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[実録!ヤンデレみかの恋愛白書]好きになった人は超自由人

  • 2014年09月05日  篠田 みか  



    この日本では認められていないけど一夫多妻を夢見る…わけではなく、常に3人以上〈彼女〉が居て、それぞれが仲良し。っていう生活をしてきた彼と出会い付き合うことに。仕事も手伝いながら納得出来ない日々を送る私。最初は好きではなかったのに、どんどん惹かれていってしまう自分にも困惑。
    そんな中起こった事件。
     
     
    ◆彼は自由人。でも私は歩み寄れない
     
    一夫多妻とか冗談じゃない。嫉妬深い私は当然他の〈彼女〉達とは仲良くなれるはずなどなかった。そんな考えはイヤだったし、彼にも言ったりしてたんだけど、「お前が1番だから。」って言葉と実際に一緒に暮らし始めて、他の〈彼女〉達との関係が薄くなり出した事で有耶無耶にされてた。
     
    そんな時、彼がバイクの事故で入院した事が事件の始まりとなる。
     
     
    ◆ヤンデレのヤミ発動
     
    彼が入院してから、〈彼女〉はすごく頻繁にお見舞いに来るようになった。元が自由人な彼なんで隠すこと無く彼女が来たことは私に言うし、バッティングした事もあった。
    そんな時は彼に怒られたくない&嫌われたくない感情が動いて、彼女が帰るまで待合で待ってたりして、最初は大人しくしてたんだけど・・・。
    ある日、突然耐えられなくなった。
     
    彼の携帯から〈彼女〉のアドレスをコピーして、嫌がらせのメールを始めたの。
     
     
    ◆しかし〈彼女〉は慣れっこだった
     
    さすが、元カノだけあって、そんな事には慣れているようで、彼にチクるでもなく、返信も着拒もなく目に見える反応がないまま数日が過ぎていった。
    共通の友人に相談しても「あいつが1番信頼して傍に置いておきたいのはお前だからそんなに心配するな。」と。でもそんな頃には誰の言葉も信じられなくて落ち込む毎日。彼のお見舞いには毎日欠かさず笑顔で行っていたけど、心の中のヤミは大きくなるばかり。
     
    ある日。私は自分に火を付けた。
     
     
    ◆命がけの抗議!?
     
    ちょうど春先で、家にヒーターの灯油が残ってた。それをお風呂場で手足にかけて、火を付けた・・・らしい。
    実際は記憶にない。あまりの熱さと痛さに我に返って、自分で救急車を呼んだ。
    火傷は大したことなくて、数日様子を見る程度の入院で済んだ。我に返ってしまってこの程度で済ませてしまうとは情けないな・・・とか思いつつも、ちょっと反省。
    この時搬送された病院が偶然にも彼が入院している病院だった。担当医まで同じ。医師はこのことを彼にどう言えばいいか悩んでいたから、「仕事のこともあるし、怪我して数日入院するよって言っておいて欲しい。」と頼んだ。
     
    こんなことしでかして、彼と合わせる顔がないなぁって思ってたんだけど・・・。
     
     
    ◆これで終わりかと思いきや
     
    それからは、何かの力が働いたのか、医師も驚くほどの回復力ですぐに退院。その経過は医師から彼に伝わっていたようですぐに心配しているとメールが来た。外出は日焼け防止のために限られていたから、まだまだお見舞いには行けなかったけど会えない時間はメールや電話で繋がっていた。
     
    彼は優しくしてくれるし、このまま上手く行くと思ってた・・・んだけどね。
     
     
    ◆やっぱり自由人は自由人
     
    本当に誰もが驚く回復力でマスク着用の条件のもと昼間も外出許可が出た。それからは毎日欠かさずお見舞いに行った。でも現実には私がお見舞いに行けなかった間も私が知らなかっただけで〈彼女〉はお見舞いに来ていた。
    結局、火を付ける前と変わらないモヤモヤした日々が続いていた。
     
    その日は朝からメールで彼と〈彼女〉について言い合いになってしまって・・・お見舞いに来るなと言えない彼に怒りの矛先が向いてしまい、また私の中でヤミが大きく膨らんでしまった。
     
     
    ◆危うく犯罪者に
     
    そのメールのやり取りで「今から行って刺すよ?あなたを刺して私も死ぬから。」「警察呼びたいなら呼べばいい。首洗って待ってな!」的なことを言い、大きなカッターを隠し持ち病院へ向かったの。
    本当は病院へ着く頃には少し冷静になってて、カッターを車に置いていくかどうか悩んだ。でも、イヤなものはイヤだったし口だけだと思われるのも癪だったからカバンに忍ばせて病室へ向かった。
    病室まで来たら彼が居ない。ベッドごと居ない。
     
    背後から病院関係者であろう初老の男性に声を掛けられた。
     
     
    ◆諭されてしまった
     
    その人は、病院の相談室の偉い人だった。色々話を聞いてくれて、まるで心理士さんのようだった。洗いざらい話してカッターを男性に渡したところで警官が4・5人登場。あぁ捕まるんだなーって覚悟したら、男性が警官にカッターを渡して「もう大丈夫ですから。」とニッコリ。おじさん警官に少々お説教され「すみませんでした。」と謝ったらすんなり帰って行った。
    当日は彼には会わずに帰ることに。
     
     
    ◆それからどうなったかって?
     
    何故か彼が強制退院させられる事に。問題の種は彼にあり!ってことかな?勝った!って思ったけどその後しばらく彼とは会わない、会えない日が続いた。このままフェードアウトかな?って思っていたら彼から連絡が来た。「バイク直すから手伝ってくれない?」って。まるで何事も無かったかのように。
     
    こんな私のどこがいいんだか。それから他の〈彼女〉とは切れて、私だけと一緒にいるよ。
    ヤンデレは癖になるらしい(笑)