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[実録!ヤンデレみかの恋愛白書]たった一度だけの気持ち

  • 2015年08月07日  篠田 みか  



    暑い日が続いています。皆さん体調崩れてないですか?バイクのレストアに励みすぎて、熱中症になって2日間寝込んだみかです。どーも。今日も元気に病んでます。高知の夏の日差しを侮っていました。辛かったです。
     
     
    さてさて、今は彼氏とも適当な距離が置けて、仲良くバイクのレストアなんぞをしているわけだけど、あれは何年前かな?もう3年くらい前だろうか。
    一度だけ。今まで生きてきて一度だけ湧き上がった気持ちを抑えられずに行動に移した出来事があるんだよね。それは…。
     
     
    ◆いつもは自分が消えたくなるのに
     
    生まれてこの方、自分に自信を持ったことなどない。
    いつも母に「あんたはダメな子」って言って育てられて、褒められた記憶が無い。「あんたなんて生まなければ良かった」「あんたがいなかったら〜」なんて何度言われたか。
    だから、何か壁にぶつかったり、彼氏なんかが浮気したりしたら、自分が悪くて自分が消えれば楽になる。解決するんだ。って思うことがほとんどだった。
     
    リストカットは中学生から。でもこの頃は本当に死ぬ勇気なんてなくて「ファッション・リスカ」だったかな。
    離婚して、今の彼氏と暮らし始めた頃が一番酷い時期だった。
    心理士さんまで巻き込んで自殺騒ぎを起こしたことがある。
     
    特に彼氏と喧嘩したとかではなくて、急に死にたい願望が抑えられなくなったんだよね。だけど、反面死にたくない自分も居る。彼氏に電話をするのは「止めて」って言っているようなものだから、それは嫌だった。
     
    アパートの玄関の鍵を閉めて、チェーンもかけて、その上部屋の中からロープで引っ張って開かないようにして、全ての準備を整えて…。気がついたら心理士さんに電話していた。泣きながら「今から死ぬ」って。
     
    結局、心理士さんから彼氏に連絡されて、玄関の仕掛けも突破されて自殺は阻止されたんだけどね。
     
    それ以降も「ファッション・◯◯」じゃなくて、本気で消えたくて、マンションの屋上に立ってみたり、手首の動脈切ったりしたんだけど、全部彼氏に助けられた。
     
    そんなにまで心配してくれる彼氏なんだけど…。
     
     
    ◆積もり積もった感情が爆発
     
    これは、本当に一度だけ。そりゃ人間だから「あいつ死ねばいいのに」って思ったことがないなんて言ったら嘘だけど、本気で殺してしまおうって思ったのは後にも先にも一回だけ。
     
    彼氏が事故で入院中。私は毎日毎日お見舞いに通っていた。雨の日も暑くて茹だるような日も面会時間の始まりから最終までずっと付き添って居た。
    当の彼氏は足の怪我だったので割りと元気で退屈だから来てーみたいな感じだったんだけど、ある日から「◯時くらいに来て」って時間指定されるようになった。
    おかしい…。実は元彼女がお見舞いに来るようになってたんだよね。指定された時間に行っても、まだ部屋にいて、私は病棟の廊下の隅にある談話コーナーみたいなところで1人ポツンと待つこともあった。
     
    何だかとても屈辱感を覚えた。別れたくせに何なの?って憤りもあった。
     
    こういう時って、色んな人の話を聞くと、女性は相手の女性を憎むことが多くて女性に何かしたりすることがあるらしいんだけど、私は違ったんだ。
     
    ある日、お見舞いに行く前に電話で彼氏と喧嘩になって、我慢していた気持ちが爆発したの。「今から刺しに行くから」「警察呼びたきゃ呼べばいい」「もうどうなってもいい」って電話を切った。
     
     
    ◆初めての感情
     
    そう。いつもなら自分に危害を加えて我慢するんだけど、本当にこの時は我慢出来なかった。彼氏も入院でストレスが溜まっていて売り言葉に買い言葉だったのかもしれない。
    正直、会話の内容は覚えていないほど怒りの気持ちでいっぱいだった。
    いつも自分を傷付けるための刃物は持っていたけど、この時はわざわざホームセンターで新しいものを買って病院へ行った。…んだけど、病院に着く頃には少しクールダウンしてしまっていたんだよね。
     
    恐ろしいことに大きな刃物と小さな刃物二つを買っていたんだけど、大きなものは車に置いて、小さなものだけをポケットに忍ばせて彼氏の病室に向かった。
     
    ところが、彼氏の病室のベッドは空っぽ。
    呆然としていると、病院の名札を付けたスーツ姿のおじさんが話しかけて来た。
    別室に連れて行かれて、話を聞いてくれた。これは本当に「お説教」じゃなくてカウンセリングみたいな感じだった。
     
    少々クールダウンしていたのもあって、素直におじさんに話をした。
    どれくらい時間が経っただろうか。警官が四人ほど部屋に入って来た。
    「捕まるんだなー」とぼんやり思っていたら、おじさんと警官が何やら話をして、「刃物は持ってる?」と警官に聞かれたので、持っていたものを素直に出した。「これは預かっておくね。もうこんなことしちゃダメだよ」と言って警官たちは引き上げて行った。呆気にとられる私。
     
    病院側としても大げさにはしたくなかったんだろうけど、私はおじさんに救われた。
     
    初めての他害衝動だった。
     
    彼氏にしてみれば、構ってちゃんの「死にたい」発言じゃなくて、実際に何度も、それは本当に死んでしまうよ!って事をやらかしてきた私なので、口だけじゃなくて実行に移す=命の危険を感じたのかもしれないね。
    それとともに、少しは反省してくれたみたいだった。
     
    だから、今でも一緒に居られるのかな。
    普通だったら、あの時点でお別れだよね?あれ以来彼氏に危害を加えようと思ったことは一度もないよ!