筋にキスをしたりすることがあります。食事には、彼らの息子さんたち(15歳と11歳)も同席しているのにです。息子たちも両親がラブラブなのは当たり前の様子。

    実際、美愛がフランスに住んで2年。様々なフランス人夫婦に出会いましたが、夫婦が手をつないで歩いたり、食事の場でも手をにぎりあったりキスをしあったりするのは、フランス人にとっては当たり前のことだと言えます。こんなシーンに慣れないのは美愛くらいなものです。

    ラブラブではない夫婦は、むしろ白い目で見られがちだと思います。つまり、ラブラブではなくなった夫婦は、別れるという選択肢を取ることが多いからです。別れることを考えるようになった夫婦は、たとえ子供がいた場合でも、自分の恋愛と子供とは切り離して考えている気がします。つまり、子供のために離婚しないでおこうと考えずに、自分の恋愛を優先し、もし相手に魅力を感じなくなったら別れるというパターンが多いです。

     

    【離婚後の子供の親権は誰の手に?】

    美愛の友達にはバツイチで子持ちのフランス人男性と結婚している友人(フランス人女性や外国人女性)が結構いますが、彼女たちは結婚相手の子供とうまくやっていくことの難しさによく頭を悩ませています。フランスでは、離婚すると子供の親権は共同親権になります。つまり、父親と母親の両方が子供の親権を持つのです。父親と母親の両方が子供の親権を持つというのはどういうことか極端に言えば、例えば1年で半年は母親。そして残りの半年は父親が子供の面倒を見ます。

    子供が学校に通っている場合、父親と母親が近くに住んでいれば、子供を二人で半分半分見ることは可能かもしれません。でも、そうでないことが多いです。子供が同じ学校に通えるよう、学校がある時には父親かは母親のどちらか一方が子供の面倒を見て、子供が休みの時には父親と母親が半分ずつ子供の面倒を見ることが多いです。

    私のある友人の場合、義理の子供たちは普段ご主人の母親のところにいます。そして学校が休みになると、お休みの半分を一緒に過ごします。彼女の悩みは、やはり義理の子供たちがなついてくれないことや、教育が中途半端になってしまうこと。義理の子供たちの教育がなっていないと嘆いています。その子は6才の男の子ですが、言うことを聞いてくれないそうです。ある時、みんなで出かけるというのに、「自分は家にいる!」と泣きわめかれ手に負えなかったそうです。そんな言うことを聞かない子には厳しい躾をしたいものですが、夫の先妻が普段はその子の面倒を見ていて、甘やかしているのです。彼女はいくらその子に厳しくしても効果がないと言います。

     

    【幾つになっても恋愛をしたいのがフランス人】

    結婚相手がバツイチで子供がいる場合、義理の子供の面倒を見なくてはいけないという大変さはありますが、フランス人は子供のために自分の恋愛を犠牲にしない人たちが多いようです。自分が相手にときめかなくなれば、生活のパートナーに他の人を探すのは当たり前のことと考えている人たちが多いのです。フランスでは年配の人たちでもオシャレをして、道で手をつなぎあう仲つつまじいカップルを多く見かけます。バツイチでも年を取っていたとしても、恋愛をするのには躊躇しない様です。人生で恋愛を大切にするフランス人ならではだなと思いませんか?